ここから本文です

5月30日から公開される映画『夫婦フーフー日記』。原作は「がんフーフー日記」という闘病ブログをもとにした実話なのだが、映画版は難病ものにありがちな湿っぽさはなく、"死んだはずのヨメ(永作博美)が残されたダンナ(佐々木蔵之介)の前に生前とまったく同じ姿で現れる"というファンタジー要素を加えたことによって、笑って泣けるコメディになっている。

サムネイル

5月30日公開の映画『夫婦フーフー日記』出演 佐々木蔵之介&永作博美
写真:トレンドニュース


■スピーディーな展開と会話のテンポが魅力的

佐々木 :現在の自分たち(しかも片方は死んでいる!)が過去の自分たちを見ていて、しかも同じ空間にいる、というのがこの映画の醍醐味ですよね。あの時言えなかったことを振り返って、それに対してツッコミを入れたり笑い合ったり、逆に切なくなったりすることができる。実際の撮影でも、まず過去のシーンを撮って、あとでグリーンバックで現在の二人の部分を撮って合成したんですが、そうやって時間をずらして撮影したことで、客観的な視点で演技することができたのもよかったと思います。

――この役を引き受けようと思ったポイントは何ですか?

永作 :主役の夫婦二人がとても魅力的でエネルギーにあふれていたことですね。現在と過去が入り乱れる構成が今までにない新鮮な形で、どうやって撮るんだろう? と興味を持ちました。

佐々木 :台本を読んで、とにかく展開がスピーディーだと思いました。原作は闘病のブログなんですが、ただ悲しい、苦しいといった話ではなく、希望にあふれ、今を生きていくお話だったので、すごく素敵だと思いました。

――主人公夫婦は20歳で出会って17年間も友達として付き合った後に結婚するわけですが、そんな歳月があればこそのボケ・ツッコミの掛け合いが魅力的でした。

佐々木 :すべて台本に書いてあったんですよ。撮影に入る前に監督と永作さんと3人でホン読みをして、気になるシーンのリハーサルをやっただけ。それですんなり役に入れました。

永作 :会話のテンポがいいんですよね。17年間の関係性ゆえの二人だけの独特の時間の流れ方がある感じで。それに佐々木さんは、こちらが少しズレても拾ってくださるので、ずいぶん助けられました。リードしていただきました。

――実話がベースで実在の方を演じるということで、原作者の方とは何かお話されましたか?

佐々木 :実は撮影中はまったくお会いしていないんです。初対面は初号試写ぐらいの時で、トイレで偶然隣りになったという......(笑)。自分としては、ただヨメを愛していて、救ってあげたい、ペ~(二人の間に生まれた子供)を大切に育てていきたい、という思いをこめて演じていました。

永作 :「こうしてほしい」というような要求はまったくなかったと聞いています。私たちに託してもらったんだなぁ、と感じて演じました。原作のブログも、映画の脚本も、誰も悲しませようとしていない描き方で、思わず笑っちゃうような作りになっていますから、それがうまくできれば、ご本人も天国で笑ってくれるんじゃないか、と。

■友達の延長みたいな似たもの夫婦が素敵

――それぞれのお好きなシーンについて教えてください。

佐々木 :普段は弱さを見せないヨメが、ペ~と別れるのが辛い、いなくなるのが怖い、と泣くシーンがあるんですが、ダンナはそれに対して「そうか...」としか言えないんですね。でも、客観的に考えてみると、そんな場面ではそれが彼の精一杯なんです。それでも、何もできなくても、そばにいてあげるだけで助けになる、力になれるのかも、と感じました。もっとも、そんないいシーンのすぐ後ですぐにまたバカ話を始めちゃったりするんですが(笑)。でも日常なんて、そんなものですよね。

永作 :私はヨメが初めてダンナの魅力に気付いた瞬間ですかね。それまでは何とも思っていなかった相手が、「この人、私と同じことを考えてる!」ということがわかり「えっ、何?」という、急に空気が流れ始めたような感覚。「ここから始まったんだ、この二人......」という場面が印象的でした。

――こうした夫婦を演じたことで、結婚観や理想の夫婦像に変化はありましたか?

佐々木 :17年という友達として過ごした時間があって、お互いをよくわかっているからこそ言い合えるという感覚が素敵だと思いました。友達時代のダンナは彼女に押される一方だったけれど、結婚してからは意外にかわしたり、やり返す技術を学んでいくんです。そうして夫婦のバランスが良くなっていくんですよね。
たとえば、本の整理をしていてどの本を処分するかでケンカしている場面でも、よく考えたら二人の趣味は何となく似ていて、同じジャンルの中で言い争いをしているだけ。傍から見たらバカ夫婦です(笑)。でも、そんな関係が微笑ましいと感じました。

永作 :こんな楽しそうな夫婦、見ているだけで幸せになれますよね。すごく言い争いをしながらも、二人ならではの距離感を保っているのが絶妙だと思いました。

■映画『夫婦フーフー日記』
作家志望の編集者・ダンナ(佐々木蔵之介)と本好きで本屋勤務のヨメ(永作博美)は20歳の時に出会って17年目にしてついに結婚。しかし直後、ヨメの妊娠とガンが発覚し、幸せな新婚生活は闘病生活に。そして入籍から493日後、一人息子ペ~を遺して、ヨメは亡くなってしまう。ところがダンナの前には死んだはずのヨメの姿が!? これは幽霊か幻影か? やがて彼女と、ヨメが生きていた頃を振り返るうちに、生きている間には伝えられなかった様々な想いがあふれ出して......。実際の闘病ブログをもとに映画化した、笑って泣けるコメディ。監督は『婚前特急』の前田弘二が手がけている。

夫婦フーフー日記 プロモーション映像 劇場予告編


佐々木蔵之介:ヘア&メイク/白石義人(ima.) スタイリング/勝見宜人(Koa Hole inc. )
永作博美:ヘア&メイク/市川土筆 スタイリング/古牧ゆかり

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ