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元フジテレビアナウンサーの長谷川豊が9月8日に自身のブログで、錦織圭選手の全米オープンでの活躍を「日本人として嬉しい」「日本人だから」というように"日本人"という点を過剰に強調して報じるマスメディアへの違和感を表明した。

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錦織選手は、日本テニス史上初となるテニス4大大会シングルス決勝進出を実現。この偉業に注目が集まるなか、長谷川は、錦織選手が日本人であることを強調する一部の報道に辟易としているらしい。
「日本人が~」「日本人初めての快挙で~」と持ち上げられているが、13歳のときに渡米した錦織選手は人生の半分近くをアメリカで過ごしていると指摘。個人の才能をのびのび伸ばすことができない日本のスポーツ指導を問題視し、錦織選手も留学していたテニスアカデミー・IMGアカデミーの個性を重んじる姿勢を具体的なエピソードを挙げて称賛した。
そして、「国籍は確かに日本人ですが、錦織選手はフロリダのIMGアカデミーがはぐくんだ天才です」「いつの日か、日本育ちの、日本人がちゃんと世界の大舞台でも活躍できる、そんな時が来ることを祈りたいです」と訴えていた。

長谷川アナとしては、日本のスポーツ界が抱える問題について持論を展開させたつもりだったのだろうが、当該エントリーには、「ひねくれてる! 素直に応援しろ!」といった暴言まがいの批判コメントが寄せられてしまったようだ。
それらの批判に答えるため、長谷川アナは翌9日、「『にわか』連中に告げる」という挑発的なタイトルでブログを更新。中学時代にテニス部だった自分は、批判者や多くのアナウンサーよりはるかに錦織選手のことを応援していると反論した。

「ニッポン人が決勝に行きました~~~♪って瞬間に『にわかファン』になり、『ギャースカ』と大声だけをあげはじめ『同じ日本人として~~!』と相手選手への礼儀も完全に失念しお前、テニス知らんだろ、と突っ込みたくなるテレビのアナウンサーが『頑張れ!錦織!』と叫び続ける。そんな連中より、僕の方がずっと応援してるし、礼儀をわきまえとるわ」と厳しく"にわか"を非難する長谷川アナ。「こんな時だけ変なナショナリズムを持ち出して、『同じ日本だし~~!』とのたまってる人に、僕は違和感を感じてるだけです」とあらためて自身の考えを示し、「カッコ悪く、品の無い『にわか応援』はやめて下さい。あと、出来れば...もうちょっと何もない普段からテニスというスポーツも応援してやってくれ」と呼びかけた。

なお、錦織選手は9月9日(日本時間)、全米オープンの男子シングルス決勝で世界ランク16位のマリン・チリッチ選手(クロアチア)に敗れて惜しくも優勝を逃した。準優勝は、アジア男子勢で初めての快挙となる。

(文/原田美紗@HEW )

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