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今、宮城県のご当地ヒーロー「未知ノ国守(ミチノクニノカミ)ダッチャー」がおもしろいと話題になっています。このダッチャーが登場するテレビ番組は、たった2分間の放送にも関わらず地方ローカルでは異例の高視聴率を記録。YouTubeでは約9万再生され、宮城県警から表彰もされるほどの人気ヒーローなのです。一体、その人気の秘密とは?


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この画像は「未知ノ国守ダッチャー」のキャプチャーです


YouTubeで約90,000回も再生されているダッチャーのメインテーマ、曲はカッコいいのに方言を使いまくりでどんな意味なのか分からない......! 皆さんはこの歌詞の意味、分かりますか? 


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この画像は「未知ノ国守ダッチャー」のキャプチャーです


そのままだとさっぱり意味が分かりませんが、標準語に直すとこのような歌詞になります。
「♪人は戦うときが来る たれかこくなよ(=怠けるなよ) 
おどけでねぇ(=すごい)パワー ダッチャー
けっぱれ(=がんばれ)わらすこ(=こども) オラほの力(=私たちの力)」

ヒーローの名前「ダッチャー」も、言葉の語尾につける「~だっちゃ」が由来。悪役の「ヤンダー軍団」は、「イヤだ」という意味の「やんだ」から来ています。ちなみにヤンダー軍団は「ヤン玉」を使って人々のやる気をなくしてしまう悪いやつら。そしてヤンダー軍団の親玉、「Dr.ガオール」は、「疲れる、落ち込む」という意味の「がおる」が由来です。

ダッチャーは、メインテーマから戦闘中まで常に方言を使いまくって宮城の街を守ります。KHB東日本放送で毎週金曜日・夕方6:55~58という短い放送にも関わらず、視聴率が10%を越えることもあるそう。地方番組の視聴率は1桁台が主流なので、かなりの人気番組と言えるのではないでしょうか。

また、ダッチャーはテレビ放送だけでなく、幼稚園や小学校でヒーローショーを行ったり、子どもたちと「ダッチャーダンス」を踊ったり、JETOみやぎが行う震災孤児への奨学金制度とのコラボ、宮城県警から「地域の防犯につとめた」として感謝状を送られるなど、さまざまな活躍をしています。とっても立派なヒーローですね!


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ダッチャーが持つ「宮城剣」から繰り出される必殺技は「太白斬」


ダッチャーの企画者である株式会社ニューヒーローの杉本一喜さんに、人気の秘密を聞いてみました。

―――ダッチャーが宮城の子どもたちに大人気のようですね。
「おかげさまで、テレビ番組も好評ですし、ショーやイベントもたくさんの子どもたちに喜ばれています」

―――どんなコンセプトでダッチャーを企画されたのですか?
「今の子どもたちはあまり宮城の方言をしゃべらなくなってしまいました。もっと子どもや若者に方言を根付かせて、郷土愛を持ってもらいたいという思いから企画がスタートしました。それにやっぱり子どもにとってヒーローの存在は偉大ですから。ヒーローの言葉を通すと、説教くさいことでもカッコよく伝えられます」

―――ダッチャーの売りはやはり「方言」なんですね。方言への反響はありますか?
「子どもたちも気に入ってくれていますが、さらにご年配の方から『ダッチャーを孫と一緒に見ている、共通言語ができたようでうれしい』という声や、なまりが強いママさんから『子どもに方言をバカにされていたけど、ダッチャーのおかげで方言がカッコいいと言ってくれた』という感想をいただいたときはうれしかったですね」

―――ダッチャー効果で方言が見直されているんですね。
「方言が見直されることで、地元でがんばって仕事をしている人たちに誇りを持ってもらいたいという思いもあります。それに、今の子どもたちに地元での共通の思い出を作ってあげたかった。大人になってから『そういえば、ダッチャーってあったよね!』って盛り上がってくれるといいですね」

―――ダッチャーとしての野望はありますか?
「ダッチャーだけの野望というよりも、ダッチャーがいろんな地元の人たちとコラボして、郷土愛の輪が広がればと思っています。最近は宮城にもご当地ヒーローがたくさんいるので、そのヒーローたちとコラボすることも。子どもの笑顔は大人の活力源でもありますから、宮城全体のためにがんばります」

まるでヒーロー顔負けの熱意を持った杉本さん。2011年10月からはじまったKHB東日本放送の番組では、2013年4月以降に新たな展開を企画しているそうです。宮城県以外の方はYouTubeでチェックしてみてはいかがでしょうか。皆さんのふるさとへの思いが熱くなるかもしれませんよ。
(田中結/プレスラボ)

「未知ノ国守 ダッチャー」公式サイト
「未知ノ国守 ダッチャー」動画チャンネル(YouTube)

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