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視聴率27.3%を10月16日に記録し、放送3週目にも関わらず、早くも前作「あまちゃん」超えを果たしたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。せりふが流行語となるようなブームを「ごちそうさん」も巻き起こせるのでしょうか?

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「ごちそうさん」は、東京の洋食店の娘として生まれた食いしん坊のヒロイン・め以子の一代記。「あまちゃん」の変化球ぶりとは打って変わって、"激動の時代を生きた女の半生"という朝ドラの王道をいくストーリーです。

■大正ロマンと王道ラブコメストーリー

ファンの感想を見ていくと、愛されているポイントのひとつは、大正ロマンの世界観。彩り豊かな女子袴(はかま)にモダンなインテリアと、当時の美意識が乙女心をくすぐるようです。そして、め以子と下宿生・悠太郎との恋愛......。"ひとつ屋根の下"で"第一印象は最悪"という少女漫画の定番シチュエーションに、2人の不器用なやりとりは、もどかしいと同時にときめく!

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他にも作曲家・菅野よう子の音楽や、子役の天真爛漫(てんしんらんまん)な演技、め以子を演じる杏(あん)の変顔と見所はたくさんありますが、「ごちそうさん」最大の魅力といえば、やっぱり料理。

毎週のタイトルは「いちご一会」「黄身と出会った」「なっとうくう!」というように食べ物をもじったもので、おいしそうな料理がたくさん登場。フードスタイリスト・飯島奈美がコーディネートする料理の数々は、画面から温かな湯気がたちのぼってくるようで、「『ごちそうさん』が深夜ドラマじゃなくてよかった......」という声が相次いでいます。

■「ごちそうさん」は、ファン同士で語りづらい?

視聴率も20%前後で安定。「このまま『あまちゃん』のように社会現象を巻き起こすか!?」と思いきや、「面白いけど話題になるかはわからない」とファンの間では少々厳しい意見も......。

「あまちゃん」の特徴は、豊富なパロディにありました。AKB48を彷彿(ほうふつ)とさせるアイドルグループ・GMT47に、往年のアイドルソングへのオマージュ満載の劇中歌「潮騒のメモリー」......。劇中のせりふで「わかるやつだけわかればいい」と伝える通り、せりふ、演出、キャスティングといたるところに小ネタがたっぷり。ファン同士で元ネタを語り合う楽しみがあったので、口コミでますます人気を広げていきました。

一方、「ごちそうさん」には、「『あまちゃん』とは違う、自分1人で満足できるタイプの面白さ」という率直な感想がネット上で寄せられています。確かに、見るだけで十分満足してしまうというのはいささかうなずけるコメント。実直なつくりのデメリットと言えそうです......。

■料理をきっかけにブームを起こす?

では、「ごちそうさん」は、ブームのタネを持っていないということでしょうか? いえいえ、そんなことはありません。料理ドラマなら、料理で話題を呼ぶのが一番!「ごちそうさん」には、"料理"という立派なフックがあるじゃないですか!!

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放送終了後は、「洋食食べたくなっちゃった」「今日のお昼は、め以子の食べていたオムライスにしよう」という感想ツイートが盛り上がります。どうやら「ごちそうさん」は、視聴者のその日のご飯を決めるのに一役買っている模様。このまま人気が上昇すれば、「ごちそうさん」の内容次第で、飲食店のその日の売上が変わるなんてことも......?

また、公式サイトではドラマに登場した料理のレシピを紹介しています。「ごちそうさん」から料理ブームが起これば、"め以子が食べていた料理を教える料理教室"なんていうのも現れそうですね。

絶好調な「ごちそうさん」は、料理をきっかけに、「あまちゃん」を超えるブームを起こせるのか? 期待が高まります。

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(文/原田美紗@HEW )

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