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コップのフチには天使が舞い降りるそうですよ! ......といっても筆者の頭がおかしくなったわけではなく、話題のフィギュア「コップのフチ子さん」のことです。その人気は著名人にまで届き、コピーライター・糸井重里さんもTwitterに自作のフチ子写真をアップしています。

■「コップのフチ子さん」ってどなた?

フチ子さんは、精巧なキノコストラップなどで有名なトイメーカー・奇譚(きたん)クラブ制作のカプセルトイ。「バカドリル」や「オッス! トン子ちゃん」といったユニークな作品で知られる漫画家・タナカカツキ氏が原案を務めています。大きな特徴は、"座る""ぶらさがる""よじ登る"......というように、物にのせやすいポーズをとっていること。コップのフチはもちろん、デスクの端や缶の蓋などいろいろなところにのせられます。

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昨年7月に発売された第1弾は1週間で10万個以上を出荷、今年6月には第2弾が発売され、シリーズ合わせてこれまでに300万個を売りあげているそう。その上、ポストカードブックの発売や写真展の開催、映画館でのフチ子さん登場のマナー啓発CM上映など、最近はコップのフチを飛び出して活躍中です。

■モデル・くみっきーもフチ子さんに夢中

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実は、モデルの"くみっきー"こと舟山久美子もフチ子さんのトリコ。7月24日付のブログエントリーで、フチ子さん画像を公開しています。さくらんぼに紛れる"さくらんぼフチ子"。くみっきーらしいガーリーな1枚です。......とこのように人々は、アイディアが光る写真を撮影したりして、それぞれの"コップに舞い降りた天使"を愛でているのです。

奇譚(きたん)クラブでは、第1弾発売開始からこれまでに3回のTwitter投稿コンテスト「うちのフチ子さん紹介します!」を開催。SNS上では、さまざまなフチ子写真を楽しむことができます。

■いろいろ撮りたくなる魅力

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「こんにちは」
ヒョッコリ顔を出した感じが非常にキュート。キャラメルの箱がお布団みたい。

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「ずるんっ」
神出鬼没なフチ子さん。一人酒を賑(にぎ)やかしに来てくれました。

いろいろ見ていくうちに、筆者も自分もフチ子さんを撮ってみたいという気持ちに......。うちのフチ子さんだってかわいいんですよ! というわけで、挑戦してみました。

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「蜘蛛(くも)の糸」
上りきったら極楽に行けます。

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「死んだふりをするフチ子」
猛獣の前では、ただじっと......。

撮影している間に、どんどんフチ子さんに夢中になっていく自分を感じました。フチ子さんには不思議な魔力があるようです。

■撮ることで"自分だけの"フチ子さんに......

公式ムック『コップのフチ子Magazineプラス』(扶桑社/刊)で、原案のタナカカツキ氏はフチ子が愛される理由を「原作もない、どこのキャラクターでもない、空洞でガワだけあるところが、"いま"の特殊な時代にちょうどフィットしたんじゃないかな」と分析しています。

フチ子さんは、OL風の制服を着ていますが、プロフィールは全く明かされていません。ただ彼女が"フチ子さん"だということしか分からないのです。物語や設定がないからこそ誰でもすんなり入っていける......納得です。初音ミクにも通じる秘密ですね。ファンが二次創作的に考えた設定は多いものの、実はミクも公式には年齢や身長、体重くらいしか明かされていません。

人はアイディアを振り絞った写真を撮影することで、フチ子さんに自分なりのストーリーを与えようとしているのでしょう。そんなファンの不器用な愛情にもフチ子さんは素知らぬ顔、アンニュイな表情でどこか遠くを見つめるばかりです。

ちょこんとフチにたたずむゆるい存在感がなんとなーく心地良い、癒やし系だけどミステリアス。スルメのような魅力を持つ女性です。フチ子さん。

(文/原田美紗@HEW )

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