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藤田ニコルのブレイクをきっかけに、読者モデル界隈(かいわい)が盛り上がりを見せている。ぺこ(オクヒラテツコ)&りゅうちぇるのカップルや絶食系男子・モデル、とまんといったニューフェイスが続々バラエティに進出しているが、このネクストブレイク候補たちをくくる重要キーワードが"原宿"だろう。

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オクヒラテツコ(ぺこ)/Tetsuko Okuhira(PECO) and りゅうちぇる/Ryucheru, Dec 08, 2015 : フリマアプリ「メルカリ」のイベント=2015年12月8日撮影
写真:毎日新聞デジタル/アフロ


■超セレブにちぇるちぇるランド出身......強烈すぎるネクストブレイクたち

現在バラエティタレントとして活躍しはじめた読モの筆頭といえば、ぺことりゅうちぇる。ぺこことオクヒラテツコは、藤田ニコルも名を連ねる"カリスマモデル4天王"のひとりと言われており、その恋人がりゅうちぇるだ。始めはぺこが人気モデルとして、さらに「実家は220坪の10LDKで、高級ブランドバッグを数十個所有」というセレブキャラで先にバラエティに登場したが、やがてりゅうちぇるとカップルで仕事をするように。りゅうちぇるも「ちぇるちぇるランド出身のちぇるりんぱ人」を自称する、ぺこに負けず劣らずの強烈キャラで、ふたりセットでバラエティにイベントにと露出を増やし、バラエティタレントとしてめきめき頭角を現してきている。

そして最近発掘されたばかりなのが、"年齢や性別は非公開"というミステリアスキャラの、ぺえ。12月5日放送の日本テレビ系「マツコ会議」での性別不明ぶりで爪痕を残し、13日放送のフジテレビ系「芸能人つまずきビッグデータ」でゴールデン番組出演を果たした。また同じく「芸能人つまずきビッグデータ」に出演していたとまんは、今年9月に日本テレビ系「解決!ナイナイアンサー」に出演した際の「食欲、性欲、睡眠欲がない。"美欲"はある」「(キレイさが)みんな足りないなと思う。自分(のレベル)に達してない」というナルシスト発言が、ネット上で広く注目を集めた。

彼らの多くはカラフルな服に身を包み、髪も金髪どころかピンク色など、スタジオのどこにいようが目に留まるド派手なファッション。また男性もメイクやネイルを施していたりと、こういったジェンダーレスで、アニメや映画の世界から飛び出してきたかのような服装を原宿系と呼ぶのだという。

■ギャルがおとなしくなり、時代は原宿へ?

人気と使い勝手の良さからテレビ業界で重宝される読モたちだが、これまで読モタレントといえば、益若つばさ、小森純、舟山久美子といったギャル、いわば"渋谷"系の勢力が強かった。彼女たちがテレビに進出してきた頃は、巻きまくった明るいカラーの髪に濃いアイメイクと一目で「ギャル!」とわかる服装をしていたが、藤田ニコルのひとつ前、2011年頃にタレントとしてブレイクを果たした鈴木奈々になると、人気ギャルモデルといっても、いかにもなギャル系ファッションのイメージはほとんどない。この理由にはギャル系ファッションの"キレイめ"化が進んだことが挙げられる。

ギャル雑誌の代表格『Popteen』には黒髪のモデルも現在多く在籍し、メイクも過去に比べて随分とナチュラルになっている。また『egg』や『小悪魔ageha』といった人気ギャル雑誌が続々と休刊したことも記憶に新しく、"盛りまくり"のギャル系ファッション人気はこの頃下火らしい。かつてはギャル系読モがスタジオに登場しただけで共演者がリアクションしたものだが、現在のギャル系ファッションは、それほどインパクトがあるものではないのだ。

そんな渋谷系読モたちが失った"見た目の強烈さ"という武器を今も持ち続けているのが、原宿系読モなのだろう。彼らはひな壇に座っているだけで「あいつはなんだ?」という存在感をファッションで放ち、さらに独特すぎる服へのこだわりを聞いてくだけでひとつ企画が生まれてしまう。

また木下優樹菜や今井華のような渋谷的な明るいノリのタレントは、いささか出尽くしてしまった感じもある。現在の原宿系読モブームの兆しは、「よりチャラい、よりハイテンションなギャルを探すよりは、いっそ河岸を変えてユニークなキャラを探したほうがいい」という芸能界全体の動きもあるのかもしれない。

2016年のバラエティ番組は原宿系読モが席巻するか。スターがひとり誕生したとき、ブームは本格化しそうだ。

(文/原田美紗@HEW

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