ここから本文です

今年1月、ひとつのアイドルグループが伝説を打ち立てた。そのグループの名前は、"仮面女子"。東京・秋葉原を拠点に、ライブを中心に活動するいわゆる地下アイドルだ。。彼女たちは、最新シングル「元気種☆」(1月1日発売)で、オリコンの1月12日付週間シングルランキングで1位を獲得。モンゴル800やゴールデンボンバーに続いて史上3組目となる、インディーズレーベルでの首位獲得を成し遂げた。

チャート上にすい星のように現れ、話題をかっさらっていった仮面女子。しかし、注目度が急上昇することには、さまざまな誤解を招いてしまうという負の面もある。センターという一番の矢面に立つ立花あんなは、中傷の数々になにを思うのか......。笑顔を失わない立花の強さに迫った。

サムネイル

写真:トレンドニュース


■中傷は気にしない

メンバー全員が「『元気種☆』がオリコン1位とらないと仮面女子の1年が始まらないぞって気持ちでいたので、新年早々すてきな報告がもらえてうれしかったです! 1位じゃなきゃダメだって思ってたので、発表までドキドキしていました(笑)。

1位の効果で、今はTwitterでエゴサーチ(自分の名前や所属グループ名で検索すること)すると、すっごくたくさんの人たちが仮面女子の話をしてくれてるんですよ。見つけたらお気に入りに入れるんですけど、全然追いつかなくて。これまでとはケタ違いの数の方々が、仮面女子のことを知ってくれたんだなと感じます。

ただ、ネットを見ていると、仮面女子についてあまりよくないことを書く人もいるんですよね。でもそもそも私たちって、仮面かぶってるし、アイドルとしてはかなり特殊なパフォーマンスなんで、もともと引かれることが多いというか......。ビラ配りをしているときも、すれ違った人に嫌な言葉をかけられたりすることがあるんですよ。なので、『気持ち悪い』って言われるの、もう慣れてますから。あまり気にはしていないですね。そういう人たちには、『まずはライブを見に来て』って言いたいです!」

サムネイル
写真:トレンドニュース


■社長は校長先生みたい

「今はアイドル戦国時代っていって、アイドルの数がすごく多いじゃないですか。ルックスでは絶対ほかのアイドルに勝てないって最初からわかっていたので、それならほかと違うことをしようと思って始めたのが仮面だったんです。ただこんなにずっとかぶっている予定ではなかったんですけどね(笑)。ある日、社長に『お前らブスだからずっとかぶっとけ』って言われちゃって(笑)。

社長は普段メンバーとあまり接触がなくて、大きなイベントとか本当に節目の発表のときにお会いすることが多いんですが、なんか校長先生みたいなイメージの人です。芸能界の先輩っていうんでしょうか? 道を作ってくださる方という感じですね。

事務所の中にはお金のないメンバーが住んでいる寮もあって、今も3年近く実家に帰らないで寮に泊まっているメンバーもいます。以前NHKのドキュメンタリー番組に出演させていただいたとき、寮ではメンバーが豆苗を育てて食べているなんて場面を紹介してもらったりもしたんですけど、今は昔よりお給料も変わってきたので皆が人並みの生活ができるようになっているみたいです。だから豆苗、今はどうなってるんだろう? 実はまだ寮にあるのかな(笑)」

■メンバー同士の連絡先交換は禁止

「仮面女子は、アリス十番、スチームガールズ、アーマーガールズっていう3つのユニットが合体してできているグループなんですけど、ユニットが違うメンバー同士でもとっても仲良しなんです。でも、メンバー同士で連絡先を交換するのが『活動が友達同士の慣れ合いのようになってはいけないから』って事務所から禁止されています。スタッフさんも一緒ならいいんですけど、仕事の帰りにほかのメンバーと『ちょっとお茶に行こうか』なんていうのも禁止です。

このルールは、はじめは厳しいと思ってたんですけど、今となってはスタッフさんたちの言うことが正しいなと感じます。芸能活動をするんだったら、仲良しこよしじゃやっていけない部分もあると思うから。だから今、たとえ『連絡先を交換してもいいよ』って言われたとしても交換したいと思わないかな。それにプライベートで連絡を取らなくても困らないくらいの絆が私たちにはありますもん!」

サムネイル
写真:トレンドニュース


■辞めたいと思ったことは一度もない

「芸能活動をしていて唯一つらかったのは、おととしの脅迫事件です。去年の2月頃やっと解決したんですけど、それまで10カ月近く、ブログに殺害予告とか嫌な書き込みが続いて......。でも辞めたいとは思いませんでした。『絶対負けたくない』って思った。ここで弱音を吐いたら、相手を余計喜ばせてしまうし、ほかのファンの方にも迷惑をかけちゃう。何事もないように活動していました。アイドルを辞めたいと思ったことは一度もないですね。

仮面女子のこと、最初は『こんな仮面をかぶって変な人たち』って思うかもしれない。もしかしたら、嫌なことを言いたくなったりもするかもしれません。でも絶対好きになってもらえる曲はあると思うんです。それに私たちのライブは、ダイブもあったり、ファンの方も客席で胴上げをしたりステージに負けないくらい盛り上げてくれるんです。一度きてもらったら忘れられないライブになると思うから、まずはライブに遊びにきてください。

あとTwitterで『仮面女子』ってツイートしてくれたら、メンバーがフォローしにいきますんで! そうやって、ひとりでも多くの人が仮面女子のことを好きになってくれたらいいな」

―― 子供のような満面のニコニコ顔には、「毒気を抜かれる」という言葉がぴったりか。自身にぶつけられる中傷や脅迫事件について語るときも、立花は笑みを絶やさない。果たして、この小さな体にどれほどのエネルギーが秘められているのか。立花は語る。

「よく『ダントツ1位』って言葉を使うんです。仮面女子はファンの方によるメンバーの人気投票をライブのたびに行うんですが、私は1位になるとしても、飛び抜けて1位になりたい。この言葉を支えに、夢を目指してます!」

―― 1位は1位でも「ダントツ1位」を目指す立花にとって、自身の足をすくうような人々の言葉にかまっている時間はない。彼女の瞳の中には、はるか高い空が広がっている。


◆立花 あんな (たちばな・あんな)
1992年2月29日生まれ、東京都出身。2010年、アリスプロジェクトに所属。2011年のアリス十番結成時からのオリジナルメンバーであり、2013年より同グループのセンターを担当。東京・秋葉原のアリスプロジェクト常設劇場・P.A.R.M.S.(パームス)には、2013年1月のオープンよりステージに立ち続け、メンバー唯一の365日間皆勤賞を獲得している。
座右の銘は、「ダントツ1位」。

☆仮面女子、11月23日(月・祝)に埼玉・さいたまスーパーアリーナで単独ライブ「地球のおへそ」を開催。16時30分開場、17時30分開演。チケット発売中。

(取材・文/原田美紗@HEW
.
トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている"視線の先=考え、狙い、戦略"を一緒に見てみたい。
表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通して、"情報"にとどまらない「エンタメの真髄」に迫り、読者の皆様にお届けいたします。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
>> 立花あんなが出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」

ファン参加型仮面女子のライブがスゴイ ぶるぺん(00:03:51)>>


仮面女子を追いかける熱すぎ海外ファン ぶるぺん(00:02:13)>>


 ※その他の出演番組>>

・仮面女子センターがアイドルを目指した訳
・仮面女子センターはアイドル界の武井壮
・ライブで会った前田敦子の気さくな一面
・現在のボブサップの意外過ぎる肩書

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ