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ハードゲイというイロモノにもほどがあるキャラクターで大ブレイクを果たした、レイザーラモンHG。現在はお笑いというジャンルから飛び出し、ファッションモデル、プロレスラー、個展開催、ファッションブランド「Salon de HG」立ち上げと幅広いジャンルで才能を見せている。
ただ、これほどまでにマルチに活躍されてしまうと、「HGは将来お笑いを捨ててしまうんじゃないか」という一抹の不安が湧いてくる。もしやHGは、イロモノ芸人から文化人枠にシフトチェンジしようとしているのではないか? 2代目片岡鶴太郎的なポジションを狙っているのでは......!? HGの真意を直撃した。

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お笑いライブ「レイザーラモンpresents~セイセイ!身体鍛えながら漫才するなんてゲスの極みフォー!~」が6月28日、東京・新宿のルミネtheよしもとで開催


■「飛び抜けた笑いの才能がない」

「いやいや、僕はやっぱりお笑いが軸です! いろんな活動は、全部お笑いを続けていくためのものですから。だって僕は飛び抜けた笑いの才能がありません。それは仕方ない事実ですよ。いろいろやらせていただいていますけど、やっぱり僕は芸人としては一発屋でした。そこを受け入れたからこそ、あらゆる武器を使って勝負していかないといけないなと感じています。

そもそもモデル活動には、素顔を売るっていう目的もあるんです。3年くらい前から相方(レイザーラモンRG)とまた漫才を始めたんですけど、サングラスのイメージが強い僕が普通のスーツ姿で出てくると、それだけでお客さんにすごく違和感を与えてしまうみたいで......。前は結構客席をざわざわさせてしまっていました。でもモデル活動を始めたことで、少しはサングラスのイメージを薄めることができたし、そのうえモデルを漫才のネタに取り入れることもできました。ほかにも体を鍛えていることとか、いろんな活動全部をネタにしていっています。とにかくなんでもお笑いに還元していきたいと考えているんです。

今後挑戦してみたいのは、ポールダンス。奥さんの知り合いがやってるんですけど、なかなか面白そうなんですよ。でもポールダンスを漫才に活かすっていうのは可能なのかな......? まずはセンターマイクをポールにして......(ブツブツ)。......アリですね!(笑)」

■相方とギクシャクしたブレイク時代

「ハードゲイのキャラは、あれはあれで楽しかったんですけど、それでブレイクしてた頃、相方(レイザーラモンRG)とはギクシャクしちゃってたんです。もともと僕たちの漫才ってボケとボケのかけあいでやっていたんですけど、僕がハードゲイで売れちゃった結果、僕がハードゲイキャラでボケて、相方はツッコミにまわるって形に変えざるを得なくて。相方に慣れないことをさせてしまっているな、コンビ関係にひずみが生まれたなと当時悩みました。それでも不思議と解散してピンでやろうっていう発想にはなりませんでした。

ふたりでまた漫才をするようになってからは、めちゃくちゃ仲良いですよ。お互い家族でバーベキューに行ったり、誕生日プレゼントを交換しあったり、結構ベタベタです(笑)。

相方は、僕のお笑い以外の活動も応援してくれているんです。僕にモデルのオファーが来たときも『男前やしやってみたらええやん』って背中押してくれましたし。ブランド立ち上げたときは、レイザーラモンのライブタイトルを『HG、最近服のことばっかり考えてるやろ!? ブランドでも始める気か!? 漫才しようや...』なんていうのに決めてきたんですけど、それも彼なりにブランドをアピールしてやろうっていう愛情なんだと思います。相方が応援してくれるからこそ、僕もきちんとお笑いに持ち帰らなきゃいけませんよね」

■漫才で天下を目指す

「いろいろやっていきたいとは言いましたけど、プロレスだけはもうやりません。プロレス自体は大好きなんです。学生プロレスをやっていたし、相方ともそれで知り合ったし......。でも僕が6年前に試合で大ケガしてしまって、そのとき相方にも家族にもすごく迷惑をかけてしまったんです。ケガが治ってから一度だけ、男色ディーノさんのラブコールを受けて復帰しましたけど、あれが最後ですね。プロレスに関しては、いちファンに戻ります。仕事ではもうやらないです。

今は、相方とふたりで漫才の大会で優勝するのが夢。ただ、『M-1グランプリ2015』の開催が決定しましたけど、出場資格が芸歴15年以内なんですよね......。僕たちは18年だからアウトなんです。だけどなんとかして出れませんかね? 一度解散して再結成するとか......。そういうルールの抜け道を突いてでもとにかく出場したいんですよ。出場資格を設けてない『THE MANZAI』が今年も開催されるなら、そっちに出場できますけど。どうなんでしょう?

僕は浮気な感じに見えてしまうかもしれないけど、やっぱりお笑い一筋です。もっと言うと、とくに漫才が好き。漫才で天下獲るために、相方とどんどんネタ作って突っ走っていきますよ!」


「飛び抜けた笑いの才能がない」「芸人としては一発屋だった」と冷静に自己分析するHG。しかし、そのうえで「漫才の大会で優勝したい」と夢を見る――。あちこちに手を広げているように見えても、目指す先はただひとつ。真っ直ぐな道を、相方と一歩ずつ歩んでいく。

◆レイザーラモンHG(レイザーラモンエイチジー)
1975年12月18日生まれ、兵庫県出身。2006年にタレント・住谷杏奈と結婚。2009年にはプロレスの試合で左足かかとを粉砕骨折し、約8カ月の間芸能活動を休止した。2010年4月に復帰。一発屋芸人ナンバーワンを決める投票イベント「第1回 一発屋オールスターズ選抜総選挙 2015」にエントリー。7月1日よりウェブなどで投票開始、結果発表は8月10日にルミネtheよしもとにて行われる。レイザーラモンによるお笑いライブ「レイザーラモンpresents~セイセイ!身体鍛えながら漫才するなんてゲスの極みフォー!~」が6月28日、東京・新宿のルミネtheよしもとで開催
座右の銘は、「空気を読むな」。

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)

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トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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