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1月より放送が開始されたNHK大河ドラマ『八重の桜』が好調です。綾瀬はるかさん演じる主人公・山本八重の故郷であり、前半のクライマックスとなる戊辰(ぼしん)戦争までの舞台となるのが福島県の会津。ドラマを見て会津弁に興味を持った方も多いかもしれません。そこで、今回はドラマに登場するいくつかの方言を、会津弁ネイティブの筆者が解説したいと思います。


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この画像はNHK「八重の桜」のページのキャプチャー画像です



■「~くなんしょ」「~しょ」
意味は「~ください」で、相手に何かをお願いするときなどの語尾につけます。主に目上の人などに使うことが多く、八重も両親や兄などに向けて使っていますね。会津はとくに目上の人を重んじる文化があるので、その気遣いが方言にも現れているようです。

■「~なし」
「~ですね」とか「~します」といった意味で、上品なニュアンスを与えます。武家の娘である八重が話すことで、おてんばながらも育ちの良さがあらわれていますね。ちなみに、もっとくだけた言い方の場合、語尾は「~だべ」「~べ」を使います。

■「んだ」
「はい」や「そうですね」といった肯定の言葉。発展形として「んだがら」(そうだから)、「んだげんじょも」(そうだけど)、「んだなあ」(より深く共感するときなど)のように、変化させて使います。否定の場合は「んでね」、「そんね」など。

■「あんつぁま」/「あねさま」
「お兄さん」/「お姉さん」のこと。尊敬を込めて身内以外にも、年上の人を呼ぶときに使うことも。ちなみに、劇中で相手に呼びかけるとき使われている「にし」は「お前」という意味で、女性が使うのはあまり好ましくないとされています。

■「さすけね」
「大丈夫」とか「問題ない」と言った意味の方言です。地元ではかなりメジャーな言葉で、男女問わず良く使われます。会津弁では「~ない」という部分を、しばしば「~ね」と略しています。(「いらない」→「いらね」、「行かない」→「行かね」のように)

■「めげ(めごい)」
「かわいい」という意味です。「かわいい~」というふんわりした口調よりも、「めげ!」と勢いをつけて言うのがポイント。

会津弁は東北の方言に多い「ずうずう弁」の一種で、とにかく濁音が多いのが特徴。関西弁や博多弁のように女性が話してかわいい言葉ではないと思っていたのですが、綾瀬さんはとてもチャーミングで、地元出身の私も目からウロコでした。ほかにも独特の方言がたくさんあるので、ストーリーはもちろんのこと、言葉にも注目してみてください。

■NHK大河ドラマ「八重の桜」
・日曜日
<総合>20:00~20:45
<BSプレミアム>18:00~18:45
・土曜日
<総合>13:05~13:50※再放送
NHK「八重の桜」>>
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(板橋不死子+プレスラボ)

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