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お笑いコンビ・ナインティナインがパーソナリティを務める長寿ラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)(以下、「ナイナイのANN」)が9月25日の放送をもって終了することが、8月21日深夜に放送された同番組で発表された。

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8月21日放送回のエンディングで、同番組が9月25日をもって20年半の歴史に幕を下ろすことが突如発表された。終了の理由については、次週の放送で明かすとのこと。
「ナイナイのANN」は1994年4月よりスタートした、「オールナイトニッポン」歴代最長記録を誇る長寿番組だっただけに終了発表に動揺する声は多い。度々ゲストで出演していた歌手のaikoや同番組のスポンサーを務める高須クリニックの院長・高須克弥氏といった多くの有名人もTwitterなどで終了を惜しむ声を上げている。

リスナーから募ったネタをパーソナリティが読み上げる......というのはラジオ番組ではお決まりの構成だが、同番組では、とくにそのシステムを大事にしていた。

今ではメールでネタを募集する番組がほとんどのなか、「ナイナイのANN」は、頑なに"はがき"という形にこだわる。公式サイトでは、番組へのメールフォームを設置すればいいものを「はがきを書くときのお約束」というページをわざわざ用意しており、そこでは「必ず黒いペンか、ワープロで!!」「なるべくはがき1枚にネタふたつまで」など懇切丁寧にはがきを書くうえでのルールを指導している。

さらに同番組でなにより特徴的なのは、番組に送られたはがきは全て矢部浩之か岡村隆史のどちらかが目を通しているという点。大人気芸人の冠番組とくれば、1週間で寄せられるはがきの枚数は一体何通にのぼることやら......。

こういったまるで古きよき深夜ラジオの型を守るようなネタ重視の姿勢がはがき職人たちに火をつけるらしい。レベルの高いネタを次々に繰り出して、ただのいち素人にすぎないはずのはがき職人たちがファンを獲得していく。なんとネット上には、「ナイナイのANN」について語るものに加えて、「ナイナイのANN」のはがき職人たちに限定して語るための掲示板がいくつも存在するのだ。
そして、そんな切磋琢磨(せっさたくま)の争いのなかでネタが磨かれていくということか、同番組ははがき職人のなかから何人も放送作家を輩出している。

はがき職人の間では、ある意味"聖地"とも呼べる番組だった「ナイナイのANN」。番組終了で一番途方にくれているのは彼らだろう。

(文/原田美紗@HEW )

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