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フランスで行われるストリートダンスの世界大会「ジュストゥ ドゥブ(Juste Debout)」で2009年に優勝を果たしたプロダンサー・FISHBOYは、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦の実弟。今年は「笑点」(日本テレビ系)でコラボを果たし、さらにパフォーマンスユニット"RADIO FISH(レディオ フィッシュ)"まで結成して今後より注目が集まっていきそうな中田兄弟。兄弟でお笑いをする可能性もあった!? という裏話や、中田兄弟を育んだ"四角い家族"について、FISHBOYが明かしてくれた。

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 FISHBOY)


■兄にお笑い誘われた

「僕は兄にお笑いコンビに誘われたことがあるんです。僕が中1のときだったかな。『相方はお前しかいない』って頼まれて......。多分ほかに友達がいないから僕を選んだってことだったんでしょうけど。兄としては一世一代の頼みだったのかもしれませんが、僕は深く考えず断ってしまって。でも相方は(藤森)慎吾さんで正解だったと思いますよ。僕も兄も我が強いタイプですから、絶対コンビなんて組んだら衝突していました。ひょっとしたらすぐ解散していたかもしれません。慎吾さんは、兄の言うことをうんうんって明るく聞いてくれる方だからピッタリだったんでしょうね。

でも兄弟コラボが最近実現したんです! 今年の2月にオリエンタルラジオが『笑点』で武勇伝を披露したとき、バックダンサーがいたでしょ? あれって僕と仲間たちなんですよ。兄から『最後は踊りで締めたいんだけど、一緒にネタできないか』って久しぶりに連絡がきて、共演することになったんです。番組も盛り上がったし、せっかくだしってそこからRADIO FISHというユニットを組んで、みんなでこれからもいろいろ活動していくことになったんですけど、これが正直なかなかキツい......(笑)。兄が毎月1曲リリースするっていうルールを決めちゃったんですよ。だからみんな忙しいなか、できた曲に振りをつけて覚えてって。今はこの1カ月のサイクルに慣れるので精一杯です。でもそんなむちゃくちゃなルールを作っちゃうのがいかにも兄ですよね。ダンス未経験だから振りを覚えるだけでも精一杯なんだろうに。そこまで自分を追い込むんだなぁ......」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 FISHBOY)


■兄がテレビで「デンデンデデン......」

「実は『武勇伝』の動きって、僕が練習していた"フレズノ"っていうダンスのステップを取り入れているんです。最初に『武勇伝、武勇伝......』って拳を前に突き出すところありますよね。あそこです。でも兄のネタを初めて見たときは驚きましたよ。初めてテレビ出るっていうんで、『どんなネタをやるんだろう? ずっと漫才が好きだったから、きっと正統派な漫才なんだろうな』って楽しみにしてたら、デンデンデンデン言い出して(笑)。兄ちゃん、まじか! と(笑)。こんなの絶対売れないじゃんと思ったけど、どんどん売れていきましたよね。家族がテレビに毎日のように出てるって不思議な感覚でした。

兄は僕のダンスをネタに使いましたけど、僕の"FISHBOY"っていう芸名も、兄が昔書いていた小説のキャラクターの名前からとったんです。勝手に使ったし、兄としては、恥ずかしいしやめてくれよって感じなのかもしれませんけど。しかし、兄弟それぞれ相手の活動からちょっと拝借しているっていう(笑)。家族全員さっぱりしたタイプだし、僕らも最近までほとんど連絡とらない仲だったんですけど、それでもお互い今なにをやっているかは漠然と把握していました」

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(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 FISHBOY)


■"四角い家族"で育って......

「兄弟ふたりとも芸能の道に進みました、両親は本当に真面目一筋な性格なんです。ずっと学歴社会を信じてきた人で、いい学校を出ていい会社に勤めるのが一番という風に僕たちも教わってきました。でもそういう抑圧の反動でふたりとも弾けちゃったんじゃないかな。子供は抑えつけすぎてもよくないってことで(笑)。そういう両親だから、僕たちの芸能界入りは自分たちの教育を否定されたように感じたんだと思います。大金を払って私立大学に通わせてこれか! みたいな。僕はダンサーを目指していることを両親に黙っていたし、次男でもともと期待も薄かったから親子ゲンカっていうのはなかったんですけど、兄が芸人になるって言い出したときにおやじは猛反対していました。兄はその反対を押し切って結局芸人になっちゃったんですけど。

僕たち家族ってなんだろう......。言い表すとするなら、"四角い家族"という雰囲気だったんです。こうしなきゃダメ、ああするべきというルールがきっちり決まっているという。でも今は結構柔らかくなってきてるんです。兄に子供ができたのが大きいですね。孫をきっかけに四角い家族が丸くなっていってるような感じはします。僕たちの芸能活動も、もう諦めて応援してくれてるんじゃないかな。今は結構楽しんでくれていると思う。......と思ったらたまーにおやじから、ラジオ英会話の教本が半年ぶん送られてきたりするんですけど(笑)。資格取るなり勉強しろっていうメッセージなんですかね? 兄もですけど、おやじも変わっているんですよ」


お互いジャンルこそ違えど自分の志した道をひたすらに走る姿勢は、兄と弟の共通点。お笑いとダンス、それぞれの道はこれまで別々だったが、ついにふたつの線が交わりあった。毎月1曲リリースのおきてを守るべく、RADIO FISHは現在も新曲を準備中。中田兄弟がなにを仕掛けてくるのか、目が離せない。

◆FISHBOY(フィッシュボーイ)
1985年12月19日生まれ、大阪府出身。中学生のときにストリートダンスの魅力に目覚め、独学で練習。高校時代、大学時代ともにダンス大会で優勝を果たした。2009年、ダンサーのKITEとコンビを組み、「ジュストゥ ドゥブ」でグランプリを獲得した。
座右の銘は、妥協で自分の価値を狭めてしまわないように「これでいい、をなくすこと」

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~

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>> FISHBOYが出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」

意外と高収入? プロダンサーのギャラ事情 ぶるぺん(00:03:05)


世界No.1ダンサーのストイックすぎる練習 ぶるぺん(00:03:19)


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その他の出演番組>>

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