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第27回東京国際映画祭のあるキャッチコピーが「過剰な愛国主義ではないか」とネット上で批判の声が上がっている。


問題となっているのは、「ニッポンは、世界中から尊敬されている映画監督の出身国だった。お忘れなく」というコピー。こちらは、各地に掲出された第27回東京国際映画祭のポスターや新聞の一面広告にも大々的に記載されている文言だが、SNS上で議論の的に。


「国内外の映画人、映画ファンが新たな才能とその感動に出会い、交流する場」(公式サイトの開催概要より)という趣旨にも関わらず、日本の作品だけに言及している点を


「海外から来たゲストがあの看板を見て、どんな気持ちになるか想像したんですか?」
「国際映画祭なのに日本人しか来ないとでも思っているんだろうか」
「国際映画祭で『日本すごいだろ?』ってキャッチコピーってなんていうか気持ち悪いわ」


などと非難されている。


また、監督個人の業績をまるで国全体の手柄としているような発言だとして違和感を覚えた者も多いらしい。『フラッシュバックメモリーズ 3D』などで知られる映画監督の松江哲明氏は10月26日に自身のTwitterで、「東京国際映画祭は好きだけど、このコピーは最低だと思います」とキッパリ語ったうえで、「個人の業績を国に重ねるのが最近の流行だけど、みっともないことだと思う」と苦言を呈する。
また、精神科医の香山リカ氏も同日、歌人・枡野浩一による短歌「野茂がもし世界のNOMOになろうとも君や私の手柄ではない」を引用してチクリ。ジャーナリストの津田大介氏は、「引き合いに出された監督も生きてたら怒るのでは」と疑問を投げかけた。


(文/原田美紗@HEW)

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