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話題の映画『ヘルタースケルター』の初日舞台あいさつが14日に都内で行われ、主演の沢尻エリカら出演者と監督の蜷川実花が登壇。撮影の裏話を披露しながら、映画の魅力をアピールした。
沢尻にとっては、希代のスキャンダル女優としてマスコミに取り沙汰されるきっかけになった例の「別に」発言以来、5年ぶりとなる舞台あいさつだ。また、公の場に姿を見せるのは、今年2月の本作品の制作発表以来。その後もウソかホントか、撮影中の奔放な行動を含め、さまざまなゴシップが報じられるなど、何かとマスコミをにぎわせてきた彼女だけに取材のマスコミの数も尋常ではなく、「舞台あいさつももう何十回目になるけど、こんなにカメラ(のシャッター)の音がするの初めてだよ」と共演者として、舞台あいさつに参加した哀川翔を驚かせたほどだった。

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ご存じの通り、今年5月に一時休養を発表。今月5日に行われた本作品の完成報告試写会も主演にも関わらず欠席していた沢尻だけに今回の舞台あいさつも本当に来るのか? と疑われていたが、舞台あいさつの前日、芸能活動再開を発表。今後の芸能活動が危ぶまれているとも言われていた沢尻が再起を賭けた本作品の舞台あいさつで、何を言うのか、あるいは今回はどんなネタを提供してくれるのか、とマスコミの注目が集まっていた。

舞台あいさつが始まる前から取材陣の間にはただならぬ熱気が漂い、音声チェックでトラブルが発生すると、どこからか「呪いか?(笑)」という声が聞こえてきた。くしくも例の「別に」発言と同じ劇場である。
そして、舞台あいさつがスタート。

「この映画は7年前からずっとやりたくてやりたくて。やっと今日、初日を迎えられました。その時に隣にエリカがいるのは本当にうれしいです」と語った蜷川に続いて、あいさつを求められた沢尻が激しいフラッシュに気圧されたのか、一瞬、言葉に詰まると、客席から「エリカ様!」と声援が飛んだ。それがきっかけになった。

沢尻は「超キンチョーしてる(笑)」と第一声を放つと、ほっとしたようにほほえみ、「5年ぶりの作品です。ここに来られてうれしいです」と続けた。その後、哀川翔、大森南朋、窪塚洋介、綾野剛ら共演者の軽妙なコメントが会場の空気を和ませ、自分のペースをつかんだ沢尻はお気に入りのシーンを尋ねられると、「私の好きなシーンがカットされてた(笑)。試写を見た時、あれ、ない!って思って。がっつりなくなってた」と暴露。それには蜷川も「ごめん」と苦笑。しかし、エリカ様らしい発言に観客は大喜び。
「いいシーンだったんですよ」と沢尻が蜷川を責めつづけると、「DVDの特典で入ると思います」と蜷川も気の利いたコメントで応酬。気を良くした沢尻は「気づいた人いるかな? りりこの部屋にいつもクマの人形がいるんだけど。あれコスモって言うんだけど、エリカの私物で、コスモも絶対(映画に)出したいと思って、いつも実花さんに内緒で部屋の隅に置いたりして、何シーンか出てきてる」と多弁に撮影の裏話を披露。
「私が気づかなければ、置いてもいいよってことにしてたんだけど、何シーンかヤラれてるところがあって。けっこう重要なシーンにクマがいたりするんですよ(笑)」と沢尻の言葉に応える蜷川とのやり取りは、どこかガールズトークっぽい雰囲気も感じられ、2人の間の信頼関係がうかがえた。

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蜷川が沢尻を甘やかしているせいで、撮影中、沢尻はやりたい放題だったというゴシップが報じられたこともあったが、「この作品と、りりこ(という役)には撮影している時から真剣に向き合い、自分の魂を削って作った作品です」と語った沢尻の様子からは以前のような驕(おご)りは感じられなかった。

りりこの恋人役の御曹司を演じた窪塚は「倒錯しちゃうと言うか、エリカとりりこが最後混ざっちゃって、エリコ! みたいになっちゃって(笑)」というエピソードを紹介したうえで、「それぐらい(自分と役柄が一つになって)倒錯しちゃうのは役者冥利に尽きる。撮影中、よく言ってたんですけど、(この役を)よく受けた。それもがっちり演じて素晴らしいって。上から目線みたいに言ってるけど、大分端っこのほうから言ってるんで。端から目線なんで(笑)」と魂を削ったという沢尻の演技を絶賛した。

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そんな沢尻が会見中、「欲望だけが真実!」という映画のキャッチコピーにちなんだ「今一番、手に入れたいものは?」という質問に対し、ポツリと「透明人間になりたいです」と答えていたのが印象的だった。沢尻がこれまでさまざまなスキャンダルとともにマスコミをにぎわせたことを思えば、沢尻のこの返答は正直、若干の食い足りなさは否めなかったものの、どこか「脱スキャンダル」を望む気持ちが素直に表れたものだったようにも聞こえたからだ。

思えば、沢尻のみならず、戸田恵利香と熱愛を報じられた綾野剛、離婚した窪塚洋介と、芸能マスコミ的には今話題の人たちが顔をそろえていたにもかかわらず、それらがほとんどと言っていいくらい話題にならなかったことは逆に「エリカ様」のカリスマがまだまだ衰えていないことを改めて印象づけた。

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映画『ヘルタースケルター』公式サイト


◆GYAO!「ヘルタースケルター 特集」はコチラ>>
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(取材・撮影/山口智男@H14+HEW)

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