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パンツをはいているのに全裸に見えるというパフォーマンスでブレイクし、6月24日(水)にDVD『安心して下さい、穿いてますよ。』をリリースしたピン芸人、とにかく明るい安村。昨年、『バイキング』(フジテレビ系)に出演してお茶の間に知られる存在となると、今年2月に開催された『R-1ぐらんぷり2015』ではファイナリストに。突飛な全裸ショーに加えて愛嬌(あいきょう)のある笑顔も魅力的な、今ノリにノってるとにかく明るい安村に今の心境を聞いた。

とにかく明るい安村「安心して下さい、穿いてますよ。」>>



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6月24日(水)にDVD『安心して下さい、穿いてますよ。』をリリースしたピン芸人、とにかく明るい安村
写真:トレンドニュース


■全裸ネタが生まれたのは、AKB48 まゆゆの写真集がきっかけ

昨年9月くらい、渡辺麻友さんの『まゆゆ』っていう写真集の表紙が体育座りで一見、裸に見えるポーズで。「現場で裸なわけはないだろうし、カメラマンさんが微調整しながら撮ったんだろうな」とぼんやり思っていたんです。そのとき、"履いてるけど全裸に見えるっていうのを芸にしたら面白いんじゃないか。バカバカしく見えるんじゃないかな"とひらめいたというか。で、9月の単独ライブでやってみたら全然ウケなかったんですけど、いろいろと改良して。12月の単独ライブに完成したものをやったら、ようやくウケました。

■コンビ解散後は芸人を辞めようと思っていた

昨年4月にコンビを解散したとき、芸人を辞めて普通に働こうと思っていました。だけど、奥さんが「続けたほうがいいよ」って言ってくれたんです。あとで聞いたら、僕が(芸人を)続けたそうな顔をしていたらしくて。 "続けてみたけどダメでした"っていうのは絶対通用しないなと思って、積極的に単独ライブをやりました。けど、最初は不安ばかり。自分だけを見に来てくれているはずの単独ライブなのに、新ネタをやっても全然ウケなくて、1本ネタをやって舞台袖にはけるたびに、頭を抱えて「もうやりたくねぇ! 逃げ出したい!」と悩んでいました(笑)。

■「体モノマネ」のロバート・秋山とのコラボは大いなる刺激に

体モノマネ芸をされていたロバート・秋山(竜次)さんとのコラボは、いい勉強になりました。(画面の外から)投げてもらった小道具を着たり持ったりする中で、秋山さんは投げてくれた人に「あっ、ありがとうございます」って顔をつくって毎回ボケていたんです。僕はキャッチしてすぐポーズを取っていたんで、コントをやっている芸人さんならではの細かい面白さを目の当たりにして"まだまだ俺は甘いな"と刺激を受けました。

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ロバート秋山の体モノマネとコラボした、穿いてるけど全裸に見える体モノマネショー


いちばん気に入っているのは、『全裸学園』というネタ。作家さんやディレクターと話し合いながらストーリーを決めて、都内にある廃校で朝から夕方までじっくり時間をかけて撮影しました。僕が走ってジャンプしながら持っている学生カバンで水着のお尻部分を隠すカットで終わるんですけど、20回くらい撮り直してようやくオッケーに。ディレクターやスタッフと「やったー! 隠れてるー!」って盛り上がりながら、"みんなバカだなぁ"と楽しくなりましたね。

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パンツを穿いているのに全裸に見えるショーでブレイクしたピン芸人・とにかく明るい安村


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ストーリーの中で安村が次々と全裸に! 紗倉まなも出演。


他にも日本語、英語、韓国語、タイ語バージョンの全裸ショーもあります。一度、香港でロケをやっている流れで、カラオケスナックみたいなところで挑戦したんです。言葉が通じないから全然ウケなくて。でも"絶対ウケたい"と諦めずにやっていたら、4つ目くらいのネタで一番後ろで見ていた男の人が爆笑してくれたんです。......海外の人ってこういう芸、好きなんじゃないかな。アポロシアターで毎週、飛び込みでオーディションをやっているらしく、合格したら夜の本番に出られるので、僕もなんとか年内には挑戦したいなと思っています。

■毎日お笑いの仕事がある今はとにかく幸せ

『R-1ぐらんぷり2015』の決勝に行けるとは思っていなかったからビックリしました。もちろんピン芸人になったときから挑戦しようとは思ってましたけど、1年目では無理だろうなと思っていた。もしかすると、変な気負いがなかったのがよかったのかもしれない。コンビのときは『THE MANZAI』や『キングオブコント』などの大事なショースに向けたイベントをやったりしてたんです。わかりもしないのに、傾向と対策を練ったりもしてね(笑)。でも、そうすると他の芸人とネタの感じが似通っちゃうんです。今回は自分のやりたいことをピンポイントでやった結果、周りとの違いが生まれたのがよかったのかなと思います。

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6月24日(水)にDVD『安心して下さい、穿いてますよ。』をリリースしたピン芸人、とにかく明るい安村
写真:トレンドニュース


『R-1ぐらんぷり2015』以降、ありがたいことに仕事は増えました。まだまだ生活は苦しいですけど(笑)、ピンになってすぐの仕事がない頃を思えば、毎日お笑いの仕事のある今は本当に幸せ。奥さんもめちゃくちゃ喜んでくれています。 仕事がない頃は、ホテルの朝食を準備するバイトを朝6時から11時まで5時間やっていて。「明日バイトか......。朝5時に起きなきゃなぁ」とか考え出すと前日の夕方くらいからそわそわしちゃって、お笑いにも集中できなかった。しかも、一緒に働いていたオバちゃんに、休憩中も僕だけ「座っちゃダメ!」って言われたりして軽くいじめられてました(笑)。思い出すだけでも、当時のつらい気持ちがよみがえってきます。でも、ある意味それでよかったというか。「絶対、年内でこのバイトをやめよう」っていう気持ちが、お笑いを頑張ろうっていうモチベーションにつながったと思います。 全裸ショーを面白がってもらえたのは、たまたま運がよかっただけ。一生はできない芸っていうか......60歳くらいになってやってても笑えないでしょう? だから服を着るタイミングも考えながら、違う芸にも挑戦していきたいですね。あと近い将来、地元・北海道の番組にも出られたらなと。野球も好きなので、北海道日本ハムファイターズ関連の仕事もできるようになったらうれしいです。

■プロフィール
とにかく明るい安村(とにかくあかるいやすむら)
1982年3月15日生まれ。北海道出身。東京NSC6期生。2000年からお笑いコンビ「アームストロング」として活動後、2014年4月に解散してピン芸人に。『R-1ぐらんぷり2015』ファイナリスト。『バイキング』(フジテレビ系)などバラエティ番組に出演ほか、次世代のブレイク芸人で構成された「幕張セブンスターズ」の一員として、よしもとの常設劇場『幕張イオンモール劇場』を中心に活動している。6月24日(水)、DVD『安心して下さい、穿いてますよ。』が発売。『4ヵ国語全裸』『全裸クイズ』ほか、ロバート・秋山竜次とのコラボレーション『穿いてるけど全裸に見える体モノマネショー』、セクシー女優・紗倉まなをゲストに迎えた『全裸学園』と、前代未聞のオール全裸ショーが収録された1枚。 ラジオ番組『とにかく明るい安村と紗倉まなのとにかく全裸!』(文化放送)も放送中。

(取材・文/高本亜紀)

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