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10月から放送の新ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」(テレビ東京系)が、福満しげゆき氏による漫画作品『就職難!! ゾンビ取りガール』と設定に類似点があると騒ぎになっている。
GANTZ』などで知られる奥浩哉氏はじめ人気漫画家たちもTwitterを通じて憤りを表明した。

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ドラマ「玉川区役所 OF THE DEAD」は、ゾンビが当たり前のように存在する世界が舞台。ゾンビ対策と捕獲を担当する公務員の主人公・赤羽晋助(林遣都)と武闘派の新人女子との恋の行方などを描いた異色のオリジナルドラマだ。
そして、『就職難!! ゾンビ取りガール』は、講談社が運営する漫画アプリ・週刊Dモーニングで連載中の漫画。こちらもゾンビが日常化した世界が舞台で、ゾンビの捕獲を仕事とする主人公と新人女子の恋模様を描いたラブコメディ。

「玉川区役所 OF THE DEAD」の詳細は8月10日までに公式サイトなどで伝えられた。すると、翌11日、『県立伊手高柔道部物語 いでじゅう!』や『今日のあすかショー』などで知られる漫画家・モリタイシ氏が、『就職難!! ゾンビ取りガール』をはじめとした福満氏の作品と同ドラマの設定の類似をTwitter上で指摘。「オリジナル脚本...?」と困惑を示した。

そして、「原作者に打診したけど交渉決裂して似たような設定で名前変えて始まるパターンのやつかと思って本人に電話して聞いてみたけど、全然知らない話みたいだった」と福満氏もドラマについて把握していなかったことを伝えた。

また、福満氏と親交のある奥浩哉氏は、自身も似た経験があって泣き寝入りしたことを明かし、「日本の法律はアイディアの盗用に関して寛容に出来てる。残念ながら...」と嘆く。漫画家でエッセイストの瀧波ユカリ氏は、「設定パクッて、何か言われても知らぬ存ぜぬで通せばいいよ、その漫画知らなかったって言えばすむことだもん、って腹でやってると思うよ」と憶測。「今後、このやり方は横行すると思う」と危惧している。

一方、ライトノベル作家の海法紀光氏は、少々違った立場をとっており、コンセプトや設定レベルでの類似に法的な問題はないと主張する。
「制限が厳しすぎても、著作物が作りにくくなります」「巨大ロボも変身ヒーローも魔法少女も、その他のなにもかも、先人のアイディアを自由に使い、継承し、発展させることで面白くなって来たわけですな」と訴えている。

果たしてこの騒動、どういった結末を迎えるのか――? しかし、いざドラマの放送が始まってみると、「設定は多少似ているけれどストーリーは全くの別物だった」ということもありうる。今できるのは、放送を待つことだけだろう。

なお、モリ氏はその後、「始まるドラマがどうこうなったりとか悪い事にはならずに、せめて話題になってゾンビ取りガールがちょっと売れるとか、福満さんの心が多少穏やかになれば良いなあと思います」と公の場で類似を指摘した真意について説明している。


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