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一発ギャグの申し子・ちゅうえいと、甘いマスクのツッコミ・瀧上による漫才コンビ、流れ星。この春にはライブDVDをリリース、そして自身の集大成とも言うべきベストネタライブを開催するなど快進撃を続ける2人だが、群雄割拠のお笑い界を生き抜くために、すでに新たなステージを見据えていた......流れ星の"芸能界を生き抜く術"に迫る!

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4月24日DVD『流れ星 単独ライブ 維新』発売 =ちゅうえい(左)瀧上伸一郎(右)


■何年か前までは一発ギャグを封印していた

―― 流れ星の漫才の最大の売りは、「ひじ神様」「ガンダム」「天秤(てんびん)ちゃん」といった、ちゅうえいがネタの中で繰り広げる一発ギャグの数々。だが、この現在の漫才スタイルが確立されたのは、比較的最近のことなのだとか。

ちゅうえい「何年か前までは、漫才の中ではギャグを封印してたんです。一発ギャグ自体は、昔からずっとやっていたんですけどね」

瀧上「センスあふれる漫才を目指していたので(笑)、ちゅうえいのギャグとは完全に切り離して考えていたんです。でも、なかなかうまくいかなくて」

ちゅうえい「『M-1(グランプリ)』も、ずっと準決勝止まりでしたからね」

瀧上「それで行き詰まっちゃって、ある日、思いきって、ちゅうえいのギャグを詰め込んだ、バカバカしいネタに方向転換したんです。そしたら、すごく評判がよくて」

ちゅうえい「実際ウケもよかったし、ギャグの印象が強い分、お笑いファンじゃない人にも、流れ星という名前を覚えてもらえるようになりました」

瀧上「結局、漫才に対する妙なこだわりがなくなったというか。いい意味で開き直れたんだと思います」

ちゅうえい「僕は昔から思ってたんですけどね、『俺のギャグ入れりゃいいのに』って」

瀧上「本当かなぁ(笑)」

 ―― かくして、ギャグ満載の漫才ネタで、2013年に『THE MANZAI』決勝進出を果たし、一躍人気コンビとなった流れ星。今月29日には、自己史上最大規模のライブ『スーパーベストネタライブ 星吹雪』を開催するなど、その勢いはとどまることを知らない。

ちゅうえい「『星吹雪』は、1,500という客席数にビビりつつも、テンションが上がってます。本当はワイヤーで客席の上を飛び回りながら漫才したかったんですけど、スタッフに即却下されました」

瀧上「当たり前だよ! でも確かに、大きい舞台を有効に使いたいというのはありますね。ツッコむたびに前のほうに行って『アリーナー!』って叫んでみようかな(笑)」

■8.6秒バズーカー、クマムシはライバル?

 ―― 流れ星がブレイクする一方で、「あったかいんだからぁ♪」のクマムシ、「ラッスンゴレライ」の8.6秒バズーカーら、新世代のギャグメーカーも次々と頭角を現している昨今。ギャグの先達、ちゅうえいの心中やいかに......?

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4月29日LIVE『流れ星 スーパーベストネタライブ 星吹雪』開催=ちゅうえい(左)瀧上伸一郎(右)


ちゅうえい「クマムシや8.6秒バズーカーのギャグって、いわゆる"音楽ネタ"とか"リズムネタ"でしょ。僕がやっているのはあくまでも"一発ギャグ"なんで、ジャンルがまったく違うんですよ。だから彼らに対しては、『いいネタが見つかってよかったな、頑張れよ!』と思うだけで、ライバルだなんて考えたことはないです。むしろ僕は、同じくギャグを連発する芸人、サンシャイン池崎やルシファー吉岡に脅威を感じています」

瀧上「そうなの? 今初めて聞いたけど(笑)。まぁでも、本当に最近は勢いのある後輩がどんどん出てきてるんで、油断はできませんけどね」

ちゅうえい「かと思えば、僕らより上の世代の芸人さんもすごい人ばっかり。最近、(明石家)さんまさんやとんねるずさんといった大先輩と共演させていただく機会も多いんですけど、みなさん本当に面白いですからね」

■"芸能界を生き抜く術"の先に見えるライバルとは

 ―― 口をそろえて「お笑い界で生き残ることは至難の業だと思う」と言う2人。そこで今後の展望を尋ねると、なんとも意外な答えが返ってきた。

瀧上「これからは、お笑いとは別のフィールドにも目を向けないといけないなと思っていて。はっきり言っちゃうと、子供たちからの支持を集めたいんですよね」

ちゅうえい「だから最近、瀧上がよく言うのは、『俺たちのライバルは、アンパンマンやドラえもんだ』って」

瀧上「僕らが芸能界で勝ち残っていくためには、さんまさんを倒すことよりも、アンパンマンの倒し方を考えたほうが賢明だと思うんですよ」

ちゅうえい「アンパンマンも相当強敵だけどね(笑)」

瀧上「要するに、アンパンマンもドラえもんも、誰もが子供の頃に一度は好きになるキャラクターじゃないですか。僕らもそういう存在になりたいんです。『小さい頃、流れ星が好きだったんだよね、今はもう卒業しちゃったけど』みたいな(笑)。それで全然いいんですよ。常に子供たちの人気者でいられたら最高ですよね」

ちゅうえい「ファンの子供たちが、大人になってからまた好きになってくれることもあるかもしれないし。まさにドラえもんの映画を見に行くみたいな感覚でね」

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4月24日DVD『流れ星 単独ライブ 維新』発売 =ちゅうえい(左)瀧上伸一郎(右)



【インフォメーション】
☆DVD『流れ星 単独ライブ 維新』
昨年行われた流れ星初の全国漫才ツアー『維新』から東京公演の模様を収めたDVDがリリース。珠玉の新作漫才はもちろん、幕あいの映像ネタも爆笑必至。さらに特典映像として各会場の舞台裏の模様も収録。(4月24日(金)発売)

☆LIVE『流れ星 スーパーベストネタライブ 星吹雪』
流れ星のこれまでのネタのなかから一般投票で選ばれた傑作ネタを披露。新ネタも予定されており、今現在の流れ星の魅力を存分に堪能できる、集大成とも言うべきファン垂涎(ぜん)の一大イベントだ。(東京国際フォーラム ホールC=4月29日(水・祝))

【プロフィール】
「流れ星」
ちゅうえい 1978年7月29日生まれ、岐阜県出身。
瀧上伸一郎(たきうえ・しんいちろう)1978年12月12日生まれ、岐阜県出身。

高校の同級生だった2人が、2000年にコンビ結成。現在、『ミレニアムズ』(フジテレビ系)、『おはスタ』(テレビ東京系)など数々のテレビバラエティで活躍するほか、月1回の合同ライブ『お笑いマッハライブ』にも出演中(次回公演は5月8日(金)・新宿vatiosにて開催)。
座右の銘は「何もしないことが一番の悪」(ちゅうえい)、「『頑張ります』と口に出して言うやつは頑張れない」(瀧上)。

(取材・文:泉英一)
写真:トレンドニュース

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