ここから本文です

やたらと"熱い男"として知られる森脇健児。1990年代に東京進出を果たすと、一時期は10本以上のレギュラー番組を持ち芸人として栄華を極めた。だがその後、引き潮のごとく仕事は減り、地元・関西に戻る決断を下す。第2の人生のスタートは、京都のラジオ番組1本だった。それでも森脇は「右肩に上がり続ける人生なんてない」と目の前の仕事に全力投球。そして、伝説の人気番組「夢がMORIMORI」以来となる『SMAP』との再共演も果たすなど、再ブレイクの兆しを見せている――。

サムネイル

6月14日(日)放送のトーク番組「ウチくる!?」(フジテレビ系)にて、森脇健児が出演。


■『SMAP』とはもう会うことはないと思っていた

 日本テレビ系バラエティ番組「ナカイの窓」やフジテレビ系「SMAP×SMAP」の特番「SMAP×SMAPスター大運動会」で、人気グループ『SMAP』と共演を果たすなど、東京での仕事が徐々に増えてきている森脇。『SMAP』との共演は、自身のブレイク当時の90年代に放送され、今や伝説の番組ともなっている「夢がMORIMORI」以来となったが...。

 「『夢がMORIMORI』が始まった時は、まだ『SMAP』は大ブレイクする前で、まさかここまでスーパースターになるとは思っていなかった。でも、彼らはすごく努力していたし、人間的にも素晴らしかったですからね。(活躍は)うれしかったですよ。自分が関西に戻ってからは、もう会うこともないと思っていました。でもこうして会えた。コツコツやっているとワンチャンスあるんだなってね」と笑顔で明かす。

■若い頃は自信がないから愚痴や言い訳ばかり...

 森脇は、フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーをきっかけに23歳で上京。その後は、バラエティの司会や、連続ドラマ、スポーツ情報など数々の番組に出演し大ブレイクを果たした。

 「東京にいた約7年間は、なんでもやりたいことができた時間でしたね。それは大きかった。今こうして、『ウチくる!?』のような番組に出させてもらう時、秀ちゃん(=中山秀征)みたいに、当時一緒にやっていた仲間がいてくれるのは心強いですし、番組で共演していた『SMAP』がスーパースターになっていたり...。やっぱり財産ですね。一方で、もう少し1本1本の仕事を深くやっておけばよかったなという反省点もあります。若い頃は、自分に自信が持てなかったから、愚痴ばっかりでしたね。なんで番組がダメになったのかを考えても、自分を正当化しようとして、言い訳ばかり。なんの実力もないのに、そんなことしていたら人は寄ってこないし、当然仕事は減りますよね」

■一からではなくマイナスからのスタート

 結果、10本以上あったレギュラー番組は徐々に減りゼロに。約7年間過ごした東京を離れ、地元・関西での再スタートの決断を下すが、「仕切り直し。一からやり直そうと思ったけど、帰っても仕事があるほど甘くはない。関西を中心に活躍している人がいるんですから、そこに割って入ることなんてできない。実際はマイナスから、京都のラジオ番組1本からのスタートでした。それでも、ありがたい話。この時点で『ダメな時はあがかない』と思っていたし、『いただいた仕事を一生懸命頑張ろう』と。"売れること"を考えず、"残ること"を考えようってね」と当時の胸中を振り返る。

■「店やらないか?」誘惑にも負けず芸能活動1本

 「とにかく暇で時間があった」という森脇はライフワークにしていた"走ること"をはじめ、持ち前の熱さを武器に目の前の仕事に全力投球し続ける。すると、その独特の"熱量"が徐々に周囲の注目を集めて、ついにはスーパースターとなった『SMAP』との再共演に結びつくわけだが、その過程では元人気芸人ならではの"誘惑"もあったとか。

 「引き潮の時は何をやってもダメ。でも腐らず、心を折らずに頑張って努力していれば、『チャンスの神様がほほ笑んでくれるかも』、『流れが変わるかも』とポジティブに考えていました。でも、弱っている時って、いろんな誘惑があるんです。『店をやらないか?』とかね。そういう職業にはプロがいる。中途半端に手を出したら、その人たちに失礼ですよね? だから他のことには手を出さなかった。ほそぼそとだけれど、芸能活動だけで食べていたから、今があるんだと思います」

 東京にいた7年間は、「住民票も移したし、マンションも買った。結婚したばかりで、
やらなければという気持ちで、格好つけて、いいところ見せたいという思いでガチガチだった」
という森脇。だが、現在は「自分と同じ世代の人に、『一度泥水を飲んでも戻ってこられるんだよ』ということを見せたいという気持ちがあるんです。だからダメだったときのことをしゃべりたいし、いまは全部が楽しい」とまったく逆の考えになったという。
 そこには、以前のような"熱さ"を胸に秘めつつも、自然体の笑顔を浮かべる森脇の姿があった。

(取材・文・写真:磯部正和)


☆森脇健児が部長を務める「森脇健児陸上部」では、タレントを目指す「走れる、走りたい女性タレント」を募集中。これまでも「女子部」には、藤井日菜子、外田ありさ、こしきさやか、近藤綾香、高島麻利央、朋未、きのせひかる、三上夏輝、西田美歩、アルミカン高橋らが在籍。森脇は「彼女たちの仕事が増えてきたりするとうれしいですよね」と目を細めていた。
詳細はこちら>>

☆6月14日(日)放送のトーク番組「ウチくる!?」(フジテレビ系)に森脇健児が出演。現在東京に来る際の拠点としているという八丁堀を舞台に、初めて出演したドラマで一緒だった大鶴義丹や、後輩芸人などが、森脇の隠された素顔や人間性に迫る。
・MC:中山秀征&中川翔子
・毎週日曜日12:00~13:00

◆森脇健児(もりわき・けんじ)
1967年2月5日生まれ、大阪府出身。高校3年の時「第1回松竹芸能タレントオーディション」に合格し所属に。バラエティ番組「笑っていいとも!」レギュラーをきっかけに東京進出を果たすと、バラエティ番組の司会やドラマに出演するなど大ブレイクを果たす。1999年に関西に戻ってからは、ラジオ番組を中心に活動。得意の陸上競技をいかし"走る"ことで活路を見いだし、さまざまなメディアで活躍している。座右の銘は「地味に地道にかっこよく」「努力するもの夢語る、さぼる人間愚痴語る」「人間はジャンプする前に必ずかがむ」。

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ