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洋画が日本で上映されるにあたって配給会社が考える"映画の邦題"。そのままカタカナになる場合も多いけど、中には「なぜ、こんな翻訳に!?」と頭をひねりたくなるものや、「よくぞこう訳してくださいました!」といいたくなる"ナイス邦題"もありますよね。おもしろ邦題をピックアップしてみました!

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※画像は、 Yahooショッピングのキャプチャーです。

まずは邦題『愛は霧のかなたに』。シガニー・ウィーバーが主演のこの映画、原題はなんと『Gorillas in the Mist』(霧の中のゴリラたち)...って"霧"しか合ってない! しかもゴリラ? ベッタベタの悲恋モノを想像したのに、ゴリラ?
実はこれ、ゴリラの保護に命をかけた研究者の実話を映画化したもの。まさか、"愛"を向ける相手がゴリラとは...絶対に予想できないですね。

でも、こういう"愛"や"恋する"て言葉を使って、女子ウケを狙ったものって、昔からけっこう多いですよね?

◆『An Officer and a Gentleman』(士官と紳士)=『愛と青春の旅立ち』
リチャード・ギアの出世作ともいえる名作ですが、愛...愛はどこにあるの? まあ、『士官と紳士』じゃ見に行かないかもだけど...。

◆『Out of Africa』(アフリカから)→『愛と哀しみの果て』
アフリカの大地に魅せられてコーヒー園を経営する1人の女性の恋と仕事の波乱の半生。うーん、ひと言、アフリカっていれてもよかったんじゃない?

◆『It's Complicated』(それは複雑になります)→『恋するベーカリー』
まあ、主人公はパン屋を経営していますが、基本的には別れた夫婦がヨリを戻しちゃって悩んじゃうって話なわけで、爽やかなタイトルに反して、けっこうドロドロ...。

◆『Adam』→『恋する宇宙』
天体に詳しいアスペルガー症候群の男性=アダムが主人公ですから、まあ、あたらずとも遠からずという印象ではありますが...。

実は、洋画のタイトルが"主人公の名前"ってパターンはすごく多いですよね。それじゃ、内容が伝わらないってことで、日本の配給会社は苦労するんですけど。

しかし、なんと、その反対パターンを行っちゃったのが、シルベスタ・スタローン主演で日本でもファンの多い『ランボー』。原題は『First Blood』(最初の流血)で、意訳しても"最初に仕掛けた側"という意味ですが、主人公の名前が邦題になってしまいました。
しかも、その邦題の評判がいいということで、アメリカでもシリーズ2で『Rambo: First Blood Part II』、シリーズ3では『Rambo III』というタイトルになったとか。日本がアメリカ流で邦題を考えて人気を得て、タイトルが逆輸入されたパターン?

主人公の名前をタイトルにしているパターンの中で、ちょっとした翻訳の"事故"(!?)が起きちゃったのが、『プライベートライアン』。原題は『Saving private Ryan』。え? ライアンの個人的領域を守る?「ライアンって秘密主義なのかな?」などと思ってしまいますが、問題は"private"という言葉の翻訳。アメリカで"private"はなんと軍隊の"二等兵"という意味もあり、直訳すれば"ライアン二等兵を救出せよ"みたいな感じ。うーん、日本であんまり知られていない訳語をタイトルにしちゃうあたりにムムム...? な疑問。

さらに、作品にとってこんな"お気の毒"な例も。

◆『Napoleon Dynamite』(ナポレオン・ダイナマイト)という、主人公の名前をタイトルにしたアメリカの映画(劇場未公開)が、日本でビデオ化される際に『バス男』という邦題になりました。
って、この時期...ちょうど日本で『電車男』が人気を博していたんですね...(悲)。
主人公はバス通学はしているものの、『電車男』とは似て非なる学園物語。販促目的であることが、ムンムンにただよっているわけです。実際は、ほのぼのとしたなかなかいいストーリーらしいですよ。

さらに、スティーブン・セガールのアクション映画シリーズとして有名な、『沈黙の戦艦』をはじめとする一連の"沈黙シリーズも"、タイトルに一切"沈黙"ははいっておりませんのであしからず。
◆『Under Siege』(包囲の下で)→『沈黙の戦艦』
◆『Fire Down Below』(下に発射する)→『沈黙の断崖』
◆『The Patriot』(愛国者)→『沈黙の陰謀』
...などなど

とはいえ、秀逸な邦題もけっこうあるのですよね。以下、いくつか羅列しましょう。

◆『Basic Instinct』(基礎的な本能)→『氷の微笑』
あの、戸田奈津子さんがよい邦題だと褒めたらしい。

◆『Les Quatre cents coups』(四百回の殴打)→『大人はわかってくれない』
伝説のおしゃれ映画になったのは、この邦題であったからこそ?

◆『Kramer vs. Kramer』(クレーマー対クレーマー)→『クレイマー、クレイマー』
原題どおりだと、裁判中ってわかっちゃうし。

◆『Apocalypse Now』(黙示、なう?)→『地獄の黙示録』
圧倒的に邦題、かっこよくなってるでしょ!

◆『The Evil Dead』(有害な死者?)→『死霊のはらわた』
邦題のほうが、絶対見たくなる!!

◆『The Thing』(もの)→『遊星からの物体X』
配給会社の方の想像力に拍手~!

最後に「もっとがんばって欲しかったで賞」。
◆『Syriana』(中東の架空の国の名前)→『シリアナ』
ジョージ・クルーニーとマット・ディモンが共演した中東の石油利権をめぐる群像劇らしいけど...これ、誤解されないでしょうか?(爆) もっと、わかりやすい邦題をつけてもよかったかもね!

参照元:暇つぶしニュース

(文/子田聖子@HEW)

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