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「ラッスンゴレライ」のネタでブレイク中のお笑いコンビ・8.6秒バズーカー。コンビ結成年月は昨年の4月1日。芸歴はまだ1年に満たない。
まだお笑い芸人になりたての彼らだが、3月には大阪・なんばグランド花月(NGK)での初単独ライブが吉本史上最速で決定。チケットはわずか1分で完売するなど、その人気は留まることを知らない。

しかし、ひとつのネタがブレイクしすぎてしまうということは、一発屋になる危険性もはらんでいる。現にナインティナインの岡村隆史は「(リズムネタは)売れるときはスコーン、と売れてしまう。持続していくことが大変なんでしょうね」と不安視するなど、そのほかにも数々の先輩芸人が8.6秒バズーカーの行く末を案じている。
常に"史上最速"の看板を掲げられることのプレッシャーを彼らはどう受け止めているのだろうか? 期待の新星に今の心境、今後の目標を聞いた。

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3月8日(日)放送の「ウチくる!?」(フジテレビ系)にて、8.6秒バズーカーほかクマムシと厚切りジェイソンが出演
はまやねん(左)田中シングル(右)
写真:トレンドニュース


■オリエンタルラジオコースを狙って生き残っていきたい

田中シングル(以下、田中)「ここからどうすれば生き残れるかっていうことは、いろいろな先輩たちからよくアドバイスをもらっています。藤崎マーケットのトキさんからは『リズムネタは麻薬だ。ずっと続けていたら心と体がボロボロになる。大阪の地にしっかり足をつけて漫才をしろ』ってアドバイスをいただきました。
僕たちと同じリズムネタでブレイクした、オリエンタルラジオさんには『絶対、天狗(てんぐ)になるなよ』って忠告されました。オリラジさんはブレイクしたときふたりとも天狗(てんぐ)になっていたんだと。でもできたら、リズムネタからひな壇に定着していったオリエンタルラジオコースを狙っていきたいですね。リズムネタだけじゃ終わらずに、生き残っていきたい」

はまやねん「僕たち、単独ライブも最速でやらせていただいて、もう大人からの重圧がすごくて......。まず、チケットを完売させるまでがつらかった。『絶対売れないとヤバイからな』って言われていたから。なので1分で完売したって聞いて、ホっとしました。ひとまずそこは超えた。だから、あとはいいものを作らないといけないです」

田中「そうですね。周りの大人たちがめちゃくちゃ持ち上げてくるというか......。僕たち、DVDも出させてもらうんですけれど、こっちもデビューから初DVD発売まで史上最速っていう言葉が付いていて、プレッシャーが......。でも、史上最速みたいな見出しになるようなことをしてもらえるのは、本当にありがたいです。
最速で、しかも1年目だからこそ、言い訳はしないようにいきたいです。同期の芸人とかも最初はひがんでいる奴らもいましたけど、今はもう応援してくれている。『俺たちもファンやわ』って」

はまやねん「同期はずっと応援してくれてますね。『俺も一緒に着いていくから、東京で運転士でもさせてくれ』って(笑)」

■いわゆる下積み時代を送ってこなかった

田中「ブレイクを実感したのは、ショッピングモールに営業に行かせていただいたときですかね。かなりお客さんに来ていただいたみたいで......『こんなにお客が来たのは、ふなっしーを呼んだとき以来だ』って言っていただけました。
ブレイク前の話ですが、僕は結構貯金してたので、特につらい生活とかはしていなかった。相方も実家暮らしだから、貧乏ってことはなかったんです」

はまやねん「そうですね。僕は実家にいたし、バイトも飲食店で、まかないのご飯が出たから、全然つらい生活とかしてなかったです。いわゆる貧乏な下積み時代みたいなのは全くなかった」

田中「だからよく聞く『食べるものがなくてティッシュを食った』みたいな苦労話は全然ないんです。
僕はもともと相方に誘われて、お笑いの世界に入りました。NSC(吉本総合芸能学院)には毎年1000人くらい生徒が集まってくるって話を聞いていたので、その中で飛び抜けることができるとは思っていなかった。
だから、『とりあえず俺は1年やってみて、それでなんともならなかったら、NSCを辞めるわ』って伝えてたんです。なので、最初から『まずは結果を出そう』と、『一発屋でもいいから1年以内にとにかく結果を出そう』と思っていました。だから結果的に、今は狙い通りっちゃあ、狙い通りですね。
もともとは『3年くらいかけてテレビに出られたらいいな』と思っていたんです。それで、テレビに出られるようになったりしてから、生き残り方をゆっくり考えようと思っていた。でもまさかこんなに早くテレビに出られるようになるとは......。今後のことは本当に模索中です」

■とにかく、ふたりで話す場所が欲しい

田中「とにかく僕たちはトークをもっと磨かないといけないと思っています。ふたりでラジオとかができたらいいな。もっとふたりで話す場所がほしいですね。
僕たちYouTubeに公式チャンネルを持っていて、そこの動画ではふたりで話している感じを見せているから、そこから何か広がっていったりすればいいんだけど」

はまやねん「僕は、散歩番組とか、ゆるい感じのロケをしてみたいな」


ふたりとも1991年生まれと、芸歴のみならず年齢もまだ非常に若い8.6秒バズーカー。はやくも全国区に飛び出したことでのプレッシャーを、彼らは彼らなりに乗り越えようと模索している。史上最速の看板を引っさげて、ふたりはこのままどこまで走り抜けていくのか、要注目だ。

☆3月8日(日)放送の「ウチくる!?」(フジテレビ系)には、8.6秒バズーカーほかクマムシと厚切りジェイソンが出演。
大ブレイク中の8.6秒バズーカーが驚異的な過密スケジュールを明かし、共演者たちを驚かせた。

・MC:中山秀征&中川翔子
・毎週日曜日12:00~13:00
公式サイト>>
3月8日(日)放送「ウチくる!?」予告動画 8.6秒バズーカーとクマムシが奇跡のコラボネタを披露>>

◆8.6秒バズーカー
はまやねん(左)は、1991年3月10日生まれ。田中シングル(右)は、1991年2月26日生まれ。ともに大阪府吹田市出身。吉本興業に所属。2014年4月1日にコンビ結成。「オサレもん」(フジテレビ系)への出演をきっかけに、デビューわずか1年足らずで大ブレイク。
座右の銘は「ポジティブに生きる」(はまやねん)と「人の倍がんばる」(田中)。

(取材・文/原田美紗@HEW

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8.6秒バズーカー 「ラッスンゴレライ」 よしもと漫才劇場>>

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