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 今、女子高生の間で流行している動画配信・共有アプリ「Vine」。わずか6秒のループ動画を、気軽に撮影・共有できるサービスだ。「6秒でおなかが痛くなるくらい笑える」と人気のVineだが、その魅力は拡散力にあるようだ。

 無名のアプリだったVineがヒットしたのは、2012年に米Twitter社によって買収されたことがきっかけ。TwitterやFacebookに写真を投稿するのと同じ感覚で動画を共有できる手軽さが受け、10代の若者を中心にブレイクの兆しを見せている。

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マーケティングリサーチ会社リビジェンが行った調査によると、Vineの知名度はYoutube、ニコニコ動画、TwitCasting(ツイキャス)といった他の動画配信・共有サービスと比べるとまだまだ低い。しかし、年代別に認知度を見てみると、30代で4.2%、20代が6.5%であるのに対し、10代は22.5%。つまり中高生の間では急速にユーザーが広がっているのだ。
 
 ユーザーの声を見ると

「短くてすぐに楽しめる動画が多い(22歳・大学生・女性)」
「6秒だけなのに動画でストーリーみたいなのが見られて楽しい(16歳・高校生・女性)」
「6秒でおなかをいためるくらい笑える(13歳・中学生・男性)」

と、その短さ・手軽さが最大のアピールポイントであることがわかる。

「動画を撮影、編集し他人に見せる」というと、なにやら壮大な作業が必要だと感じたり、専門知識がないと難しいと考える人もいるかもしれない。そこにきてこのVineはアプリで6秒間の動画を撮るだけ。撮影技術ではなくアイデア勝負だということは明白だ。Twitterでは、写真とともに短いツッコミ文を投稿する大喜利のようなツイートが多く見られるが、Vineはまさに動画版の大喜利といった風情なのだろう。
Twitterとの連携も簡単で、Twitterを通しての投稿もできる。Twitterと同じように拡散しリアクションを得られるとあれば、そこに活躍の場を見いだし注目を集めるユーザーも出てくる。

 そのひとりが、日本の女子高生である「Reika Oozeki」(@xtxx_mhz)。Vineの人気動画がわかるリアルタイムランキングサイト「Vranco」を見てみると、人気の上位彼女の動画で埋め尽くされていることがわかる。
彼女の投稿する動画の特徴は、派手な動きと豊かな表情、そしてジェットコースターのようなスピード感。そしてすべてが"笑い"へと帰結しており、見るものを楽しませてくれる。

その人気上昇の急激さも特筆すべきで、昨年の12月の時点で1万人だったTwitterのフォロワー数があっという間に1万人単位で増え続け、現在では実に13万にものぼる。NAVERまとめをはじめさまざまなサイトで紹介され、有名人の中には彼女のファンを公言する人が出現するほどに。この拡散のスピード感も、SNS時代を象徴していると言えるだろう。
 
 かつてTwitterは、140字という文字制限がゆえにヒットした。手軽であるとともに、逆に表現意欲をかきたてるという効果も生んだためだ。Vineの"6秒"というフォーマットも、動画制作のハードルは低いが遊び心を発揮する余地に満ちている。
Youtubeやニコニコ動画などの動画サービスとの違いは明らかで、今後もTwitterとの親和性を武器にした独自の展開を見せていくのは間違いない。こんなおもしろいツール、女子高生だけのものにしておくのはもったいない。

(文/大木信景@HEW )

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