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妖怪ウォッチ」は、子供たちを不幸にするのか?
いまや社会現象にもなっている同ゲームの初の劇場版『妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(以下、映画『妖怪ウォッチ』)が12月20日より全国で上映開始する。だが、その特典商法に批判が殺到してしまっている。

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映画『妖怪ウォッチ』は7月19日、全国の映画館で劇場前売り券の発売をスタートさせた。そのチケットは、先着50万名限定で、人気キャラ"ジバニャン"や劇中のメインキャラクターのグッズが特典として配布されるというもの。

子供たちにとっては喉から手が出るほどほしい、レアアイテム。ネット上ではチケット発売開始日、「映画館の前で親子連れが長蛇の列を作っている」という書き込みが続出。なかには、「朝6時に並んだのに買えなかった」「朝4時頃の時点で200人ほど並んでいた」という報告もあった。

映画公式サイトでは7月24日までに「前売り特典プレゼントが終了している劇場が多数ございます」というアナウンスがされた。発売開始からたった5日で50万枚の特典付きチケットが完売間近......。

しかし、この売れ行きの背景には転売屋の暗躍もあったようだ。ネットオークションサイト「ヤフオク!」で、「妖怪ウォッチ 映画 特典」と検索をかけると、7月25日現在、1583件ものオークションがヒットする。どうやら劇場によっては前売り券の大量購入が可能だったことも転売に拍車をかけたらしい。

こういった経緯があるからこそ、映画『妖怪ウォッチ』公式Facebookには現在、

「もらえない子供たちの悲しみ、わかりますか?」
「子供を笑顔にできないおもちゃなんていらない!」
「子供の映画なのに、子供の手に入らないメダル」

といったやり場のない怒りのコメントが相次いで寄せられている。

ゲームソフト第2弾が累計販売本数130万本突破、コミック版1~4巻が累計300万部突破、攻略本などの関連書籍が累計200万部突破。ひょっとするとスタッフ側としては、「先着50万名ならほとんどの子供に行き渡るだろう」と判断したのかもしれない。
しかし、結果はこの通り。公式Facebookに寄せられたコメントのなかには、追加販売を希望する声も少なくない。

なお、映画『ドラえもん』シリーズでは、前売り特典ではなく"来場者特典"が配布されている。「映画『妖怪ウォッチ』も来場者プレゼントという形をとればよかったのでは?」との意見も出ており、確かに来場者特典ならば、動員も期待できるうえに転売屋をある程度ブロックできるだろう。ちなみに映画『プリキュア』シリーズでは、来場者のなかでも中学生以下に限りグッズをプレゼントしているそうだ。

ますます盛り上がりを見せる「妖怪ウォッチ」ブーム。子供が笑顔になれる結果を祈る。


(文/原田美紗@HEW)

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