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日本独自の発展を遂げ、今や世界中から注目されているのがアイドル/ガールズポップ。ここ数年は多様化の一途をたどり、ももいろクローバーZやBABYMETALといったメジャー級のグループを筆頭に、趣味や特技を推し出したアイドルや多国籍アイドル、そしてご当地アイドルなど工夫を凝らしたさまざまな打ち出し方で、他との差別化を図ってきた。

そんな中、"お掃除するアイドル"としてデビューしたガールズ・ユニット「お掃除ユニットCLEAR'S(クリアーズ)」は、東京や名古屋、川崎など各地でフランチャイズ展開をしながらメンバーを増やし、地元のお掃除イベントなどに積極的に参加するという異例の活動で話題を集めている。そんなユニークなアイドル・グループを擁するのが、ガールズポップ/アイドルに特化した音楽レーベル「VERSIONMUSIC(バージョンミュージック)」。そのレーベル長である山本純氏に、彼女たちの魅力について話を伺った。

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「お掃除ユニットCLEAR'S」は、"お掃除するアイドル"というコンセプト

★お掃除ボランティアアイドル CLEAR'S 「ヨゴしたくないcry」>>


■フランチャイズ展開するガールズ・ユニットCLEAR'S

ーー「お掃除ユニットCLEAR'S」(以下、CLEAR'S)は、"お掃除するアイドル"というコンセプトもそうですが、フランチャイズ方式で各地に存在するのもユニークです。

彼女たちは2011年、『街はみんなのゴミ箱じゃない!!』をキャッチコピーにお掃除好きの女の子が集まり、結成されたCLEAR'Sが母体です(一度、解散するが東京CLEAR'Sとして再編)。それを見た山本ヨシキさん(名古屋でライブハウスを経営するプロデューサー)から、「面白いからウチでもやりたい」というお話をいただきまして。それがフランチャイズという形になったキッカケです。
その後、川越市の商店街からも、「地域興しの一環として、ウチでもやりたい」との要望がありました。こういうフランチャイズ形態のアイドルというのは今までなかったし、「これは面白いな」と思って(VERSIONMUSICと)契約しました。

現在CLEAR'Sは、群馬、名古屋、大阪、熊本、千葉も含めた8カ所でフランチャイズ展開しており、CDを出すときは地方名の付かない「CLEAR'S」名義となります。そのメンバーは、各地方のCLEAR'Sから選抜されるので、「(地元で)頑張れば、次は自分がCDに参加できるかもしれない」というのが彼女たちのモチベーションとなり、引いては地方の活性化にもつながるわけです。ゆくゆくは全国各地に存在し、日本中をきれいにするというのが目標ですね。

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左から夏奈子、sheena、沢辺りおん、大和さゆり、軽辺るか(東京CLEAR'S所属)


ーーフランチャイズというのは、これまでにない戦略ですが、実際の活動はどのようなものでしょうか。

東京、名古屋、川越のCLEAR'Sは、ゴミ拾いボランティアのNPO法人「グリーンバード」さんの活動に、月に2回隔週で参加しています。また、川越CLEAR'Sは「小江戸川越観光親善大使」にも任命されており、昨年末には埼玉県知事から、「第2回おもてなし大賞」の特別賞をいただきました。それぞれのCLEAR'Sが、地域に根ざした活動をしています。ゴミ拾いのボランティア活動には、多い時には30~40人のファンの方々が参加してくださっていますね。もともとボランティア活動をしていた方が、ファンになってくださるケースも結構あります。他にも、毎週火曜日を「美火(びか)の日」と称して、メンバーとファンで「お掃除報告」をTweetし合うなどSNSを利用した交流もおこなっています。

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ボランティア団体「グリーンバード」主催の掃除イベント参加時。(=2015年2月15日、場所 下北沢)


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ボランティア団体「グリーンバード」主催の掃除イベント参加時。(=2015年2月15日、場所 下北沢)


ーー 3/18にはセカンドシングル「ヨゴしたくないcry」がリリースされます。

例えば、大阪で活動しているガールズグループEspeciaは、若旦那さんに楽曲提供やプロデュースをお願いしているのですが、それもあって、「音楽を知ってからライブに来るようになった」というファンが多い。同じようにCLEAR'Sも、サウンド面からのファンが増やせるような音作りを目指しています。今回はスカをベースにした楽曲ですが、匿名で一流のミュージシャンが楽曲提供・演奏をしてくださっています。
彼女たちの楽曲は、基本的には「掃除」について歌っているのですが、今回のカップリング曲「感謝ファンファーレ」だけは"卒業"をテーマにしています。そして表題曲「ヨゴしたくないcry」も、実は裏テーマが"卒業"。「今日までの自分を/磨いた鏡に映して/それぞれの旅立ち」というところです。そのあたりを意識して聞いていただけるとうれしいです。

(聞き手/黒田 隆憲@HEW)


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