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1984年に第1回「東宝シンデレラ」グランプリを獲得後、数々のドラマや映画、舞台で活躍中の女優・沢口靖子。先日、ドラマ「科捜研の女」シリーズで「第23回橋田賞」を受賞、さらに6月4日から始まる舞台「台所太平記」で主演を務めるなど、ますますの活躍をみせる沢口に、大ブレイクのきっかけとなった朝ドラ「澪つくし」の思い出や、これまでの女優活動を振り返ってもらった。

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5月31日(日)放送の「ウチくる!?」(フジテレビ系)にて、沢口靖子が出演
写真:トレンドニュース


■朝ドラ出演、いまだったらプレッシャーで押しつぶされていたかも

――美しい顔立ちのなかからうかがえる人間の強さや弱さ、複雑な感情......。沢口が演じるキャラクターに共感できる視聴者は多い。ゆえに「科捜研の女」などシリーズもの、いわゆる"当たり役"が多数あるのも沢口の特徴だ。そんな女優・沢口靖子を世に知らしめたのは、最高視聴率55.3%を記録した連続テレビ小説「澪つくし」だろう。

沢口:当時はすごく大変でしたね。とにかく分量が多くて、朝から晩まで、わたしが最後まで現場に残っていました。朝ドラって結構話題になるので『今はこういう方がやっているんだ』って気にしたりはします。みなさん若いのにスマートにやられているなって印象ですね。すごいなって思います。わたしは本当に大変だったので(笑)。

でも今は情報がいっぱい入ってくるので、その意味では大変でしょうね。当時わたしは"視聴率"という言葉もあまり理解してなかったし、朝ドラを放送している時間は学校に通っていたので、ほとんど見たこともなくて......。そんな真っ白な状態だったから飛び込めたというのもあるでしょうね。もし今みたいにいろいろな情報が入ってくる時代だったら、尻込みしたでしょうし、プレッシャーに押しつぶされて体調を崩したりしたかもしれませんね。

■「橋田賞」受賞はうれしかった

――芸能生活も気がつけば31年。年を重ねるごとにいろいろな作品と出会い、仕事に対するスタンスも変わっていった。結果「橋田賞」受賞という朗報が届く。

沢口:20代は無我夢中でお仕事をしていたのですが、30代になると作品との出会いの中で、徐々に自覚をもつようになりました。恥ずかしながら40代になって、ようやくプロ意識が芽生え始めました。スロースターターなんです。若いときは、会社からいただく仕事をひたすらこなしていたのですが、だんだんお仕事に対して欲も出てきて、この10年は企画書の段階から参加させていただくようになりました。自分からやりたいと思って参加させていただくぶん、仕事に対する責任感も出てきましたし、それに費やす時間も増えました。その意味で、受賞させていただいたことは、そういう自分の取り組みを見ていただけたのかなってうれしかったです。

■女優という仕事には終わりがない......まだまだ勉強中

――数々の作品で主演を経験し代表作を持つ沢口だが、言葉の端々から謙虚さがにじみ出てくる。

沢口:女優というお仕事には終わりがないように思いますね。まだまだ勉強しなくてはいけないし、余裕の域には至らないですね(笑)。作品が違えば役者は0からのスタート。若いころはただただ無我夢中でしたが、年を重ねるごとにいろいろなことが見えてきたぶん、役柄に対しても追及していきたいと思う気持ちが増して、奥が深くなっていくんですよね。

■番組では恋愛観や高校時代のロマンスも赤裸々告白!?

――「ウチくる!?」の収録では恋愛観や、高校時代の野球部のキャプテンとの恋の話!? が飛び出すなど、沢口のいろいろな素顔が見られる。

沢口:前日はどんな展開になるんだろうってドキドキして寝付けなかったんです(笑)。でも司会の中山(秀征)さんや、しょこたん(中川翔子)、スタッフのみなさんも温かくて、とても居心地がいいです。リラックスできて、いろいろなトークをさせていただきました。

――日本橋三越前で行われたロケ。赤いカーディガンを羽織った沢口が登場すると、行き交う人々は口々に「キレイね~」「お美しいわね~」と感想を漏らす。金鳥などのCMでは、闊達(かったつ)でコミカルな一面ものぞかせるが、やはりその佇(たたず)まいは、ホンワカして柔らかい雰囲気に包まれている。「もう来月50歳になるんですよ」とあっけらかんと話すが「節目節目に、作品や人とのすてきな出会いがありました」と歩んできた道を懐かしそうに語る姿が印象的だった。

(取材・文・写真:磯部正和)

☆舞台「台所太平記」は2015年6月4日~26日に明治座にて上演。谷崎潤一郎没後50年の今年、彼の人生で唯一描いた喜劇作品「台所太平記」を沢口靖子主演で舞台化。「無知で純粋な女中が、谷崎家の台所でいろいろなことを学び、人として洗練されていく成長物語です」と沢口は見どころを語った。

☆5月31日(日)放送のトーク番組「ウチくる!?」(フジテレビ系)に沢口靖子が出演。ゆかりのある日本橋を舞台に、風間トオルやオリエンタルラジオの藤森慎吾など豪華ゲストが沢口の素顔を暴く!恋愛観や青春時代のさわやかな恋の話など、見どころ満載だ。
・MC:中山秀征&中川翔子
・毎週日曜日12:00~13:00
公式サイト>>

◆沢口靖子(さわぐち・やすこ)
1965年6月11日生まれ、大阪府出身。第1回「東宝シンデレラ」(1984年)でグランプリを獲得し芸能界入り。同年公開の『刑事物語3 潮騒の詩』で女優デビューを果たすと、翌1985年のNHK連続テレビ小説「澪つくし」でヒロインを演じる。作品は平均視聴率44.3%を記録する大ヒットとなり、沢口の知名度も全国区に。その後もテレビ、ドラマ、舞台等で活躍の場を広げ、2015年には人気ドラマ「科捜研の女」シリーズで「第23回橋田賞」を受賞する。
座右の銘は「Step by Step 一歩一歩着実に」

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