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メディアへの露出が少なく、小規模なライブを中心に活動するアイドルのことを俗に"地下アイドル"と呼ぶ。大手事務所所属のグループと違い、メンバーや運営スタッフ、ファンの距離が近いのがポイントで、その近さはときに生々しい舞台裏が明かされる事態にもつながる......。

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ライブイメージ 写真:アフロ


地下アイドルたちのインパクト大な脱退理由を集めてみた。

■「部屋のゴミを捨てろと言われるのが嫌」

東京・赤羽のご当地アイドルグループ・Nゼロの公式ブログが昨年8月、メンバーの石原麻衣子の脱退についてアナウンスしたときの内容は衝撃的だった。石原はもともと11期生としてグループに在籍していたが、ファンとの私的交流が原因で一度脱退。14期生見習いとして再加入したという経緯のあるメンバーなのだが、「11期生に戻りたいが戻れないのが嫌だ」「見習いだとライブで1曲しか歌えないのが嫌だ」と言い出したそう。
公式ブログでは、石原のほかの脱退理由も列挙しており、それらは「会社から部屋のゴミを捨てろと言われるのが嫌だ。言われるとやりたくなくなる」「交流(ファンとの接触イベント)で暇なのが嫌だ」「受験生なので、もっと勉強して上の高校を目指したい」「バレー部を引退して、Nゼロに戻ったら膝が悪化した」「親から帰るのが遅いからやめろと言われた」「見習いになってからやる気がなくなった」というもの。ちなみにスタッフが石原にたった1カ月前には「紅白に出るまで絶対にやめません」と宣言していたことを指摘すると、「私は気が変わりやすい」と答えたとか。

■「活動費用が払えなくなった」

アイドルユニット・ライムベリーのMC YUKAこと大田原優花が、昨年4月にグループ脱退を発表した際、大田原の母親が娘のブログで告白した理由。グループの公式ブログでは、「ご家庭の事情」とだけ説明されていたが、実は活動に必要な「高額なお金」を捻出できなくなったのが真実だそう。「わが家では、経済的理由により、ライムベリーを続けていくことを断念することにいたしました」となんとも世知辛い事情が明かされた。

■「交際相手が違法行為を犯している疑いがある」

危ない女の子シスターズの芹沢南の解雇、そして"芸能活動追放"が2013年6月に決定したとき、グループの公式サイトが発表した理由は、なんと「交際相手が違法行為に関与している疑いがあるから」。違法行為とは具体的になにかは説明されなかったが、問題の大学生については、すでにスタッフから警察に通報済みだそう。あまりにもな事件に、ファンは、「アイドルが交際していたとは!」という当然の感想も、驚きのあまり吹っ飛んだことだろう......。

■「ストーカー被害に遭った」......!?

CoverGirlsの出口莉奈は昨年10月より活動休止に入ったのだが、その理由は「ストーカー被害に遭ったため」。性犯罪の被害にあったと警察署に被害届を提出し、予定されていたライブも欠席した。しかし、事情聴取を受けてすぐ被害届を取り下げ。実はストーカー被害は、ライブに出たくないがためのウソだったのだ。さすがにバツが悪かったのか、出口はそのまま休業に入り、今年2月に正式に脱退を発表したのだった。


普通なら、当たり障りのない言葉に置き換えられそうな強烈な理由ばかり。だが、このある意味"ありのまま"な言い訳は、一筋縄ではいかない多彩なキャラクターやパフォーマンスがそろう地下アイドル界の魅力とも根を同じとしているのだろう。けして口当たりのいいものばかりを楽しめるわけではない......という地下アイドルの特徴が、脱退理由という部分にまでおよんでいるだけなのだ。

(文/原田美紗@HEW

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