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「えっ、あの人がアイドルにハマッたの!?」
マニアックな音楽ばかり聞いている、誰もが認める音楽ファンが、ある日突然アイドルに夢中になる怪現象が頻発しているようです。一体なぜ......? 一見不思議な出来事ですが、実は最近のアイドルって意外と曲も良いんです! 楽曲への評価が高いアイドルを紹介します。

■BABY MATAL公式サイト>>

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話題のメタルアイドル・BABY MATALは、メタルとうたってはいても、実際メロディラインは歌謡調というかJ-POP調。しかし、その結局なんだかよくわからない感じが、かえって"変な音楽"としての魅力を生み出しています。

特筆すべきは、メインボーカルを務める"SU-METAL"こと中元すず香。伸びのある素直な声質と確かな歌唱力は、アニメソング界の大御所バンド・JAM Projectと共演して引けをとらなかったほどの才能。

しかし、パフォーマンスというわかりやすい評価軸で計り知れないのもまたBABYMETAL。「イジメ、ダメ、ゼッタイ」での、SU-METALのパワフルな歌声に絡むロリータコンビ・YUIMETALとMOAMETALの気の抜けるように幼い「ダメ」コール......。これは既にメタルの新たな地平を切り開いているのでは......?


■リンダIII世公式サイト>>

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群馬在住の日系ブラジリアンガールズユニット・リンダIII世は、B(ブラジル)-POPを提唱。ブラジル音楽の要素を取り入れたダンスミュージックを送り出しています。サンバ、ヒップホップ、ビッグビート......さまざまなジャンルが融合したサウンドは、音楽ファンほど聞けばうなるはず。そんなロジカルな音楽が、年端もいかない美少女たちに与えられることで"かわいい"の因子まで獲得してしまいました!

ポルトガル語と日本語、英語が入り交じる歌詞と、けだるげな歌い方が組み合わさって、とろけそうなゆる~い浮遊感が漂うEDM。終始どことなくゆるゆるな雰囲気のメンバーたちですが、「未来世紀EZ ZOO」の途中、サンバ風に転調するところで楽しげにステップを踏み出すのがちょっとかわいい。


■BiS公式サイト>>

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全裸PVにスクール水着での客席ダイブ、握手会ならぬ"ハグ会"と奇矯なパフォーマンスばかり取り沙汰されますが、真に人気があるのはその楽曲。エモーショナルなサウンドは、それだけでは「ややクサい」という印象も拭えません。しかし、メンバーの加入・脱退を繰り返し、決して順調ではない道のりをたどってきたグループが歌うことで、"泣かせ"のギターにも説得力が生まれるのです。

8月にはノイズバンド・非常階段とのコラボアルバム「BiS階段」もリリース。伝説的カルトアイドル・戸川純「好き好き大好き」をカバーして収録というのが、一部の層を完全に狙い撃っています。

「2014年解散」を既に宣言していますが、"今最も過激なアイドル"は最後にどこへたどり着くのでしょうか?


■でんぱ組.inc公式サイト>>

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たたみかけるようなスピード感、めまぐるしい転調にアニメ声と、まるでオモチャ箱をひっくり返したかのようにアッパーなテンションの楽曲たち。Beastie Boys「Sabotage」や小沢健二「強い気持ち・強い愛」といった往年の名曲だって、ハイトーンな萌え(もえ)ボイスでカバー。10月にリリースされた「ノットボッチ...夏」ではファンクに初挑戦しましたが、歌詞は「夏は暑いし人多いから引きこもる~」と相変わらずのネットノリ。全てのジャンルをアキバ色に染め上げていきます。

ちなみにBiSとでんぱ組はお互いの楽曲を交換して歌うコラボ済み。ロックと萌え(もえ)、相反するそれぞれのスタイルで曲を味付けしあいました。

■いずこねこ公式サイト>>

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エレクトロポップとアコースティックの要素が混ざり合ったメロディに、語りかけるように柔らかな歌声がマッチ。「でも、これはアイドルというより女性シンガーのくくりでは?」と感じながら曲を聞いていると、突如始まる"にゃーにゃー"コール!「よっしゃ、にゃんこー!」「しゃむ! すこ! のら! みけ! やまと! いずこ! にゃーにゃー!」、明らかに浮いている! 曲から! 「なんでもコールすればいいってもんじゃないだろう」と思えども、ボーカル自ら先導しているので何も言えず。そして、また何事もなかったように2番Aメロへ......。

コールさえ入れればオールアイドルという力技を繰り出した、いずこねこ。曲中の激しい高低差が、なんだかんだでクセになりそうです。

ほかにも、愛媛のご当地ロックアイドル「ひめキュンフルーツ缶」や、ラップユニット「ライムベリー」、聞いていて不安になると話題の昭和歌謡風メロディ「BELLRING 少女ハート」らも楽曲への評価が高いグループです。


無数のアイドルたちが群雄割拠するアイドル戦国時代では、かわいさだけでなく、曲も重要。クオリティの高さや、「アイドルがこんな曲を!?」と驚かせるような一癖ある曲で、他グループとの差別化を図ります。そうこうするうちにアイドルファンも次第に耳が肥えてきて、並みのクオリティでは満足しなくなってくる......。こうしてアイドルソングの多様化が進んでいきます。ももいろクローバーZが音楽ファンに注目されてブレイクを果たしたことも、曲重視の流れに一役買っていそうですね。

「アイドルなんて」と食わず嫌いするのでなく、だまされたと思って聞いてみて。もしかしたら、次はあなたが「あの人がアイドルにハマッたの!?」と驚かれる番かも......。

(文/原田美紗@HEW )

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