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数々の物語で描かれてきた超人(ヒーロー、魔女っ娘、ロボット、怪獣、お化け等々を指す。 以下、超人。)たちは、一体胸にどんな思いを抱えながら戦っていたのだろう。超人には超人の苦しみがあったのかもしれない――。今年10月より放送開始するアニメ「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」(以下、「コンレボ」)は、「超人を救うものは誰か」と訴えかける。舞台は"神化"という架空の年代を生きるもうひとつの日本。異能の力を持った超人を発見・確保・保護し、安全に管理する任務を負った組織・超過人口審議研究所、通称"超人課"を描くSFアクションだ。本作はアニメ業界初の試みとなる世界10カ国対応の公式サイトを展開しており、企画当初から海外進出を視野に入れた意欲作でもある。

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上坂すみれ=10月4日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」


主人公の人吉爾朗(ひとよし・じろう)に思いを寄せる、超人課の"魔法使い"、ヒロインの星野輝子(ほしの・きっこ)役に抜擢(ばってき)されたのは上坂すみれ。ロシアやソビエト連邦の歴史・文化をこよなく愛し、「声優として世界に発信していきたい」という彼女の夢は、「コンレボ」との出会いで大きく動き出しそうな予感だ。

コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ プロモーション映像 予告編(GYAO)>>


■強くて皆を守るだけがヒーローじゃない

「今2話の収録まで終わっているんですが、実はこの先の展開をまったく知りません! 超人課はどうなっていくんでしょうね? だからキャスト一同楽しみに、そしてすごく緊張しながら演じています(笑)。ストーリーに深みがあるんです。神化41年と46年のエピソードが混じりあっていて、この間の4年間になにがあったんだろう? という謎がまずありまして......。複雑なストーリーだからこそ細かいところまで読み解こうと、台本を何度も読み込んでから収録に臨んでいます。視聴者の方々にとっても考察のしがいがある作品なんじゃないでしょうか? もちろん1回見るだけでも面白いですが、見返すたびに新しい発見がある作品だと思います。

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超人課の"魔法使い"、ヒロインの星野輝子役を演じる上坂すみれ


キーワードは、やっぱり"超人"です。多くの超人ものでは、超人は皆を救う完全無欠の神様みたいな存在として描かれていますが、考えてみれば超人って平和なときはどうしているんでしょう? 実は超人にも人知れぬ苦労があったのかもしれません。コンレボでは、これまで触れられてこなかった超人たちの裏側が大いに描かれています。この作品を通して超人の定義というものが広がって、ただ強くて皆を守るっていうのが超人じゃないんだと気付くこともあるんじゃないでしょうか。超人といってもいろいろあるんだなと」

■レトロな世界観と"ザ・魔女っ子"な輝子に注目!

「"神化"の時代の世界観がすごくすてきなんです。高度経済成長期の日本をモデルにした、昭和のパラレルワールドなんですけど、平成生まれの私にとってはとても新鮮です。古いものと新しいものが融合した世界は見るものすべて色鮮やかで、昭和を知らない世代にとっては逆に新しく感じられそうです。そして昭和を知っている方々にとっては懐かしさを感じる作品なのでしょう。監督や脚本の先生方は、懐かしのヒーローたちをモチーフにしたい、復活させたいという気持ちが原動力だったそうです。それじゃあ昭和をリアルタイムで経験した方々にとってコンレボが面白くないわけがありませんよね。

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超人課の"魔法使い"、ヒロインの星野輝子役を演じる上坂すみれ


私が演じる輝子ちゃんもなかなかクラシックなドジっ子かつ魔女っ子でして......。1話でオススメしたいシーンは冒頭! 輝子ちゃんがウェートレスのバイトに励んでいるシーンなんですが、人間社会になじもうとする姿がいじらしい......。後は魔女っ子に変身して闘うシーンも"ザ・魔女っ子"という王道のかわいさがありますよ。

1話の収録はすごく時間がかかりました。爾朗役の石川界人さんとふたりだったんですが、結局予定通りに録り終わらなくて2週にわたって収録したんです。細部まで丁寧なディレクションをいただいて演じましたので、1話を見れば爾朗と輝子ちゃんの魅力がひととおりわかるはずかと」

■世界に発信していける声優になりたい

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上坂すみれ=10月4日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」


「コンレボは私の夢とコンセプトが合致する作品でもあるんです。大学1年生のときにロシアに2週間の語学研修に行ったんですが、そこで出会ったロシアの学生さんが日本のアニメファンでした。江戸時代についてのレポートを日本語で書けるくらい語学力と知識がある方で、黒執事のキャラクターグッズを身につけて、ロシアにある秋葉原的な町をすごく楽しそうに案内してくださったんです。こんな風にアニメをきっかけに日本に興味を持ってくれる人がいるんだと感動しました。そのときはまだ声優ではなかったんですが、自分が声優としていろんな作品に出演するようになれたら、声を届けるという形でこの学生さんたちと再会できるんじゃないかと思ったんです。アニメには外交に等しい力があります。そこから世界に発信していける声優になりたいという夢が生まれました。

海外のアニメファンの方々って熱量がすごいんです。まず愛ありきだから、たとえば「進撃の巨人」の自作コスプレなんだけど、立体機動装置は難しかったんだなというのが伝わってくるみたいな......。でも難しくても手作りしちゃう愛情って素晴らしいですよね。彼らからは作品やキャラクターへの愛情がとても伝わってきます。実際に放送されている地域とは遠いぶん、気合も入るということなんでしょうか? だからもし私が海外のアニメファンだったら、始めから海外ファンを視野に入れたコンレボのような作品はすごくうれしいと思います。

せっかくなのでコンレボが放送する10カ国でイベントが開けたらいいですね! 放送のタイムラグがないぶん日本開催と変わらない感じでイベントが開けるので、すごく楽しそうです。あとはぜひロシア語スタッフをつけていただいて、私の愛するロシアでも放送を......!(10カ国にロシアは含まれていない)コンレボによって世界とつながっていけたらいいなと、私にとって大きな意味をもつ作品になることを予感しています」

「コンレボ」第1話は10月4日より各局で順次放送開始する。謎が謎を呼ぶ息もつかせぬストーリーに超人たちのド派手なアクション。放送後は上坂が夢見る通り、日本と海外のアニメファンが一緒に盛り上がる光景が期待できそうだ。

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10月4日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会



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10月4日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会



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人吉爾朗(ひとよし じろう)声 - 石川界人「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会



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星野輝子(ほしの きっこ)声 - 上坂すみれ「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会



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星野輝子(ほしの きっこ)声 - 上坂すみれ「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」
(C)BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会


◆上坂すみれ(うえさか・すみれ)
1991年12月19日生まれ、神奈川県出身。近年は「アイドルマスター シンデレラガールズ」アナスタシア役や「ガールズ&パンツァー」ノンナ役などで得意のロシア語を披露する機会も多い。歌手としても活躍。
座右の銘は、出勤の際に心のなかでロシア語で唱える「前に前に前進!」、思わぬサプライズを用意するという意味で「伏兵を忍ばせる」。

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
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