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野球の名門・帝京高校で出会い1980年にコンビ結成後、絶大な人気を誇ってきたお笑いコンビ「とんねるず」。現在も『ハレバレとんねるず 略してテレとん』(テレビ東京)や『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)などに出演中で、その勢いは衰えない。入れ替わりが激しいお笑い界で、彼らが売れ続ける理由は一体何なのだろうか。

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■今も変わらぬ「奇跡への期待」
「とんねるず」はお笑い第三世代として、コンビ結成から32年経った今でも相変わらずの人気を博している。

お笑いだけではなく、彼らが歌った『ガラガラヘビがやってくる』は言わずと知れた大ヒット曲で、セールスは140万枚を超えた。お笑い芸人歴代CD総売上枚数は20年後の現在でも1位。さらには石橋貴明はハリウッド映画『メジャーリーグ2』『メジャーリーグ3』、『悪魔たち、天使たち』に役者として抜擢(ばってき)されたという輝かしい実績を持つ。

とんねるずが人気を保つ理由は、もちろんそれだけではない。
もはや業界で知らぬものはいない、1985年のテレビカメラ倒壊事件。『一気!』を熱唱中に1500万円のテレビカメラを倒壊させたという逸話は、いまだに業界で語り継がれている。

とんねるずには、大事を成し遂げてしまう運のよさと、「伝説」という言葉がつきものなのだ。


■他芸人に戦略的に絡む、お笑い過激派・石橋貴明
特に目立つのが石橋貴明の、他芸人への戦略的な絡み、「ぶっ込み」だ。
めちゃイケ16周年スペシャルにナイナイ岡村隆史とのホールインワン対決の相手として出演。幾度となくピンそばに寄せるスーパーショットを見せ、先述の「奇跡への期待」を演出してみせた。

以前当サイトでもその魅力を紹介(※1)した設楽統と日村勇紀のコンビ・バナナマンのラジオ番組にも2011年12月23日、突然乱入した。これぞ石橋の伝家の宝刀「ぶっ込み」である。パーソナリティのバナナマンと当初のゲストだったサンドウィッチマン、そしてリスナーたちはその急すぎるサプライズに度肝を抜かれた。それに感化されて大のとんねるずファン、ダイノジ大地もなぜかスタジオに登場するという、おいしい事態へと発展した。

また、ラジオ本編終了後のポッドキャストでは『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の最終回で視聴率が40%を記録したことに言及。石橋は「テレビだってラジオだって、まだまだ捨てちゃいけないメディア」だと熱弁した。

30年以上芸能界に身を置き続けてもなお、自ら体を張ってメディアを盛り上げ、その姿に共鳴するあらゆる人々を巻き込んでしまう求心力が石橋には備わっているといえる。

■マルチな活躍を見せる、センスの塊・木梨憲武
そんな石橋に「今でもナンバーワン」と言わしめるのが、相方の木梨憲武である。
カメラ破壊事件などの印象で、石橋のほうが乱暴で過激なイメージが一般的にはある。それに対して木梨は優しくマイルドなイメージであるが、実は石橋と同じくらい過激だ。平気で一般人を罵倒しながら、表情はあの憎めない笑顔を絶やさない。その身体能力の高さを活かし、キレのいいドロップキックをかます。......挙げればキリがないほどだ。

そしてその一方、絵画の才能を生かして個展を開いたり、マルチなエンターテイナーとしてソロライブも行っている。センスの塊・木梨は、マスメディアという枠に縛られることなく自由気ままにその能力を発揮している。

『A-Studio』(TBS系・2009年11月20日)に木梨が出演した際、木梨がボーカルを務めるバンド「あじさい」のギター・渡辺格と歌を披露したが、その歌唱力は確かなものだった。さらに「その日にあったことを落語にした」という才能を感じさせるエピソードもこぼれた。また番組の最後に、司会の笑福亭鶴瓶からは「お笑いもそうやけど俳優さんたちも、とんねるずは特別やね。なんか憧れてんねん。鮮度がいまだに落ちない」と評された。

■著名人からの高い評価
上記の笑福亭鶴瓶以外にも二人のそのスター性を評価する者は多い。それはお笑い界のみならず、芸能界全体からである。
水嶋ヒロは「芸能界での夢が(とんねるずが司会の)食わず嫌い王決定戦に出ること」と言い、石橋は当時無名だった甲本ヒロトから握手を求められたこともあるという。そしてあの伝説的な昭和の歌姫・美空ひばりの頬にとんねるずがキスをすると、「やっぱり気分いいですね」と言わしめた。そんな扱いを受ける芸人が他にいるだろうか。

■業界内の憧れからの「神格化」
とんねるずだけに限らず、ダウンタウンや明石家さんま、ビートたけしなどを、若いころにかじりつくように見て育ち、テレビの中の憧れの存在だと語る者はテレビ業界内にも多い。そんな層が今や番組のプロデューサーやディレクターへと出世、そして憧れの存在と一緒に仕事ができるようになった。当時まいた種が実を結び、第二次収穫期を迎えたのだ。

ある意味で「神格化」ともいえるこの現象。言い過ぎではなく、たしかにそれくらいに彼らは芸能界で暴れてきた。今後も伝説を作り、いつまでも奇跡を起こし続けてくれることだろう。そして、"時代を先取るニューパワー"であり続けるだろう。
(くわ山ともゆき+プレスラボ)

(※1) 女子目線で見た バナナマン設楽統の魅力

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