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中学校時代からの同級生で組んだお笑いコンビ・三四郎。先輩芸人にすら物おじしない"生意気キャラ"としてバラエティに出ることも多い彼らだが、かわいがってくれる人も多いのだという。どこか憎めないその魅力に迫った。

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写真:トレンドニュース


■生意気なのはキャラではなく、"素"

小宮「『生意気』だって言われることが多いんですけど、これはキャラというわけではないんですよね。
昔から、バイトをしていても特に理由もないのにめちゃくちゃ怒られたり、人に虐げられた経験が多かったりして、それに反発していたっていう部分があるので、生意気に見えるのかもしれません。だからキャラではなく"素"です。自分的にはあんまり生意気だとは思わないんですけどね。でも、よく『小宮は変わってる』とは言われていました」

相田「出会った当初は小宮のことを変わってるとは思わなかったんですけど、養成所に入って、周りの環境とか変わったときに『もしかしたら小宮って変わってるのかな』と徐々に思い始めました。
小宮はよく滑舌が悪いって言われるんですけど、それも意識したことがない。小宮が養成所の先生に『小宮、圧倒的に滑舌が悪いよ』って言われているのを見て、僕も初めて『そうなんだ』と気づきました。僕は小宮の声がよく聞こえるんですよ。波長が合うって言うんですか? モスキート音みたいなことなんですかね(笑)」

小宮「僕的には後輩とかに生意気キャラみたいなのがいたりしても、全然嫌いにならない。先輩方にも、何も言わないよりかはガツガツ向かって行った方が、逆に誠意が通じるんじゃないかなと思っています。上の人はかわいがってくれる人が多いです」

相田「そうですね。現場ではあんまりヒヤヒヤすることは少ないかな。みんな優しい方が多いし、僕が笑っていればなごやかなムードになる。中和するんですかね」

小宮「初っ端(しょっぱな)は嫌われたりしますけどね。よくよく話してみると誤解が解けるというか。最初は『いろんな人をカテゴリー分けするなかで、こういう人をあまり見ないからビックリする』って言われます」

相田「あと裏では生意気なことを言う分、丁寧にあいさつをしてます。それでどうにか許してくださいと断りを(笑)」

■相田はネタを作っているフリをしている

小宮「中学のときにクラスもグループも部活も一緒だった。それから本当にずっとふたりでいるので、ケンカになったりすることもあります。出番直前までネタがなかなか決まらなかったりして」

相田「ライブの出番で、自分たちのひと組前がもうネタをやってるのに全然なんにも決まんない! みたいなときもありますね。単独ライブで早着替えがあったときに、僕が先に着替え終わって、小宮の方を見たらまだ裸で突っ立ってた。小宮はもう疲れすぎて着替える気がなくて、手伝いの子に全部着替えさせてもらってました」

小宮「僕のほうが漫才中にたくさん話すので、疲れちゃうんです。次にやるネタも覚えないといけないし、もうギリギリなんですよ。それから、よく『相田がネタを作ってるんじゃないの?』って聞かれるけど相田は作ってないですね」

相田「ネタは小宮がほとんど作ってるんですよ。僕は作ってるふりをしています(笑)」

小宮「こうやって、声も美声な感じなんで、いかにもな感じで」

相田「作ってる声です、これは(笑)」

■観客ではなく芸人さんが「おもしろい」と言ってくれた

小宮「高校2年生の時に文化祭で漫才をやったら、爆発的にウケたんです。それで自信がついて『お笑いをやろう』と思って養成所に入った。けど、養成所では全くウケなくて。
結局、高校生のときは自分たちを知ってる同級生とか、先輩の前でやってたからウケてただけだったんだということに気が付きました。養成所ではまさに壁にブチ当たっていて、これからどうしようかな、本当にお笑い続けていけるかなと思ってました」

相田「僕たち一時期はトリオだったこともあるんです。でも三人ってすごく難しくて......迷走していました。全く先が見えない時期もありました」

小宮「テレビのオーディションとかも全部落ちまくっていたんですけど、そんなときに番組の中で『芸人が選ぶ天才ランキング』に選ばれたっていう出来事があって。そのときのネタも、お客さんは笑ってないんですけど、袖(そで)で見ていた芸人さんとかが『面白い!』って言ってくれてたのが糧になりました」

■ゆくゆくは漫才で認められる芸人に

小宮「僕の体力的な問題があるので、もっと相田に比重をかける漫才をやりたいんですけど、相田は自分が前に出るよりアシストに徹したい感じなんですよ」

相田「僕は深夜帯の番組にめっちゃ出るような芸人になりたいですね」

小宮「僕もそれはある。あと、ゆくゆくは漫才でちゃんと認められていきたい」

相田「三四郎がどういうネタをやっているのかって実はあんまり知られてない。もちろん、ネタを見てファンになってくれた方も多いんですけど、やっぱりテレビのバラエティで見てファンになってくれた方がたくさんいます。だから、ネタで賞レースの決勝とかに行ければ、もっと知名度が上がると思うんです」

小宮「相田のキャラも、もっと浸透すればいい。そうしたらネタとかもウケやすいのかなって思いますね。僕は性格的にも猪突猛進って感じなんで。相田はパスを送る感じで」


自由で猪突猛進な小宮と、それをうまくアシストする相田。中学生のときから一緒にいる二人は、よくも悪くもそんな"地"の部分をコンビに生かしているのだろう。小宮個人がブレイクしつつあるが、やはり三四郎は二人揃(そろ)ってこそ真価を発揮しそうだ。

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◆三四郎(さんしろう)
左 小宮 浩信(こみや ひろのぶ) 右 相田 周二(あいだ しゅうじ)。ともに1983年生まれ、東京都出身。マセキ芸能社所属。2005年に結成。2013、2014 年「THE MANZAI」認定漫才師50組に選定。4月27日から29日まで、新宿シアターモリエールにて単独ライブ「道徳の日本男児~其ノ肆~」を開催。座右の銘は「猪突猛進」(小宮)「ボランチ精神」(相田)

(取材・文/おきざきみあ@HEW

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