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8月19日にニューシングル「ワンチャン僕の女神様っ!!! 」をリリースする歌手・ぽこた。もともとは普通のサラリーマンで、ニコニコ動画に自身が"歌ってみた"動画をあげていた人物だ。Gacktの大ファンだというぽこた。2011年に放送されたニコニコ動画のCMでは、Gacktとコラボを果たし、一躍有名に。やがて歌唱力が評価され、28歳でサラリーマンを辞めて歌手活動に専念することになった。

しかし、彼が発表する音楽はいわゆるかっこいいものばかりではない。ファーストシングルではファンの間で顔が似ていると話題だったシェフ・川越達也と共演し、今回のニューシングルのMVではパンティの匂いをかぎ白目を向くシーンも。しかもぽこたの所属は膨大なお笑い芸人を抱えるよしもとアールアンドシーだ。Gacktに似た歌声のビジュアル重視歌手かと思いきや、"ネタっぽい"歌も歌う彼は一体どこへ向かっているのか。

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8月19日にニューシングル「ワンチャン僕の女神様っ!!! 」をリリースする歌手・ぽこた
写真:トレンドニュース


■面白い歌詞を書くために泥酔しなければならなかった

「最初は面白いに偏らないで、真面目な歌詞を書こうと思っていました。アレンジもここまでパーティソングにするつもりはなくて、普通の叙情的な落ち着いた曲を作ろうとしていました。ポーカーにかけて恋愛の駆け引きを描こうとしたのですが、なかなかうまくハマらなくて......ちょっと中途半端なデキになってしまったんですね。そこで、一度ふざけた曲にシフトチェンジしようと思って、『ワンチャン僕の女神様っ!!! 』を書きました。このふざけた曲を聞いた人が『あれ、なんか面白いな』って真面目な楽曲にも興味を持ってくれればと思って(笑)。

ぽこた 「ワンチャン僕の女神様っ!!!」>>


一番気に入っている歌詞は『踊ろうぜ超見たい危険地帯そうよこしまな眼で』の部分です。ここの言葉がうまくキマらなくて紆余曲折(うよきょくせつ)あったんですよ......。僕、いつもは歌詞を書くのに3~4時間しかかからないんですけど、今回は7時間かかりました。早いときは40分位で曲を書きます。

僕、根が真面目だからか、シラフで書こうとすると音にハメに行き過ぎて、出来上がったときになんだかつまらない曲になってしまう。だからお酒を飲んで泥酔した状態で曲を流しながらでないとふざけた歌詞がかけなかったんです。だけど3枚目のCD、『ドキドキ☆夏恋物語』くらいからあんまり考えないでラフな気持ちで歌詞を出したら、スタッフに『こういうほうがいいんじゃない? あんまり物事の辻褄(つじつま)とか考えないほうがいいよ』って言われて、それから少し気持ちが楽になりましたね。そしてシラフでもふざけた歌詞がかけるようになりました」

■エグスプロージョンのダンスを30分で完コピした

「今回のジャケット写真、これは銃を持った僕が立ってるんですけど......全然アイデアが出なくて(笑)。スタッフの中でも『今回は曲がちょっとおふざけ系だからかっこいい風にしよう』っていう人と、『曲がおふざけならジャケットも笑える方がいい』って思う人がいて。僕的には映画の番宣ポスターみたいなものがいいなと思っていたんですね。コールで飲まされすぎてベロンベロンに酔っ払って、オカマにお持ち帰りされそうになった主人公を救うヒーローっていうコンセプトで(笑)。戦いのイメージを強く持って、銃を2丁持った写真を使いました。

ミュージックビデオ(以下、MV)ではエグスプロージョンさんと共演させていただきました。もともと、エグスプロージョンさんがダンス『本能寺の変』でパーンと伸びているときにたまたま見かけて、『面白い人がいるんだな~』って気になったんですね。そこで所属事務所を見たら同じ吉本だったので僕からオファーさせていただきました。エグスプロージョンさんもめちゃくちゃ忙しかったので、なかなか時間がとれずに、MV撮影の当日30分でダンスを覚えなくてはならなくて......。振りは完全に向こうにお任せしていたのですが、『どこまでふざけていいんですか?』とは聞かれましたね(笑)。僕としては『みんなが手ぶりでまねしやすいものでお願いします』とだけ伝えました」

■MVに出てくるオカマはお釈迦(しゃか)様をイメージした

「今回特にMVでこだわったのは、主人公のおじさんがキャバクラの女の子のおっぱいを見るときの角度です! ここは自分でも実際に試して演技指導をさせていただきました(笑)。

でも、MVは初見でのインパクトの強さが、オカマで登場しているバビ江ノビッチさんの方にいってしまったみたいで、なかなか振り付けを見てもらえなかった。MVを公開して時間がたつにつれて、だんだんダンスに対する反応も増えてきてちょっとホッとしました(笑)。最初、監督に『オカマにお持ち帰りされるストーリーで......』とお話したら、監督が『じゃあオカマを最初と最後に登場させてループさせましょう』って提案してくれて。孫悟空のイメージでいきませんかと。結局女の子を落とそうとしてダメだった、そこまでオカマはよんでいて、ちゃっかりお持ち帰りした......というオカマをお釈迦(しゃか)様に例えました。

僕はもう真面目なことをあんまりやりたくないんです。ステージ上での立ち振舞いがナルシストだってよく言われるけど、僕はGacktさんをリスペクトしてるから、そこに寄ってしまっているだけで(笑)。僕のなかではお客さんにお金を払って何かを見てもらえるなら、せめてかっこよくなきゃ、僕の中で一番かっこいいGacktさんに似せていかなきゃって思っちゃうんですね。そこがナルシストに見える原因かもしれません。でも僕がどれだけかっこつけてもGacktさんのほうがかっこいい。だからそこで張り合って、まじめに歌手らしさを出していくつもりはあまりありません。でもGacktさんを尊敬してかっこつけている僕が面白く見えればいいかなと思います」


一見ふざけているように見える歌の裏には、ぽこたの音楽やそれを聞いてくれるお客さんに対する真摯(しんし)な思いが込められていた。根が真面目だからこそ、楽曲の上でははっちゃけたおふざけをやりきれるのかもしれない。

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8月19日にニューシングル「ワンチャン僕の女神様っ!!! 」をリリースする歌手・ぽこた
写真:トレンドニュース


◆ぽこた
1983年1月12日生まれ。2008年にニコニコ動画への動画投稿を開始し、Gacktの声に似ていることから「がくっぽこた」などのタグがつけられブレイク。ソロでの歌手活動のほか、蛇足×ぽこた×みーちゃん×けったろ×koma'nによる"組んでみた"ユニット「ROOT FIVE」でメジャーデビューしている。座右の銘は「為せば成る為さねば成らぬ何事も」。「ワンチャン僕の女神様っ!!! 」は8月19日にリリース。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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