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東京・新宿にある映画館『新宿武蔵野館』。女性向けの洋画からインディペンデント系のミニシアター作品など幅広い作品を上映している映画館だが、こだわりの上映作品ばかりでなく、そのレトロな雰囲気の内装や、映画に合わせて趣向を凝らしたユニークな展示物も人気だ。今回は、同館の展示物を担当する興業部長の小畑さんに、その一風変わった展示や催しについて話をうかがった。

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取材当日は、館内に入るやいなや、4月21日より上映のスパイ映画『裏切りのサーカス』にちなんだ展示物が目に飛び込んできた。展示パネルの中心には水槽があり、その中には「ファイヤー・スパイニーイール」(トゲウナギの一種)と、「クラウンローチ」(ドジョウの一種)という熱帯魚が......。

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ファイヤー・スパイニーイール


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クラウンローチ


「スパイを扱った作品」ということで、「ファイヤー・"スパイ"ニーイール」を、『裏切りの"サーカス"』からピエロ(クラウン)を連想し「"クラウン"・ローチ」をチョイスしたそう。あまりの完成度の高さに、本編にも水槽なり熱帯魚なりが登場するのかと勘違いしてしまうほどだが、本編の内容とは関係なく、遊び心で作った、とのこと。そんなユニークな仕掛けが、来場した観客を迎えてくれるというわけだ。

もともと広告代理店で百貨店のイベントを手掛けていたという小畑さん。「ご来場のお客様に楽しんでいただける空間を作りたかった」と、2008年『西の魔女が死んだ』の公開に合わせて劇場の壁面に本編をイメージした森を作ったのがきっかけで、今のようなユニークかつインパクトがある展示を行うようになったそう。水槽を扱った展示は『裏切りのサーカス』で19作目。水槽の前で足を止める観客も多く、ちょっとした癒やしスポットとして好評だ。

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同館の展示を見た観客の評判をうかがうと「記念撮影をされたり、展示を見て後日その作品を見にくる観客も少なくない」とのこと。やはりこの展示全体を楽しみにしているというコアなファンもいるそうで、映画の配給会社からは「当社の作品をぜひ水槽で扱って欲しい」や「撮影時の衣装などを用意するのでぜひ飾って欲しい」と要望も寄せられるほどだ。

そこで、これまでに人気の高かった展示ベスト3をうかがった。

■1位 『きみはペット』
大人気韓国俳優、チャン・グンソクのパネルの隣に立ち、相合傘をしている風に記念写真が撮れるというもの。行列ができた上、北海道から来た観客もいたそう。

■2位 『処刑人2』
撮影のときに使った小道具を展示。上演最終日にはポスターやパネルを観客にプレゼントする抽選会を実施。平日にも関わらず満席に。

■3位 『イップ・マン』
木人(もくじん)を展示。子どもから大人まで打ったり蹴ったりして大好評。

ディレクションからセッティングまで館内のすべての展示を手掛ける小畑さんは「どの作品に対しても全力を注いでいます」と熱弁。最後に、これから行う予定の展示や、今後やっていきたい催しについてもうかがってみたが「それは、ぜひお楽しみにしてください」とのこと。また「オリジナル性を発揮していきたいので、他館がやらない事、考えない事、配給会社の人を驚かせるような事を今後もしていきたい!」と意気込みを語ってくれた。

なお、『裏切りのサーカス』は4月21日(土)~5月下旬の期間で上映。
興味がある方は、この機会にぜひ!

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(取材・撮影/赤木一之@H14+HEW)

<データ>
新宿武蔵野館
住所 東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階
電話 03-3354-5670
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