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エアーバンド・ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が8月26日、ニューシングル「ローラの傷だらけ」の売上枚数が激減したことについてブログで報告した。

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これまでシングルには握手会の参加券などの特典をつけてきたゴールデンボンバーだが、8月20日に発売されたニューシングル「ローラの傷だらけ」は、特典をなくすと売上がどれだけ変わるのかという実験的な方針のもとリリースされた。ジャケットは真っ白でメンバーの顔写真などは一切なく、ギリギリまで音楽以外の要素を削ったCDとなっている。

鬼龍院は7月7日に同シングルにこめた思いをブログにつづっているが、「この売り方は、誰かを批判したいとかいうわけではなく、CDというものの価値が以前と全然違うものになっていることを知って頂きたくてやらせて頂きました」「特典を付けて売らなきゃいけないのは今、仕方ないんです」などと訴えていた。

特典抜きで売上はどう変わったのか......。鬼龍院いわく、発売第1週目の売上枚数は、約4.3万枚。前回のシングル「101回目の呪い」の約15.8万枚、前々回のシングル「Dance My Generation」の約12.5万枚を大きく下回った。
鬼龍院は、「この数字から今の音楽とは一体何なのか、音楽は一体どのように消費されているのか、それらが見えてくる」「誤解を恐れず言うと、僕たちのCDの売り上げ枚数でいうと音楽は特典に勝てない」と売り上げ激減という結果を真摯(しんし)に受け止めている。

鬼龍院はけっして今回の結果に落ち込んでいるわけではない。「音楽は音楽として、特典は特典として、受け止めて考えることができるようになった」「何を売ったかわからないまま獲得した1位より、はっきり自分の意見を無理矢理通し、自分で作った自分の作品を売ってみんなが買ってくれたことの方がはるかに嬉しい」と前向きな考えをつづっている。現代のCDに対する意識を明確にできたことで、鬼龍院にとっては、売り上げ以上に意味のあるリリースとなったようだ。

特典商法が蔓延(まんえん)し、CDの音楽ツールとしての純粋な価値は昨今どんどん見失われつつある。今回の実験はネットでも大きな反響を呼んでおり、

「これだけ変わるなら特典付きCDばかりになるのも当然だな」
「握手会特典付き無音CD出すところまで見たかった」
「実際にどういう結果になるかはやってみなければわからない。とても貴重な資料になると思う」

といった声が上がっている。鬼龍院が願った通り、"音楽は一体どのように消費されているのか"を考えるきっかけとなっているようだ。

(文/青山美乃@HEW)

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