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漫才日本一決定戦「THE MANZAI 2014」(フジテレビ系)の決勝大会が12月14日、生放送された。出場コンビが披露したいくつかのネタが「同性愛者差別ではないか」とネット上で問題視されている。

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博多華丸/Hanamaru Hakata and 博多大吉/Daikichi Hakata, May 13, 2014 :=2014年5月13日撮影 「グランジBEST NETA LIVE」DVD売上結果発表イベント
写真:まんたんウェブ/アフロ


同大会のファイナルラウンドに進出したのは、アキナ、トレンディエンジェル、博多華丸・大吉の3組。アキナは雪山での遭難事故をテーマにした漫才を繰り広げ、「目の覚めるようなこと言って」「ゲイやねん」「キショイわ!」といったセリフもあった。キワドいネタではあったが、最高顧問を務めるビートたけしは、「やっぱり俺はゲイとか大好きだね。その一言だけで『面白い!』となっちゃった」と評価した。

たけしの言葉に「なるほど」と乗り出したのか、次のトレンディエンジェルもノリノリでゲイをネタに。ステージに登場するなり、ボケ担当の斉藤司が「ゲイなんですよ」とあいさつ。相方の須藤敬志が「ハゲのゲイは嫌ですよ!」とツッコんだ。

どちらのネタにも会場では笑い声が起こっていたが、一部の視聴者からは批判の声も。ネット上で、

「同性愛者をバカにしすぎてちょっと不愉快」
「この悪意のない性差別はどうなんだろう」
「炎上狙い案件ですか?」
「ゲイやホモを笑いのタネにする風潮はいかんな」

と不快感をあらわにしている。

現代では、同性愛者を茶化すようなジョークが炎上につながることは珍しくない。今年5月には、無差別に他人を襲う同性愛者を見つけ出して処刑するという内容のゲームアプリが配信停止、また8月には、"肝試しホモ試し"としていわゆる"ハッテン場(同性愛者たちの出会いに使われる場)"へ行く企画を行おうとした大学のサークルが謝罪する事態となっている。

今回のゲイネタ批判について、「言葉に気をつけながらの漫才が面白いのか」という反論の声も上がっているが、すでに今は「そもそも差別的なジョークは面白くない」「ある程度言葉に気を付けたものではないと安心して楽しめない」と感じる人間が多い時代になっているということではないだろうか。

そのような風潮のなかで、「誰も傷つかない漫才」を掲げる博多華丸・大吉が「THE MANZAI 2014」優勝を果たしたのは自然な流れかもしれない。

(文/原田美紗@HEW

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