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AKB48の32ndシングル選抜総選挙が6月8日(土)開票予定で行われている。総選挙は第5回目となるが、毎回さまざまなドラマが繰り広げられる。今回は、初の試みである立候補制が導入されたことや、中間発表での番狂わせなどが大きな話題となっている。

■投票券入りCDはグループ始まって以来の売上

総選挙の投票方法にはさまざまな方法が用意されているが、なかでもCDシングルに同封された投票券を目当てに何百枚もCDを買い込むファンの姿がメディアで取り上げられ、目にした人も多いであろう。実際、今回の投票券が封入された最新シングル「さよならクロール」は初動176万枚と、AKBグループ始まって以来最大の売上となった。

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今回の「さよならクロール」で、シングルは12作連続100万枚突破となり、また、歴代シングルの総売上が2,185万枚を超えた。これは女性ミュージシャンの歴代1位となる記録。これまでの記録は浜崎あゆみが持つおよそ2,141万6千枚だった。

ちなみに、カラオケなどでもよく歌われるAKB48の代表曲とも言える「ヘビーローテーション」は累計売上約87万枚と、実はミリオンセラーになっていない。(ただし、同曲のYoutubeでのオフィシャルPVは8,800万回以上再生される大ヒット動画)

■投票券目当てのCD購入者はどのくらいいるのか

これだけの売上を誇っているAKB48だが、一方で「投票券目当てでは?」「握手券目当てでは?」という意見が聞かれるのも確か。では、一体、投票券目当てで買っている人はどのぐらいいるのだろうか。それを調べるために、他のアーティストのCDシングル売上も合わせて検証してみた。下記がそのグラフだ。

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赤い棒グラフがそれぞれの「シングル初動売上枚数」だ。一方、青い折れ線グラフ「ローカル検索回数」は、月間の平均検索回数を表示している(googleキーワードツールによるアーティスト名での検索回数)。

2つの相関係数を調べてみたところ、「0.985」という非常に高い値が出た。すなわち「シングル初動売上枚数」と「ローカル検索回数」はほぼ比例する。検索が多いということは、それだけ興味関心を持たれているということであり、AKB48はCDの売上に見合っただけの注目を浴びている、と言える。

実際、AKB48だけではなく他のアーティストも「複数ジャケット」「イベント応募券」「初回限定盤と通常版」「店舗ごと特典」など、さまざまな特典をつけることで複数枚数売ろうとしているので、何もAKB48に限った話ではないのだ。AKB48の売上枚数が多いことで、複数枚購入も目立っているが、相関係数からいくと、他のアーティストでも多かれ少なかれ複数枚購入があると見てもいいかもしれない。

ところで、30thシングルの「So Long」は初動でぎりぎり100万枚を超える程度であり、今回の「さよならクロール」と比べるとかなり少なく、販売力が弱って来ている印象を受ける。32ndシングルがどれだけ売れるかが今後の動向を握っており、その意味でも、今回の総選挙でどのような「世代交代」が起こるのかが楽しみである。

Rick Masuzawa + アニ☆ドル

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