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何かと話題のNHK連続テレビ小説(通称「朝ドラ」)「純と愛」。今回は、今までの朝ドラの形を打ち破った「純と愛」と、人気歴代朝ドラを比較していきましょう。

サムネイル

まずは、「純と愛」の視聴率から見ていきましょう。

10月1日の初回視聴率は19.8%。

なかなかいい出だしです。人気だった前回の朝ドラ「梅ちゃん先生」からの視聴者がついてきた結果かもしれませんね。

そして、ここ10年間の平均視聴率ベスト5位がこちら。

1位 2002年 さくら 23.3
2位 2003年 こころ 21.3
3位 2012年 梅ちゃん先生 20.7
   2002年 まんてん 20.7%
5位 2007年 どんど晴れ 19.4%
   2006年 純情きらり 19.4%

「梅ちゃん先生」の人気は、やはりすごかったんですね。残念ながら最下位になってしまったのは、2009年の「つばさ」で13.8%。1位との差は約10%にもおよびます。この数字からもわかるように、朝ドラは視聴者が"見るか見ないか"をかなり判断しているドラマともいえますね。

さて、初回は順調に始まった「純と愛」ですが、

10月10日、12日 18.6%
10月15日 19.4%
10月25日 18%
11月2日 17.5%

と、やや下降気味......。

ネットでは

「朝ドラっていうより、昼ドラみたい。ドロドロしてる」
「なんだかオカルト系の朝ドラ」
「純(主人公)の男の子言葉が気にいらない」

と辛辣な意見も出ています。

その一つの要因が"朝ドラの王道から外れている"という点。たとえば、朝ドラのヒロイン。「素直で純粋で頑張り屋さん」というイメージを持っている人が多い中、「純と愛」のヒロイン・純は"ケンカっぱやく勝ち気な性格"なんです。

ほかにも

・純の恋人・愛(いとし)は、人の顔を見るとその人の本性が見えてしまうという特殊能力の持ち主
・そのため、愛は職を転々とする。
・純と愛の結婚の話では、名字をどっちにするかという現代らしい会話が出る

などなど。王道の朝ドラを期待していた人にとっては、衝撃的なものばかりですね。

なぜ、今回の「純と愛」がこういった朝ドラの王道から外れているかというと、実は今回の脚本家は、大人気を博した「家政婦のミタ」の遊川和彦氏なんです。NHKが2年越しで口説き落としたそうで、王道の朝ドラのイメージを壊してほしいという意図もあったのかもしれません。その結果、残念ながら現状では視聴率がそれほど上がっていません。

ただ、このドロドロ(?)の展開に賛成する意見も見られます。

「全体的になんだか下手くそなんだけど、なかなかいい心情が描けている」
「純の揺れる胸の内が目に見えるようで素晴らしかった」
「ほんとうにぶつかる人間の心と心。そうそう、こういう朝ドラを待ってたんだよ」
「このドラマの登場人物みんなどこか不器用で...胸に来る」

ドロドロさせることで、人の深層心理をより詳しく描いているのかもしれませんね。たしかに設定には特殊能力など非現実的とも思われる部分もありますが、現実的な人生の厳しさも度々出てきます。

はたして、視聴率40%をたたきだした人気脚本家は、朝ドラでも革命を起こせるのでしょうか。賛否両論な朝ドラの、今後の展開に期待したいところですね。

参照元:ビデオリサーチTwitter「#純と愛」

(文/金潤雅@HEW)

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