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新潟発のアイドルグループ・Negicco(ねぎっこ)が2月22日放送の「MUSIC JAPAN」(NHK)で、"ライバル"であるテクノポップユニット・Perfumeと再会。大きな夢をかなえた。

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Negicco, Feb 18, 2015 : 「早朝フェス Morning Gloryville Tokyo」に登場したNegiccoの
(左から)Kaedeさん、Nao☆さん、Meguさん=2015年2月18日撮影
写真:まんたんウェブ/アフロ


Negiccoは2003年に新潟で結成、Perfumeは2001年に広島で結成と、ともにローカルアイドルの走りともいえる存在。2005年にはイベントで共演したこともあり、アイドルファンの間では「西のPerfume、東のNegicco」と呼ばれる、よきライバル同士だった。
Negiccoは活動開始からわずか1年で「MUSIC JAPAN」の前身番組「POP JAM」に出演するなどいかにも順調かと思われたが、そこからなかなか知名度を伸ばすことができず苦しい時期が続く。一方Perfumeは、2006年より中田ヤスタカ氏が楽曲プロデュースを行うことになったのをきっかけにスターダムへ。東京ドーム公演やワールドツアーも成功させ、いまや日本のトップスターの一組。かつてのライバル同士の間には、大きな差が開いてしまった。

普通ならかつてのライバルがこれほど遠くまでいってしまっては、腐ってしまっても無理はない。結成10年以上の大ベテラン、引退を選んでしまいたくなるようなつらい瞬間もきっと何度もあっただろう。

だが、Negiccoたちは、諦めなかった。じっと耐え、そのときやるべきことをこつこつとこなしていった。そして、AKB48のブレイクで起こったアイドル戦国時代。いつしか彼女たちは、無数にいるアイドルたちの中にも埋もれない、確かなパフォーマンス力を身に付けていた。

ゆっくりと、しかし確実にNegiccoが波に乗り始める。2011年には、タワーレコードが新たに立ち上げたアイドル専門レーベル・T-Palette Recordsの第1弾アーティストに決定。アイドルファンの間で再び注目を集め、翌2013年には、新潟で初のワンマンホールライブを開催。2014年には、東京のライブハウスで2daysのワンマンライブを行い、さらに12月2日発売のシングル「光のシュプール」がオリコン週間シングルランキングで5位を獲得。ついに悲願のベスト10入りを果たした。

OKAMOTO'Sのベーシスト、ハマ・オカモトなど業界内でのファンも多くなったNegicco。その勢いが見込まれたのか、2月22日放送の「MUSIC JAPAN」に出演が決まり、11年ぶりにNHKホールのステージに立つことに――。

そして、その番組のMCを務めるのは"ライバル" Perfumeだった。

「MUSIC JAPAN」2月22日放送回、Negiccoのメンバーたちは、ステージに登場するなり涙目。Perfumeたちに頭を下げ、「ステージで会えましたね」とPerfume・西脇綾香も涙をぬぐう。
そして、Negiccoのパフォーマンス後、PerfumeはNegiccoたちを拍手で迎える。西脇は、「うちら司会やっとってよかった」と共演にしみじみ。Negiccoたちも「お客さんとしてじゃなくて、同じステージに立てたのがうれしい」とうなづきあっていた。

NegiccoのMeguは番組放送後、「今回、私の夢が2つ叶いました」とTwitterに投稿。「一つは、NHKホールに再び立てたこと。2つ目は、Perfumeさんと再会できたこと。夢は、見るものではなく、叶えるものです。Perfumeさん、応援してくださったみなさま本当にありがとうございました」と胸の内をつづった。

デビュー12年目の年早々に、大きな目標をふたつも実現することができたNegicco。めでたし、めでたし......といったところだが、まだまだ彼女たちは止まらない。2月28日には初より初の全国ツアーを開始し、5月5日のツアーファイナルは、キャパ1700以上の新潟・新潟県民会館 大ホールという過去最大規模の会場で迎える予定なのだ。

なお、Perfumeが初めて全国ツアーを行ったのは2008年。7年遅れでようやくかつてのライバルが存在を示してきたことをPerfumeも感慨深く思っていることだろう。着実に歩みを進め、どんどん勢いを増してくるNegicco。次なる共演は、また近いかもしれない。

(文/原田美紗@HEW

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