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SKE48・松井玲奈、私立恵比寿中学・廣田あいか、市川紗椰......。この頃は鉄道好きを公言する女性タレントが増加しており、芸能界ではひっそりと"鉄子"タレント枠争いが勃発している!?

そんななか、お笑いタレント・鈴川絢子が"ガチ"な鉄道ファンから高い支持を得ているらしい。彼女は動画サイトで鉄道関連の動画をほぼ毎日アップしており、なんとYouTube公式チャンネルの登録者数は10万人を突破した。7月17日には初の鉄道フォトブック『鉄分多め。 ― 関東編 ―』を発売した鈴川。同書の見どころや、女性ファンも急増中の鉄道界について語ってくれた。

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鈴川絢子、初の鉄道フォトブック『鉄分多め。 ― 関東編 ―』発売


■鉄子ブームに男性ファンは反発?「皆で楽しめたら」

「乗り鉄、撮り鉄、音鉄......と鉄道ファンはすごく細分化されていて、デコ鉄(持ち物を鉄道風にデコレーションするのが好きな鉄道ファン)とかもう言ったもの勝ちの世界に近いんですけど、私は今"配信鉄"を名乗っています。鉄道って全国にいろいろあるうえに、イベントとか開業初日とか、その瞬間しか見られないものっていうのがすごく多いんです。だからニコニコ生配信での鉄道生中継を入れたら4年前から、私は皆さんの足となる気持ちで鉄道に関する動画の配信を始めました。動画の内容は、いろんな電車に乗るだけじゃなくて、駅前で踊ってみたり、駅で売っているパンを食べてみたり、『鉄道関連』っていってもゆるい感じです。深い情報というよりは、鉄道の楽しさや面白さをライトに紹介できればと思っています。鉄道の世界と、そこまで鉄道に詳しくない方々の架け橋になれたらいいな。

女性の鉄道ファンが増えた一因には、デジタル一眼レフカメラブームがあると思うんです。カメラが趣味の女性が被写体として鉄道に関わっているうちに、鉄道自体に興味を持ち始めて......っていう。だから鉄道初心者の方でも、カメラが好きなら鉄道を写してみるといいですし、グルメな方は駅弁を買ってみるといいですし。自分がもともと好きなジャンルを鉄道とつなげるとどういう風な楽しみ方になるだろうって考えていただけたら、すんなり鉄道の世界に入れるんじゃないかな。

こうして女性の鉄道ファンが増えるなかで、昔からの男性ファンの方々の『女が入ってくるな』っていう気持ちもわからないでもないんです。でも鉄道は皆のものですから。皆で楽しめたらいいなと思います。マナーの悪い一部の鉄道ファンのニュースなんかを見ると、鉄道の世界って怖く感じちゃうかもしれませんけど、実際はすっごく楽しい世界なんですよ!」

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鈴川絢子、初の鉄道フォトブック『鉄分多め。 ― 関東編 ―』発売


■『鉄分多め。』帯コメントは、鉄道好きミュージシャン・岸田繁が担当

「今回出させていただいた『鉄分多め。』は鉄道本ではあるんですが、写真やイラストがたくさん載っていて、とてもかわいい雰囲気なんです。私が鉄道を好きになるきっかけにもなった、京浜急行電鉄にも取材させていただきました。こちらの一部の車両は"ドレミファインバータ"といって、発車時に『ファソラシド~♪』とメロディが鳴るんです。これは故意に鳴らしているのではなくて、発車時などに作動するインバータ(制御装置)が動くことで音階のように聞こえる仕組みになっているんです。起動音じゃなくて、遊び心でメロディにも聴こえる。中学2年生のときにこのドレミファインバータを聞いて『電車ってエンターテインメントなんだ!』と感じて、鉄道の世界に足を踏み入れました。本の帯は鉄道ファンでもある、くるりの岸田繁さんに書いていただいたんですが、岸田さんはこの京急をテーマに『赤い電車』という曲を作ってしまったほどなんですよ。『鉄分多め。』では、私がこの京浜急行に乗って、沿線各駅をお散歩したり、近くで買えるおみやげを紹介して、京浜急行を利用した観光コースを提案しています。

ほかにも千葉県のいすみ鉄道にも取材しましたし、鉄道各社のキャラクターやグッズ、駅弁についても取り上げています。鉄道用語辞典も付いていますよ! ちょっと変わったところだと、ただのセルフィー(自分撮り写真)じゃなくて鉄道と一緒に撮る"鉄道セルフィー"の入門も......。鉄道ファンの方はもちろん、鉄道にちょっと興味があるっていう方にも手にとっていただけたらうれしいです。タイトルに『関東編』とあるので、いつか関西編や九州編、東北編なんかも出せたらいいな......!」

■息子が生まれて鉄道の見え方も変わった

「去年7月に息子が生まれました。名前は"ひたち"って特急名からとったんですけど(笑)。鉄道の道に引きこもうと、今からいろいろイベントにも連れてっています。でもやっぱり子供ができると、鉄道の見え方も少し変わりますね。古い車両の武骨さやレトロな雰囲気も大好きなんですけど、子供と一緒に乗るとなると、便利な最新の車両にも乗りたい。
ベビーカー置き場やおむつ替え台とか今まで必要なかったものが必要になって、それらが用意してある鉄道はそれだけですごく魅力的に感じるようになりました。今秋から導入予定の山手線の新車両E235系には全車両にベビーカー・車椅子置き場があるので、助かります。他には路面電車だと、"低床式"というホームと車両で高さがほとんど変わらないものもあって利用しやすいですね。

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鈴川絢子、初の鉄道フォトブック『鉄分多め。 ― 関東編 ―』発売


私は鉄道のバリアフリーや快適性も好きな部分なんです。さっきの低床式もそうですし、あとは手すりやつり革がどう備わっているか、初めてその路線に乗った人でも迷わないような案内がされているかもポイントです。鉄道って本当に細部にまで配慮して作られているなっていうのを感じるので、いつかは私もいろいろ提案できたらいいな。鉄道の開発に関わるのは夢のひとつです。

夢はほかにもいっぱいあります。鉄道界のドンであるタモリさんとの共演に、あとは日本の鉄道全部に乗りたい! 今はまだ3分の1くらいかなぁ......。それと海外の鉄道にも乗ってみたいです。日本は効率を考えて細かく路線が区切ってありますが、シベリア鉄道なんて1週間乗りっぱなしですし、インドネシアでは人を屋根に乗せたまま列車が走る。鉄道ってその土地々々でそれぞれの走り方をしていると思うので、世界の魅力的な鉄道をたくさん見てみたいな。それで最後には『やっぱり日本の鉄道が一番好き!』って再確認できたら(笑)」


「鉄道は皆のもの」とほほ笑む鈴川。なお、7月19日に東京・神保町の書泉グランデで開催した『鉄分多め。』発売イベントには、男性の鉄道ファンだけでなく女性、子供連れの家族、カップルたち約110人が来場した。担当者によると、鉄道関連本のイベントでこれだけの幅広い層が集まることは珍しいらしい。まさに"皆で鉄道を楽しむ"空間がそこにはあった。

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鈴川絢子、初の鉄道フォトブック『鉄分多め。 ― 関東編 ―』発売



◆鈴川絢子(すずかわ・あやこ)
2010年、お笑いコンビ・F2としてデビュー。今年解散し、現在は鉄道好き芸人としてピンで活動中。昨年2月に行われた「第2回『かわいすぎる女芸人No.1決定戦』」では、グランプリを獲得。
座右の銘は、「鉄道を皆で楽しむ」。

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真・トレンドニュース)

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