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雑誌「CanCam」が、ズボラでかわいい「最低(ずぼカワ)女子」特集を展開しています。ぽっちゃり女子に焦点を当てた「ぷに子特集」で話題をさらった同誌ですが、今度は「最低女子」です。モテの聖書「CanCam」に一体何が起こっているのでしょう?

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■基本はマメな"ずぼカワ"女子

特集でフィーチャーされているのは、"ずぼカワ"な人気読者モデル5人組。彼女たちによると、皆、よくメイクを落とさず床で寝てしまったり、家ではジャージで寝坊癖があったり......。しかし、そんなだらしなさを抱える一方で、ホットヨガの教室に通っていたり、ストレッチや半身浴を日課にしていたり......?
彼女たちは、ズボラなの? マメなの? ずぼカワってどういうこと? 

特集が定義している"ずぼカワ"女子とは、「恋におしゃれに毎日頑張っているけれど時々サボってしまう女子」のこと。風呂嫌い、ポテチ好き、家ではスエット......そんなリアルな自分と向き合いながら、すてきに輝く女子を目指そう! と提案しています。つまり本当にただズボラなだけの女子は、"ずぼカワ"ではないということ。"基本的には頑張っている"、"向上心がある"という2点が重要です。

■隙を見せてモテる?
書籍「女子会2.0」の著者の一人であり女子文化に詳しいフリーライター・西森路代さんは、この特集を受け、Twitter上で「見せズボラと、本気ズボラは違うと思う」と持論を展開。
"ぷに子"も"ずぼカワ"も、根底に"気を抜いた姿にこそエロスがある"という計算があると指摘。「本気でズボラだったら、そういう隙すらないと思うぞ」とコメントしました。

"ぷに子"や"ずぼカワ"は、聞いた限りでは「常にかわいく奇麗にしていなければ女子失格!」という世間のプレッシャーから解き放ってくれる有難い言葉のように感じます。しかし、西森さんは、「結局は巧妙に計算されつくした新しい愛されのスタイルであって、別に自由を手に入れたとは思えない感じ」「むしろ進化系の女子力」と語りました。

"ずぼカワ"は、あくまで「ずぼらだけど"カワイイ"」。計算された"隙"でかわいさを感じさせるという、高いバランス能力が必要な高等テクのよう。境界を一歩踏み誤るとただの"ズボラ"に真っ逆さまなのでご注意を......。

■モテる女子像がどんどん複雑化
"ツンデレ"や"ギャップ萌(も)え"という言葉が一般的になり、多くの女性誌でそれらを例に取った恋愛指南の記事が組まれたように、もしかしたら現代では、ただかわいいだけでは駄目なのかも。かわいいのは大前提として、そのかわいらしさをどう演出して伝えるかというのがモテの最新テーマのようです。

■"ずぼカワ"特集は、CanCamからの頑張る女子へのエールではないのか
特集では、すっぴんに見せる夏メイクのコーナーで「魅力的なギャップのある女の子になりましょう」と"隙を見せてモテる"テクニックを教えながら、「みんなが憧れるキラキラなあの子だって、ズボラな部分はあるんです」という2つの"ずぼカワ"が混在しています。

モテる女子像の複雑化とは、裏を返せば男子のワガママ化が進んでいるということでしょうか?
なんにせよ、これだけ厳しいモテ競争に日々身を投じていたら、たまにはサボりたくなるのも当然。「ときにズボラになってしまうのは、かわいさを追求する中で必要な休息なんだ」というのが、"ずぼカワ"特集の本来のメッセージかもしれません。

"ずぼカワ"とは、モテの聖書による"新たなモテテク"の提案なのか、はたまた、これまであらゆる"モテ"を伝授してきたCanCamがふと「でも、モテって疲れるよね......」と慰めにきてくれたのか。どちらが正しいのか真相のほどは不明ですが、油断してるとこんな提案を投げかけてくるCanCamが見逃せないことだけは確かですね。

(文/原田美紗@HEW )

【参照元】
CanCam公式サイト

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