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2000年代半ばに"ギター侍"のネタで一世を風靡(ふうび)したお笑い芸人・波田陽区が、YouTubeを利用して再ブレイクを図る! ......はずが、昨年よりアップを始めたネタ動画「こんなところにフェニックス」シリーズで得られたのは、"世界一低評価なユーチューバー"という不名誉な称号......。金ピカの着物を着た波田がラーメン屋やエレベーターの中などさまざまな場所で「フェニックス!」と腕を広げるというシュールなネタは、人類にはまだ早すぎたらしい。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 お笑い芸人・波田陽区)


しかし「芸人やめろ」と批判が殺到しても、波田は「第1段階はクリアした」と不敵に笑う。思えば炎上はギター侍時代からの付き合いだった。元祖炎上芸人(?)が、世界に羽ばたくフェニックスの野望を明かした。

■今後はマジでユーチューバーとして生活していくのが目標

「フェニックスの動画が酷評されてますけど、僕としては第1段階はクリアしたって気持ちなんです。だって炎上するっていうことは、無視はされてないってことですよ。批判も立派な反応ですから。ただ、つまらないよりもう少し前のレベルの感想、『よくわからない』みたいな反応もすごく多いんですよね。動画をずっと撮影してくれている放送作家の子でさえ、毎回『これ結局なんなんですか?』って聞いてきますし。僕はこれで十分伝わると思って披露したんですけど、伝わっていないということは、多分何かが足りないんでしょうね。

でもそれほど悲観的にはなってないんですよ。だってこのネタはまだ育てている最中ですから。実はギター侍も初期は微妙な反応をされていたんです。事務所のネタ見せなんかでも、作家さんたちに『よくわからない』って言われてしまってて。そこから微調整していったのが、みなさんが知っているあの形なんです。だからフェニックスもここからマイナーチェンジを繰り返していけば、いずれ世間の反応も変わっていくだろうと。

今後はマジでユーチューバーとして生活していくのが目標です。世界一低評価なユーチューバーって言われてるんで、世界一高評価なユーチューバー目指して頑張っていきます。海外セレブなんかがフェニックスのまねをしてくれたら一気に広まるんですけどね。ジャスティン・ビーバーさんなんてぜひチャレンジしてほしい。彼もよくバッシングされているので、ここで一発、不死鳥であるフェニックスにふんして『俺は負けないぞ』というメッセージを世界に発信してみては......。タダで衣装を貸しますんで!」

■最高月収は2800万円、殺害予告におびえたブレイク時

「ギター侍でブレイクしてた頃の最高月収は2800万円でした。僕、ナベプロ(所属事務所ワタナベエンターテインメント)のスターだったんですよ。でも先月のギャラは6004円。この中途半端な4円は、CDを出した『ギター侍のうた』の半年分のカラオケ印税。1回歌うと1円くらい入るってうわさだから、僕が半年で4回くらい歌ってるんでぴったりになる計算ですね。

ギター侍のネタって今見てもキツイ内容をしゃべってますけど、意外とタレントさん誰からも怒られなかったんです。青木さやかさんに『一言断ってからネタにしてよ!』って言われたくらいで(笑)。ただ、ネタにしたタレントさん本人ではなくファンの方には、いろいろ言われましたかね。10年前はTwitterがなかったから、僕にネタにされたアイドルなんかのファンの方たちは事務所に苦情の手紙を送ってくるんです。『バカ』とか『アホ』みたいなのだけじゃなくて、『殺す』とか殺害予告っぽいのもありましたよ。だから当時は怖かったです。街中で知らない人が近づいてきたら、思わずギターケースを盾にしていましたし。結局『握手してください』とか平和な感じだったんですけど......。朝から晩まで人の悪口をネタにしてたわけだし、今でいう炎上芸人だったんでしょうね。

■再評価ブームに期待

「今はフェニックスに力を入れてますけど、ギター侍を封印したわけじゃないんですよ。オファーがあれば全力でやらせていただきます。いやぁ、最近10年ぶりくらいにイベントでギター侍のネタを披露したんですけど、お客さんが温かくて、人の笑い声を10年ぶりに聞きました(笑)。もちろんイベントの共演者の方々の助けもありますけど、久しぶりに気持ちよかったです。

この前は小学校に営業に行きました。もちろん子供たちは僕がブレイクしてた頃なんて知らない年齢ですけど、ネタをやっていくうちにハマってきたみたいで『残念!』って一緒に言ってくれて。だからあと、5、6年したらブームが1周して僕も再浮上できるんじゃないかなと期待しています。最近は一発屋を再評価したり、懐かしいってまたテレビに出したりするブームがあるんで、そういうのに乗れたらいいんですけど。ただ、今はなんだかんだで安定しているような人じゃないと、シャレにできないんですかね......。だからやっぱりフェニックスにかかっていますよね。フェニックスに関してはまだいろいろアイデアを抱えていて、隠し球がいくつかあるんです。」


批判が殺到してもあくまでポジティブな理由は、盛り上がりには炎上がつきものということがブレイク時に骨身にしみたからだろうか。"世界一低評価なユーチューバー"という呼び名を新たな武器にして、波田陽区の壮大な計画は続く......。

◆波田陽区(はたようく)
1975年6月5日生まれ、山口県出身。2000年代半ば、「エンタの神様」出演をきっかけにギター侍のネタで大ブレイク。現在は「フェニックス」と、セン(1000)キューを超える感謝の言葉「マンキュー!」というギャグを推している。
座右の銘は、「なんとかなるさ」。

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)

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>> 波田陽区が出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」

ギター侍が先輩にキレられたネタ披露 ぶるぺん(00:01:34)>>


波田陽区の残念な動画が話題になった訳 ぶるぺん(00:03:23)>>


その他の出演番組>>

・MAX月収2800万だった波田陽区の現在
・残念な動画を撮影するのに苦労するコト
・一発屋芸人に対する子供の対応が......

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