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アドバイスは参考になり、ありがたいもの......。その認識はもう古い!?
この頃多くの著名人が"おせっかいなアドバイス"に苦言を呈している。親切のつもりで送ったアドバイスがトラブルの原因となってしまいかねない。

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■アドバイスに怒る著名人たち

不快なアドバイスにまつわる言葉が近頃次々と誕生している。「クソみたいなアドバイス」を略したライター・犬山紙子氏の"クソバイス"、英語圏で流行しているという「女性だから無知だろうと決めつけ、男性が上から目線で女性に解説すること」を意味する"マンスプレイニング"。なかでも有名なのがイラストレーター・あきまん氏が提唱する"アドバイス罪"だ。

あきまん氏は自身のTwitterアカウントに寄せられるアドバイスは、大きなものから小さなものまで全てを拒絶。

例えば「パンを食べました」という氏のつぶやきに「栄養あるものもぜひ食べてください」と助言したファンに対して、「アドバイス罪でブロックします」とそのまま相手のTwitterアカウントをブロック(フォロー関係を解除)するという厳しい態度を示している。

―なぜ拒絶するのか

あきまん氏が訴えるのは、自分と同じ目的を持たない相手からのアドバイスは無責任なので信用できないということ。「自分で考えたいのに考えるチャンスを奪う」「他人のアドバイスは他人が(勝手に)思う俺の目的に基づいている」とアドバイスの問題点を指摘した。

■アドバイスが嫌われるのはなぜか

アドバイス罪だけでなく、クソバイスにしろマンスプレイニングにしろ、全てに共通するのが「こちらはそもそもアドバイスを求めていない」という前提。親切心で助言しているとしても、結局は"ありがた迷惑"なのだ。

何より気を付けるべきは、「相手は今アドバイスを求めているのか?」という点。
欧米には、「請われるまでは、助言も塩も差し出してはいけない」ということわざがある。ハッキリ助けを求められていない限り、そのアドバイスは、単なる善意の押し付けになってしまう可能性大だ。

しかし、どうしても「こうしたらいいのに......」と気になってしまったときは、どうしたらいいのか。他人にアドバイスをするとき、どこに注意すればいいのだろう。

■アドバイスではなく"報告"で

また、もうひとつ気を付けたいのが、「誰でも思いつくようなことを言おうとしていないか」。軽い気持ちで伝えているのかもしれないが、「そりゃ知ってるよ」と言いたくなるようなオススメには、言われた側は「そんなこともわからないと思われているのか!?」と地味~にイラッとくるもの。

この「誰でも思いつくようなアドバイス」については、『モテキ』などで知られる漫画家・久保ミツロウ氏がTwitterで言及している。

「例えて言うなら、海鮮丼おいしいなーって私が言ったら刺身もおいしいですよってリプライされる感じ」(5月17日)

そして、「根本的にオススメを求めてない人への類似したものオススメ欲求は『Bいいですよねー私はAも好きです』の報告型が無難だな」と提案した。

なるほど、もし、「こんなアイデア、とっくに相手も思いついているかも......」と不安な場合は、せめて「○○してみてはどうか」という言い回しではなく「私は○○」という"報告"の体で伝えたほうが、確かにまだトラブルは避けられそうだ。

■アドバイスがありがた迷惑と思われないために

アドバイス罪をはじめこれら著名人の苦言には、「よくわかる」「善意で言っているだろうに」という賛否両論が。

「親切心からくるものなのだし、参考程度に聞き流しておけばいいのに」という見方をする人にとっては、「アドバイスに腹が立つ! アドバイスをしないで!」と訴えているのはどうも一部の偏屈な変人たちのように感じるのかもしれない。
しかし、アドバイス罪、クソバイス、マンスプレイニング......という言葉が流行する通り、「アドバイスに不快感を覚える」というのは今や少数派の意見ではない。

まずは「他人からアドバイスをされるのが嫌な人は多い」と認めることから始めよう。せっかくの親切には感謝で返してほしいと考えるのは自然な感情だが、それを相手に押し付けるのは少々傲慢(ごうまん)なようだ。

参照元:あきまん氏がネット上で立ち向かう『アドバイス罪』とは一体何か?ガールズちゃんねる

(文/原田美紗@HEW)

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