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1等・前後賞合わせて5億円という、宝くじ史上最高の賞金額に設定されて話題になっていた「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」(第617回全国自治宝くじ)。先頃、抽選が行われましたが、なんと5億円当せんが被災地である福島県南相馬市の宝くじ売り場から出たんです! 被災地に元気と希望をもたらす明るい話題というわけで、さっそくその売り場を直撃しました。

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収益金の一部が東日本大震災の被災地復興に役立てられるとして注目を集めていた今回のグリーンジャンボですが、総務省の発表によれば、売上は当初見込みの660億円を大きく上回る1102億円に達したとのこと。そのなかから復興支援に150億円が充てられることになり、被災地にとっても喜ばしい結果となりました。

そしてさらに、高額当せんが被災地の売り場から出たとの報せが! 中でも、福島県南相馬市鹿島区のホームセンター「ダイユーエイト鹿島店」の宝くじ売り場からは、1等と前後賞合わせて5億円の当せんが出ました。

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津波による被害に加えて、現在も放射能汚染の脅威にさらされている南相馬市。震災直後には町のそこここで見られた倒壊家屋や道路の損壊などはある程度、修復されたり片付けられたために、一見しただけだと人々は平常通りの生活を取り戻したかのようにも感じられますが、周囲を見渡せば、工事車両や作業員の姿があちこちに見られ、仮設住宅が建ち並び、また、南相馬市に隣接する飯舘村では現在も放射能の影響による全住民の村外避難の状態が続いています。タクシーの運転手さんによれば、観光客も激減しておりタクシー業界も閑古鳥が鳴いているとのこと。まだまだ至るところに震災の傷跡を色濃く残しています。

そんな南相馬市の北東部、常磐線・鹿島駅の程近くにある同宝くじ売り場。この店をほぼ一人で切り盛りしているという店員の塩沼さんは、今回の高額当せんが出たことに、「ビックリですね。聞いたときは『まさか、そんなワケはない』って思いました。自分でも宝くじを買っていたので、思わず自分の番号をみちゃいましたけど(笑)」と満面の笑み。

周囲の宝くじ売り場はまだ閉じているところが多いこともあり、震災直後から営業しているこちらの売り場は売上を伸ばしているそうですが、特に今回のグリーンジャンボは前年度よりも数倍の売れ行きだったそう。「"復興支援"ということで『当たらなくてもいいや』と買っていく人が多かったですね」と塩沼さん。5億円がどんな人に当たったのかは分からないとのことでしたが、普段の客層をうかがうと「この辺りは、津波の避難民のための仮設住宅もあるし、放射能の避難民用の仮設住宅もあるんですよ。だから地元の人たちだけじゃなく、そういう避難民の方々も多いようですね」とのこと。「(震災で被害を受けた人に)当たってくれたら良いな、と思っていたので」と、売り場から5億円当せんが出た喜びをうれしそうに語ってくれました。

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"5億円当せんを売った"ということで、塩沼さんも周囲から「おめでとう」と声を掛けられることが多いのだそう。そんな幸運の女神に筆者もぜひあやかりたいと、ついでに"当たりやすい宝くじの買い方"をうかがってみたところ、「ごめんなさい、ないと思います......っていうと売れないんですけど(笑)」と困り顔の塩沼さん。それでも、「お客さんはよく『欲しい、って思ったときに買うと当たるよ』と言いますね」と、アドバイスをいただきました。やはり、当たる方法はひたすら「買う」しかないってことですね......。

(取材・撮影/H14+HEW)


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