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NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン・津村希役を演じ、一躍その名を知られるようになった女優・土屋太鳳。12月12日より公開する主演映画『orange-オレンジ-』では、「まれ」で夫婦を演じた俳優・山崎賢人と再びタッグを組み、今度は甘く切ない高校生カップルの姿を見せてくれる。
「まれ」『orange-オレンジ-』を通じて今も女優の道を「必死にあがいている」という若き女優のまっすぐな演技への思いに迫った。

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12月12日公開『orange-オレンジ-』 土屋太鳳


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■恋愛解禁でも胸キュンエピソードはまだなし

これまで「一人前の女優になるまで恋愛はしない」と決めてきた土屋だったが、今年2月に20歳の誕生日を迎えるにあたって少し方針を変更。同月にブログで「これから先は、一人前の女優に少しでも近づくために、人を好きになる気持ちも大切にしたいと思います」という考えを示したのが、"恋愛解禁"と話題を呼んだ。それでも胸キュンな出来事はまだ起こっていないらしい。土屋は「毎日お仕事に追われていて......。あっ、おいしいお肉を食べたときはキュンとします!」と無邪気な笑顔を浮かべた。

「まれ」に続いて再共演を果たした山崎のことは、俳優として尊敬の念を抱いているという。
「セリフ合わせに何回でも付き合ってくれるんです。自分ができていても『もう1回やる?』とずっと協力してくれる、とても思いやりのある方です。『ここをどう演じたら面白くなるかな?』という相談にも真摯に答えてくれますし......。あと『orange』でも共演して、あらためてすごい俳優さんだと感じました。表情や声だけではなく、まとっている空気から変えることのできる天才肌。でもそれだけ演技力や外見に恵まれているのに努力することの大変さも知っている人で、俳優としても人間としても尊敬しています」

山崎とは、もし次も共演するなら今度は時代劇がいいと盛り上がっている。『orange』の山内章弘プロデューサーは「ふたりは目で通じあっている」と語っているそうだが、土屋としては、『orange』の撮影に「まれ」を引きずった意識はない。

「お互い『まれ』は『まれ』でしっかり区切りをつけました。だからなんだろう......。『orange』の現場では、前世で会った人のような感覚でした。違う世界でまた偶然会って落ち着くみたいな。初めての不思議な感覚でしたね」

■姉の幼なじみが亡くなり、『orange』と出会った

もともと土屋は『orange』原作の読者だった。作品に出会ったのは高校生のときで、姉の幼なじみが亡くなるという出来事があったばかりだった。10年後の自分からの手紙をヒントに、死んでしまう運命の恋人を仲間たちと救おうとするというストーリーは、姉とその友人たちの姿と重なった。

「『orange』を読んで、大切な人を失う重さをあらためて知りました。生きていくということは、すごく素晴らしいことでもあるし、すごく大変なことでもある。今の時代は生きることに難しさを感じている人が多いと思いますし、災害で多くの命が失われてしまいました。私自身も最近、いつも通り明日が来るとは限らないと感じる出来事がありました。だからこそ作品の『命と今を大切にする』というメッセージは多くの方に響くんじゃないでしょうか」

ただ原作のファンだからこそ、ヒロイン・高宮菜穂に起用されたときは緊張を覚えた。

「人気原作なので、『うわー! 私!?』と(笑)。この難しいテーマを、高校生のキラキラした部分と26歳の切なくて辛い部分と両方の演技から伝えきることができるのかなという不安もありました。でも絶対伝える! という覚悟で、気を引き締めて演じさせていただきました」

■土屋太鳳の10年前/10年後

朝ドラヒロインという大役を果たし、演技の成長を感じる部分はあるかとたずねたら、意外にも土屋は「正直ありません」と照れ笑いを浮かべた。

「自分ではわからなくても、なにか成長していたらいいなとは思いますけど......。ただ演技はやればやるほど難しさを感じます。だから今は、階段を上っていっているというよりは、いろんな壁にぶち当たりながら必死にあがいているという感覚なんです」

ところで『orange』は、"10年後の自分からの手紙"が大きな鍵となる物語。土屋の10年後の展望、また10年前の自分に手紙を送るとしたらどのようなものになるのだろうか?

「10年後はやっぱり大切な人と大切な時間を大切に生きていてほしいな。大切な人というのは恋愛に限らず家族や友人、お仕事で出会った方も含めての話で、縁や感謝を大切にしていてほしいです。女優としては......どうなっているんでしょうね?(笑) 目標はもちろんありますが、今はまだまだスタート地点なので、うーん......! とにかく今はあがくことに必死。でも女優は続けていたいです」

では10年前の自分に伝えたいことは?

「反省はたくさんありますけど、いろんな方の支えがあって、ありがたいことに後悔しない時間を生きていくことができました。なので10年前の自分には、これからいろいろ辛いこともあると思うけど、愛情や感謝を忘れずそのまま進んで! と伝えてあげたいです」
 それから、ものすごく現実的なことですが、「あまり筋肉はつけすぎないで。筋肉をつけすぎると背が伸びないよ!」と伝えたいです(笑)。小さいころからずっとスポーツをしてきたのですが、小学校6年生の時に筋肉をつけすぎると背が伸びないと知って......気付いた時にはもう遅かったんです(笑)。


土屋は、言葉をひとつずつ吟味しているような、ゆっくりとした語り口が印象的。その場しのぎの答えにしない姿勢は、ひとつひとつの仕事をやはり"縁"としてとらえているからだろうか。女優としての目標はまだまだヒミツなようだが、謙虚な彼女が自信を抱いたとき、その夢は明かされるのかもしれない。

orange-オレンジ- 予告編映像>>



◆土屋太鳳(つちや・たお)
1995年2月3日生まれ、東京都出身。身長155cm。現在放送中のTBS系ドラマ「下町ロケット」にも阿部寛演じる主人公の娘・佃利菜役で出演中。

(取材・文/原田美紗@HEW
(写真:トレンドニュース)

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