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学生のころは平気で使っていた「タメ口」も、社会人になってからはめったに使わなくなりました。しかし、社会に出た大人こそタメ口を使うべきだと主張する「日本タメぐち協会」という組織をごぞんじでしょうか。彼らに「タメ口のメリット」を教えていただきました。

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この画像は「日本タメぐち協会」のキャプチャー画像です


2010年に北海道札幌で発足した「日本タメぐち協会」。主な活動は、定期的に「タメぐち交流会」なるイベントを開催すること。さまざまな職種や年齢の人が集まり、初対面でも必ず「タメ口」で話すというイベントです。これが参加者に受け、今では北海道帯広支部、東京支部もできました。

東京支部長の太島渉さんによると、「タメぐち交流会」のルールはこのとおり。
●タメ口でコミュニケーションする
●本音で話す
●年下にタメ口を使われても怒らない
●ファーストネームで呼び合う
このルールを違反すると、10円の罰金が発生してしまいます。

「日本タメぐち協会」が考えるタメ口のメリットとは何なのでしょうか?

「大人になってから、"知り合い"は増えるかもしれませんが、なかなか"友だち"はできにくい。それは社会人としてのマナーで必要以上の謙遜や建前で交流することが多いからです。そこでタメ口を使えば、年齢や地位を越えて横のつながりができやすいんです」(太島さん)

たしかに学生のころと比べて、友だちと呼べる関係は作りづらくなりました。そんな社会人だからこそ、タメ口が効果的だと言えそうですね。

実際に「タメぐち交流会」に参加した人たちからはどんな感想があるのでしょうか?

「交流会は参加者からも好評です。一次会が楽しすぎて、二次会に全員参加したこともありました。ただ知り合いができるというより、『当日でも飲みに誘えるような、気軽な仲間ができた』と言ってくれます」(同)

20代後半から30代が中心ですが、40代や50代、業種もさまざまな参加者が集まるそうです。友だちを増やすだけでなく、ビジネスのきっかけにする参加者もいるとか。

とはいえ太島さんは「タメぐち協会は、敬語を否定するものではありません」と言います。

「遊び感覚で敬意あるタメを口使うことで、普段出している外面の反射神経を和らげられると思っています。社会人の方は、反射的に敬語を使いつつ、外面を良いように「武装」しなければならないと思うんです。僕の場合は外面を面白く武装しなければいけませんが」(同)
実は太島さん、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のピン芸人、バター教授としても活動しています。

「僕も進行の面では芸人色を出しますが、タメ口で話しているときはバター教授ではなく、太島渉でいられてとても楽でした。周りの参加者も、建前モードの方はほとんどおらず、リラックスして話していたと記憶しています」(同)

敬語だとなかなか本音で話しづらいこともありますが、その壁を取り払ってくれるのがタメ口なのですね。ビジネス上のコミュニケーションが上手に取れない、上司と壁があって打ち解けられないと悩んでいる人は、ゲーム感覚で「タメ口」を使う機会を作ってみてはいかがでしょうか。敬語ではたどり着けないお互いの価値観が知れるかもしれません。もちろん、無礼講を許してくれる相手に限りますが......。

(田中結/プレスラボ)

日本タメぐち協会
よしもと芸人 バター教授のマイルドな講義

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