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先日、ドラマ「相棒 season13」の最終回スペシャルにメインゲストとして出演した俳優、瀧川英次は、俳優のほかにも"赤ペン瀧川"なるキャラクターで人気を博している。そのネタは、赤ペンを担いで"迷惑エロメール"にツッコミを入れていくというもの。出会い系メールを添削するために、サイトに60万円ほどお金をつぎ込んだというその熱意は一体どこから沸き上がってくるのだろうか。瀧川英次の、俳優と添削家というふたつの顔に迫った。

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(赤ペン瀧川が出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」)
写真:トレンドニュース


■みんながゴミだと思っているもののなかに、お宝がある

「エロメールを添削し始めたそもそものきっかけは、みんながゴミだと思っているものの中にも、お宝があるのではないかという発想から始まりました。迷惑メールなんて、読んでみても9割は面白くないものばかり。だけどそのなかに1割だけ、面白いものがあるんです。それを見つけたときの喜びっていうのが尋常じゃなくて......。こんなにおもしろいものをみんな読まずに捨てていたんだ! と思うのと同時に、『俺が面白い迷惑メールを拾ってやらなきゃな』と考えて。それでまず、mixiにコミュニティを立ち上げて、迷惑メールを1行ずつ紹介し、そこにツッコミをいれていく、ということを始めたんです。

コミュニティを立ち上げるとき、どういうタイトルをつけようかなと悩んで。シンプルに『迷惑メールツッコミ』とかでもいいなと思ったのですが、ツッコミってワードはあまりにも一般的すぎるから、ジャンルとして確立しないなと思いました。
そこで、"添削"ってワードを思いついたんですね。添削といえば、赤ペンだなと。そこから『名前は赤ペン瀧川にしよう』と思いつきました。添削というジャンルを支えるために、赤ペン瀧川という名前ができたという感じです。これが案外うまくいって、赤ペン瀧川という名前と"なんでも添削家"という肩書のおかげで、いくつかお仕事ももらえるようになった。だいぶ生きやすくはなりましたね(笑)」

■20年間俳優業をやっていて、初の大役はうれしかった

「相棒のキャストに抜擢(ばってき)されたときは、プレッシャーというよりも単純にうれしいという感情の方が大きかったです。自分がどんな役をやるのかっていうのは、実際に台本を読むまでは知らなかったです。俳優・成宮寛貴さんと関係の深い役だと知ったときは、『こんなにやりがいのある役をもらえるなんて......』と興奮っていう気持ちのほうが強かった。『この役はどうやってやろう。どうしたらもっと面白くなるだろう。現場ではどんなことが起きるのだろうか』という部分を楽しみました。20年間俳優業をやってきて、ようやくこういった役ができるのかと思うとすごくうれしかったですね。奥さんも喜んでくれて......ただ、『ヘタうつなよ』って忠告されたけれど(笑)。オンエアをみた奥さんは『よくやったな』って褒めてくれました。

僕は普段は、ドラマよりも舞台に出させてもらうことの方が多いので、舞台とは全く違うドラマの現場はまた面白かったです。相棒ってやっぱり独特な世界観があって、とてもシリーズとしての強さがある作品だと思います。現場の雰囲気は和やかではあったけれど、決してだらだらはしていなくて、すごくプロっぽい感じの現場でした。楽しかったな」

■プライドを持って、それでも謙虚に生きる

「今後は、このまま俳優業の仕事を続けていきたいですね。僕がもともと俳優を始めたきっかけっていうのは、俳優には定年がないからなんです。それから、赤ペン業としては、赤ペンとスライドを使った今のスタイルを使って、もっといろいろな方といろいろな仕事がしてみたい。僕は迷惑メールとか、映画を紹介するネタをよくやっているのですが、それ以外のジャンルにも挑戦してみたいです。例えば、街とか料理とか人を扱う添削をしたりとか......本当にジャンル問わず、いろいろな人といろいろな仕事をしていきたいなと思っています。

僕が20歳そこそこのとき、横浜にいた外国人の大道芸人が「鼻は高く、腰は低く」っていう言葉を口走っているのを聞いたことがあって。それにすごくびっくりして、同時にとてもいい言葉だなと思いました。あの言葉は、10年以上たった今でも大切にしています。要は、『プライドを持って、それでも謙虚に』という意味だと思うんです」

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(赤ペン瀧川が出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」)
写真:トレンドニュース


◆赤ペン瀧川/瀧川英次(あかぺんたきがわ/たきがわえいじ)

1977年12月27日生まれ。神奈川県出身。なんでも添削家「赤ペン瀧川」としてスライドとトークを武器に1人でさまざまな角度から添削(ツッコミ)を行うスタイルでテレビ、ライブ、コラムなど多方面で活躍する。また、映画コメンテーター、俳優、演出家でもあり、演劇ユニット「七里ヶ浜オールスターズ」主宰も務めている。座右の銘は「鼻は高く、腰は低く」。

(取材・文/おきざきみあ@HEW

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>> 赤ペン瀧川が出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」

異例の大抜擢! 添削家がドラマ相棒に ぶるぺん(00:02:57)>>


迷惑メールの秀逸すぎるタイトル ぶるぺん(00:01:47)>>


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