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人気コミック「キン肉マン」の通巻100巻達成を記念したイベント「謝肉祭~キン肉マンと学ぶエンターテインメント~」が1日に新宿FACEで開催され、作者・ゆでたまごの嶋田隆司氏と中井義則氏によるトークショーなどが行われた。

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プロレス会場としても使われる同会場にリングを設営して行われた同イベント。「炎の対談3本勝負」と題して、マンガ家の江口寿史氏や、新日本プロレスの中邑真輔などが登場して、ゆでたまごの2人と熱いトークバトルを繰り広げた。

中でも異色の対戦となったのは、2番手の対戦相手として登場した川上アキラ氏。知る人ぞ知る、人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの名物マネジャーだ。

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マネジャーであり、ももクロのユニークなスタイルを作り上げた"仕掛け人"的存在でもある同氏。大のプロレスマニアで、当然、キン肉マンの大ファンだ。そんな川上氏が、昨年8月に行われたももクロの西武ドーム公演時のグッズとなったステッカーのデザインをゆでたまごにオファーしたところから交流が始まり、今回の参戦となった。

ももクロのリーダー・百田夏菜子をキン肉マン風にデザインしたそのステッカーについて嶋田氏は、「すごく悩みました。超人気アイドルのカットを描くというのは、やっていいのか、と。 ファンから罵倒されるんじゃないかと」振り返る。中井氏も「正直怖かった。変なの描きやがって、と(ファンに怒られるのではないか)」と、戦々恐々としていたという。しかし、その後、ステッカーを手にしたファンから嶋田氏のTwitterに「ありがとうございます」とお礼のツイートが多数寄せられたそうで、嶋田氏もそこで「ももクロとキン肉マンってファン層が合うのかな」と、ようやく安堵(あんど)したそうだ。

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そんなエピソードを聞きながら、川上氏は「ももいろクローバーZはゆでたまご先生に育ててもらったんです(笑)」と、ヨイショ。しかし同氏は本気の言葉らしく、「僕なんかは、(ももクロでは)正義超人を育てているつもりなんですよ。メンバーたちは一切知らないですけど。百田夏菜子はキン肉マン。正義超人やアイドル超人が育っていく課程がももいろクローバーZだと思っている。だから、ゆでたまご先生が生みの親だと。キン肉マンをバイブルにしていた僕たちが作っているので、その通りだと思います」と真剣だ。

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そんな川上氏の言葉もゆでたまご両氏には伝わっているらしく、「なぜ、(オファーが)僕たちなのか、最初は分からなかった。そこから(ももクロに)興味を持ちまして。で、去年の西武ドームを見に行きまして、それで分かりました。最初のVTRから立木さん(立木文彦氏、総合格闘技PRIDEのナレーターなどで知られる)の声、そしてレニー・ハート(総合格闘技PRIDEの選手入場コールなどで知られる)が......」そんな、プロレスや格闘技へアプローチが満載のイベントを目の当たりにして「52(歳)にもなってちょっと泣きましたね」と嶋田氏は振り返った。「5人の一生懸命さ、あの友情パワーといいますか。それはキン肉マンとダブりますね」――。

川上氏の中では、ももクロは正義超人、そして百田夏菜子はキン肉マンだという。「(百田やメンバーらは)実際に会ったらぽーっと抜けた感じ。でもステージに上がったら、もうスゴイ目線で。こちらが『こうやったらいいよ』って言ってできるものじゃない。それが(パフォーマンスに)出るんです」とステージ上のももクロについて熱く語る川上氏に、嶋田氏が「それが、火事場のクソ力ですね」と返すと、会場は大きな拍手に包まれた。

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そのほか、イベントには元千代の富士の九重親方や、千代大龍関、"アデランスの中野さん"として知られるキン肉マン初代編集者の中野和雄さん、清野茂樹アナウンサーらも出席した。

(取材・撮影/花@HEW)

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