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猫好き、動物好きに人気の高い「猫マンガ」。しかし、一口に「猫マンガ」と言っても、その内容はギャグから感動大作までさまざま。ほっこりゆるーい猫マンガも癒やされますが、ときには心をザワザワ動かされたり、考えさせられたりするような「猫マンガ」はいかがでしょうか。そこで、猫とマンガを愛する人たちに「感動する猫マンガ」を聞いてみました。

■『クロ號』(杉作/講談社)

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※画像はYahooショッピングのキャプチャーです。


「ほのぼのしていたかと思えば、ふいに猫社会の厳しさや哀しさも表現されていて、うっかり涙ぐむ場面も多数。ベタベタに甘い話は苦手なので、これは人間と一定の距離感があるのもいい」(27歳/男性)

飼い猫のクロと妹チン子を中心に、町の猫と人間たちが繰り広げる日常ドラマ。元プロボクサーだった作者自身の飼い猫がモデルで、『クロ號』誕生秘話を描いた『猫なんかよんでもこない。』(実業之日本社)も話題に。

■『カボチャの冒険』(五十嵐大介/竹書房)

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「都会生まれの家猫が、狩りをして野良とケンカして、自然の中でだんだんたくましく野生化していくのがかっこいい。家猫は長生きするっていうけど、こういう暮らしの方が猫は幸せなのかなと考えさせられました」(28歳/女性)

地方の山あいに移り住み、農業をしながらマンガを描いていた作者が、飼っている猫のカボチャを主人公に描いたエッセイマンガ。田舎暮らしの現実も垣間見えます。

■『猫も寝てはならぬ』(サライネス/講談社)
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「ロシアンブルーの"利休之助"の気ままっぷりに、人間たちが振り回されているように見えるけど、利休はちゃんと猫の仕事をしているだけ。実は猫が一番冷静に人間観察しているのかも。人間関係の新しい視点を気づかせてくれたマンガ」(32歳/男性)

とあるデザイン事務所が舞台のゆるい群像劇『誰も寝てはならぬ』(講談社)の、猫登場回だけを選り抜いた作品集。確かに猫ってじーっと人を観察していることありますよね。

■『化け猫あんずちゃん』(いましろたかし/講談社)

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「原付無免で捕まったり、たまにマッサージやテキ屋でバイトしたり、化け猫というよりまるで"ニート"のあんずちゃん。でも猫らしく気まぐれで、それでいて人間臭い。こんなおっさん見たことある気がするし、小学生男子みたいな言動もするし、自分に重なる部分もある」(28歳/女性)

寺の住職に拾われ大事に育てられた猫が、30数年後、立派な化け猫あんずちゃんとして成長。そのあんずちゃんのだらだらした毎日を描いています。こんなゆるいマンガが少年向けコミック誌で連載されていたというのが不思議。

■『猫楠 南方熊楠の生涯』(水木しげる/角川書店)

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「たぶん初めて読む人は、水木先生独特の妖怪的描写も相まって、破天荒すぎる主人公・熊楠の生きざまに引くと思うんですが、それを猫の存在が若干和らげています。かわいくないけど......。南方熊楠くらいの奇人だったら、本当に猫と意思疎通できてたんじゃないですかね」(33歳/出版)

博物学者、菌類学者である南方熊楠の生涯が、話す飼い猫「猫楠」の目を通して語られる伝記的マンガ。あまりに人並みはずれた熊楠の思考を猫楠が解説してくれます。

■『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』(伊藤潤二/講談社)

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「婚約者の猫"よん"を『呪い顔の猫』と呼んだり、妖怪風に描いたり、こんなにかわいくない猫マンガは見たこと無いかも(笑)。だんだん猫派になっていくのに、なかなかなついてもらえず、猫の気を引こうと画策するJ氏が一番かわいい」(29歳/女性)

猫派の婚約者の希望で2匹の猫を飼い始めた、犬派のホラーマンガ家J。猫との日々をホラータッチで描くエッセイ・ギャグマンガ。怖くない伊藤潤二作品なのも珍しい!


猫のつかみ所のないキャラクターやミステリアスな行動が、人間たちに何かを考えさせるきっかけになっているのかもしれません。猫好きならずとも読んでほしい「猫マンガ」たち。きっと猫派のあなたも、犬派のあなたも、心揺さぶられるはずですよ。

(草苅敦子+プレスラボ)

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