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人気ロックバンド・クリープハイプが、3月12日にリリース予定のベストアルバム「クリープハイプ名作選」についての声明を公式サイトにて発表。「バンドの意思で出す作品ではありません」というショッキングな内容に賛否両論が巻き起こっている。

サムネイル

掲載された声明文
クリープハイプ 公式サイトより


■「あなたの力を貸してください」

同バンドは、2012年にメジャーデビュー。エモーショナルなサウンドや物語のような歌詞は音楽ファンからの評価が高く、ボーカル・ギター担当の尾崎世界観(おざき・せかいかん)は過去にSMAPへの楽曲提供も行っている。

初のベストアルバムのリリース決定にファンが沸き立つなか、公式サイトに「クリープハイプからみなさんへ」と題された文章が掲載。「3月に出るアルバムはバンドの意思で出す作品ではありません。レコード会社が一方的に出す作品です」と暴露している。

タイトルや収録曲、アートワークから発売日、特典内容までメンバーにも事務所にも何の連絡もなく一方的に決められたものだと説明。
「バンドにとって何よりも大事な楽曲が、自分たちが信じてきた人たちに裏切られる形でこんな作品になってしまうのは本当に悔しいです」と心境を吐露した。

状況を改善しようと話し合いを重ねたそうだが結果は芳しくなく、「契約にも法律にもレコード会社にも、今まで守られてきた物にこんなに苦しめられるとは思いませんでした」とつづっている。そして、「あなたの力を貸してください」「いつか必ず絶対に音楽で返します」と呼びかけ、事実を知ってほしいと訴えた。

■レコード会社が悪い? それとも自業自得?

ネット上では、「アーティストをスタッフが殺すなんて」「音楽業界って怖い」とレコード会社を金もうけ主義だと批判する声が上がっている。

一方で、「レコード会社が曲の権利を持つって契約に合意したんじゃないの?」「全部好きなようにやりたいならインディーズでやってけばいいのに」「『レコード会社のバックアップはほしいけど、曲の権利は渡しません』は勝手」という指摘もある。なお、バンドとレコード会社の間でどのような契約が結ばれていたかは不明だ。

■「買わないほうがいいの?」ファン困惑

これまでもスピッツや宇多田ヒカルといったアーティストたちがベスト盤にまつわるトラブルを打ち明けている。たとえ契約上の問題はないとしても、世界観を大切にするアーティストにとって自分たちの手の離れた場所で作品が利用されるのは我慢ならないことなのだろう。

しかし、ファンとしては「ベストアルバムは欲しいけれど、買ってはいけないのか」と困った状況になってしまった。声明文はあくまで「知ってほしい」と呼びかけるだけだったので、「買わないほうがいいの?」「どうしたらいいか教えて!」と困惑するファンが続出している。

(文/原田美紗@HEW )

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