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いま、マンガ、アニメ界でブームとなっている"百合"とは? もちろんお花のことではなく、女性同士の恋愛やそれに近い友情を描いたジャンル、いわゆるガールズラブのことなんです。もともと女子向けのマンガですが、最近では男子でもハマる人が増えているのだとか。いったい何が、男子の心を引きつけているのでしょうか?

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■「ピュアなイメージがある」(25歳・企画)

 女性同士の繊細な感情や言葉のやり取りに憧れるという意見。文学的な耽美(たんび)さみたいなものを感じているってことでしょうか? 確かに、腹黒さ全開とか足の引っ張り合いみたいな女性の汚い部分は少なそうな感じもしますね。『青い花』(志村貴子/太田出版)は、比較的こういったイメージと近い部分があるので、女性にもオススメ。女子にピュアさを求める男子ほど"百合"にハマりやすいのかもしれません。

■「禁断の世界をのぞき見する感覚」(26歳・事務)

 男子禁制の空間で繰り広げられるあれやこれや、という妄想をかき立てるシチュエーションもポイントのひとつのよう。「男である自分にはどうやってもわからない、けどそこがたまらない!」「自分が入れない空間をガラス越しに指をくわえてみている感覚だ」と熱いコメントをくれた男性もいました。女子校経験者からすれば、なんてことないものなんですがね......。"百合"もののバイブルと呼ばれる『マリア様が見てる』(著・今野緒雪、イラスト・ひびき玲音/コバルト文庫)がまさに、こんな作品。憧れのお姉さまとのめくるめく恋模様もさることながら、ミッションスクールを舞台にした乙女的世界も炸裂(さくれつ)しています。

■「微笑ましくて、かわいい」(30歳・営業)

 "百合"とはいっても、セックスありのハードなものから、キャッキャウフフしてる(※仲良くしている)だけのソフトなものまで中身はさまざま。特に後者の人気は高く、現在テレビアニメ第2期が放映中の『ゆるゆり』などはその典型といえるでしょう。絵柄もかわいらしいことから、子猫がじゃれあっているのをみて「かわいい~」と思うような感覚に近いのかもしれません。

■「他の男に寝取られない安心感」(28歳・販売)

 "百合"ものにはその成り立ち上、男性キャラがあまり登場しないものが多いです。さらに恋愛対象も女性となると、男子が介入しないというのが大前提。好きなキャラクターが、イケメンキャラといつのまにか相思相愛に......という展開に、何度となく夢を打ち砕かれてきた男子には、"百合"は確かに100パーセント安全と言えるでしょう。それにしても、同じ寝取られるでも、女子ならOK! って、ある意味潔いかんじもします。

 こうしてみると"百合"好きな男子には、多かれ少なかれ女子を美化したい気持ちが、関係しているようです。彼らをそうさせるほど現実の女子がヒドイとなると、なんだか申し訳ない気もしますが、要は女の子同士でしているさりげないスキンシップをみて、意外とドキドキしている男子もいるかもしれないってことですよ! そんな彼らに興味がわいた人には、百合好き男子の苦悩を描いたコミック『百合男子』(倉田嘘/一迅社)もオススメです。

(板橋不死子+プレスラボ)

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