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184cmという長身に、生まれつきだというとび色の柔らかそうな髪、そして光によって色味を変える薄いブラウンの瞳......。まるでクラシックな少女漫画に登場する"学園の王子様"が抜け出してきたかのような甘いルックスのモデル、宮沢氷魚(みやざわ・ひお)は、実は父親は元ロックバンド・THE BOOMのボーカル・宮沢和史、母親はタレントでラジオパーソナリティの光岡ディオンというサラブレッドだ。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


今年6月に芸能活動を開始したばかりだという宮沢だが、このたび男性向けファッション誌『MEN'S NON-NO』のオーディションでグランプリ4名に選出され、9月10日発売の同誌10月号で専属モデルデビューを果たした。大舞台への切符を見事つかんだ宮沢の目指す先には、偉大な父親の背中があった。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


■『MEN'S NON-NO』オーディションは「自信があった」

もともとファッションにはそれほど興味があるほうではなかった。半年ほど前からファッション誌をいろいろと買い漁るようになったのは、芸能活動を意識してのことだったという。ポージングはどのようにキメたらいいんだろう? そんなことを考えながらファッション誌を読み込んだ。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


「だからMEN'S NON-NOのモデルをやりながら、もっとファッションについて勉強していくつもりです。現場で他のモデルさんの私服なんかをチェックして、僕もどんどんオシャレになっていきたいな。今日のこの格好は私服なんですけど、どうでしょう?」

と宮沢ははにかむ。

宮沢にとって今回の『MEN'S NON-NO』が初めて合格したオーディションだった。『MEN'S NON-NO』といえば阿部寛や反町隆史、東出昌大らを輩出した、いわば"男性芸能人の登竜門"。いきなりこんな大物を釣り上げて、かなりの驚きだっただろうと思えば、なんと「なぜか自信があった」とのこと。

「最終審査で撮影をしたのが不思議とすごく楽しかったんです。僕のパートは30分くらいだったんですけど、もっとやりたいなという気持ちが自然と湧きました。だから結果を待つのも、いつ連絡来るかなって楽しみな部分もちょっとありましたね。それでも合格と聞いたときはすごく嬉しかったです」

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


写真の中ではクールな表情を見せる宮沢だが、実際に会話をしてみると、笑顔を絶やさずほんわかとした雰囲気。

「友達からは天然って言われるし、いつでもハッピーな性格なんで、自分でも確かにそうかなと(笑)。MEN'S NON-NOから僕を知った人は、しゃべる僕を見たら意外に感じるかもしれません」

■大勢を楽しませる父親はすごいと尊敬

息子のオーディション合格を両親はともに大喜びしてくれた。ふたりとも宮沢の芸能活動は応援している。芸能活動がしたいと初めて伝えたとき、母親は「頑張ってみな」と背中を押してくれた。父親はその場でこそ言葉少なだったが、オーディションの前には応援の言葉やアドバイスをメールで送ってくれるそうだ。宮沢は「この前、盛岡で初仕事だったんですけど、そのときも父からメールが届きました。すごく緊張していましたが、気持ちが自然と楽になりました」と父への感謝を語る。

宮沢が芸能活動を始めるきっかけには父親への尊敬の念があった。子供の頃は、慣れっこだったとはいえ、両親が家を空けがちなことにさみしさを覚えたときもあった。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


「でも中学生、高校生くらいから、人前に立つなんてすごいと感じるようになりました。僕はその頃好きなアーティストのライブに行くことが多くなったんです。小さな頃は父のライブを見に行っても楽しいなっていう感想で終わりでしたけど、自分がいろんなライブに足を運ぶようになったからこそ、こんなに大勢の人を楽しませる父はすごいと客観的な視点で見られるようになったんじゃないかな。高校生で自分の将来を意識しはじめる頃なのもあって、父の姿から芸能活動への興味が生まれました」

家にいるときの父親は、やはり「お父さんっぽい」らしい。趣味の釣りは父親譲り。小さな頃から弟もまじえて釣り堀に行き、最近では川で渓流釣りを楽しんでいる。基本的にはおおらかな父だが、釣りに関しては少々スパルタで、横から「違う!」と熱血指導してくるのだそう。「家族皆すごく仲良いんです」と面白そうに笑った。

■モデル以外の活動にも興味津々

事務所所属となり、生活は一変した。今は週4、5でオーディションを受ける忙しい日々を送っている。宮沢は現役大学生なだけに「夏休み中だから平気だけど、学校が始まったらどうなるんだろう......」と少々心配なこともあるが、「新鮮なことばかりで毎日が楽しい」と目を輝かせる。先日は初めてサインを書いたそうだ。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


「モデル以外にもいろんな仕事にチャレンジしたいです。子供の頃からアメリカで暮らして英語には自信があるので、いずれは語学力を生かせる仕事もやってみたいです。母がまさにラジオパーソナリティとして英語を披露しているので、パーソナリティは挑戦してみたいな。他にも演技にバラエティに......、いろんなことを積み重ねていきたいです!」

そして宮沢は「いつか父と共演したい」という夢を明かす。「自分も芸能活動をするようになって、父を尊敬する気持ちはいっそう強くなりました。僕はオーディションを受けても全部に受かるわけじゃない。だからデビューから26年間も活動が続けられている父は本当にすごいと今になって思います。今はまだ僕も芸能活動を始めたばかりだから、これからいろんなことを知っていくにつれて、父への尊敬の念はもっと深まっていくんだと思います」

父親は息子のこの夢についてまだ知らない。宮沢は「だからこのインタビューを読んだら、お父さんは驚くかもしれませんね」といたずらっぽくほほ笑んだ。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


モデルとして大きな1歩を踏み出した宮沢だが、俳優にラジオパーソナリティにバラエティタレントに......とまだまだ夢は尽きない。将来宮沢が"父との共演"という夢を叶(かな)えたとき、彼は一体何者として父の隣に立っているのか。道は無限に広がっている。

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『MEN'S NON-NO』モデルデビューの宮沢氷魚


◆宮沢氷魚(みやざわ・ひお)
1994年4月24日生まれ、米カリフォルニア州・アラメダ出身。カリフォルニア大学・サンタクルーズ校から国際基督教大学(ICU)に編入し、現在は大学3年生。今年8月に公式Twitterアカウント、今月に公式ブログを開設。
座右の銘は、芸能活動のうえでも大切にしていきたい言葉「為せば成る」。


(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)


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エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

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