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芸能界きってのおしどり夫婦として知られる俳優・愛川欽也さんとタレント・うつみ宮土理。うつみは、マスコミからいくら質問をぶつけられようと、夫の病状を隠し続けた――。

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うつみ宮土理/Midori Utsumi, May 22, 2012 : 「シャンソン ド メグロ」会見に登場したうつみ宮土理さん
2012年5月22日撮影
写真:まんたんウェブ/アフロ


愛川さんは、3月7日放送の1000回をもって、20年間司会を務めた「出没! アド街ック天国」(テレビ東京系)を降板。突然の降板劇に、世間では愛川さんの体調不良を疑う声が浮上したが、うつみは、3月30日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)で「どうしてマスコミの人って私たちを病気にしたがるのかなぁ」と疑惑をキッパリ否定。降板理由についてたずねられても、「うちではそんなの聞かない。本人が決断することだから」と微笑してかわしていた。

だが、4月17日、愛川さんが4月15日午前に肺がんのため死去したことが報じられた。80歳だった。所属事務所は、訃報を伝えるとともに、生前の愛川さんが病状を伏せるよう強く希望していたことを明かした。

どうやらうつみは、夫の意向に沿おうと体調不良説を否定していたらしい。「ノンストップ!」では、降板の深い事情を把握していないふりをしていたが、そのときの心中はいかなるものだったろうか? 愛川さんの訃報を受けて、俳優・坂上忍は自身のブログで、「凄い、ですね。愛川さんの意向を、最後まで守り抜いた.....うつみさん。って、ことなのかな」と感銘を示している。

うつみは1978年、「シャボン玉こんにちは」(TBS系)での共演がきっかけで愛川さんと結婚。愛川さんからのプロポーズの言葉は、大きな花束を抱えての「大好きな花をプレゼント、僕もプレゼント」というものだった。以来芸能界きってのおしどり夫婦として知られ、2005年には、"いい夫婦の日(11月22日)"にちなんで著名人カップルが選出される「パートナー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。自身も芸能活動を行ううつみだが、どんなに忙しくても朝食だけは自ら用意した。また、2007年に愛川さんの不倫が報じられた際は、怒るどころか、「かっこいいじゃん!」と笑い飛ばし、夫をかばった。

うつみは、いつだって妻として夫を守ろうとしていた。その深い愛情は、夫の最期が近づいているときもひたすらにいちずだった。

(文/原田美紗@HEW

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