ここから本文です

数多くのお笑い芸人がブレイクのためにしのぎを削るなか、「ピカソより~普通に~ラッセンが好き~!!」といった"捧(ささ)げる歌"ネタでぬるっとブレイクを果たしたお笑い芸人、永野。以前から永野は「カルト芸人」と呼ばれており、俳優の斎藤工やAKB48の小嶋陽菜などのファンを持ちつつも、知る人ぞ知るアングラ芸人の立ち位置にいた。芸歴は今年で21年、現在の年齢は41歳と少々遅咲きの永野だが、昨年から「アメトーーク!」や「とんねるずのみなさんのおかげでした」などに出演し、自身でもブレイクの波を感じてきたのだとか。毒舌家らしい過激な口調で、現在のブレイクについて話をしてくれた。

サムネイル

(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


■不遇の21年間

「お笑いを始めたきっかけは、当時お笑いがはやっていたから。ただそれだけなんです。今だったらこんな職業絶対やってなかった。HIPHOPやってたと思います。芸人やっていても、何も楽しくなかったです。売れる前はずっとバイトしていたし、世間の目も冷たかった。2、30代のころは、もう少し『やるぞ』って気概があったかもしれないですけれど、40代になったころはもうわけわかんなくなってましたよ。だからこうやってテレビで取り上げてもらえるのはもうラッキーって感じです。全く想像していなかったですね。

サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


捧(ささ)げる曲のネタができたのは今から3~4年前です。このネタが短いのも、もう歌詞とか覚えるのがめんどくさかったからなんですよ。展開のある歌ネタが恥ずかしかったっていうのもあったけど。BGMも10分位で作ったものなんです。最初は腰を振ったり、テンション高めでネタをやることに抵抗があって、強い酒を飲んでからやってたんですよ(笑)。途中から『もう振り切らないと駄目だな』と思ってはっちゃけました。その結果が今のスタイルです」

サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


■ただただウケを狙っているだけ

「僕、ネタを作るときは、真剣に机に向かって......ってタイプじゃないんですよ。捧(ささ)げる歌のネタにはラッセンのほかに『ケーキより~普通に~塩辛が好き~!!』っていうタイプのものもあるんですけど、聞いた人が『でも実際そうだよね』ってなることを言ってます。ラッセンに関しては、『バカにしてるんでしょ?』って言う人もいるんだけど、そうじゃないんですよ! だって自分が寝ているとして、突然起こされて、目の前にゴッホとピカソとラッセンの絵があって『どれがいい?』って聞かれたら、ラッセンを指さしそうじゃないですか(笑)。それで、起きてちょっとお茶飲んでから、やっぱりピカソ、あるいはゴッホを選びそうだなと思って......。そういう正直な気持ちがネタになっています。

僕はめちゃくちゃ素直なんですよ。それから、何か芸をするというよりもずっとウケを狙い続けているんですね。だからちゃんとしたお笑いのルールというか、ネタ作りのうえでの伝統、しきたりみたいなものを大切にする人からしたら嫌なやつに見えるかもって思いますね。でもね、もう最近は周りを気にするのもどうでもよくなってきました。ウケ狙いでもそうじゃなくても、見ている人が笑ってくれればそれでいいと思うんですよね。とんねるずさんと仕事もできたし......」

サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


■ブレイクを経て商業主義者に!?

「『こんなにテレビで見られるようになると思わなかった』っていうのは皆に言われます。昔からの知り合いとかには『奇跡だ』とまで言われました。ブレイクしたことによって『手の届かないところに行っちゃった』って悔しがる人もいるんですけれど、そんなやつの手は蹴り飛ばしたいですね。売れた今となっては事務所のライブも出なくなっちゃったし。嫌なやつだって思われてもどうでもいいんですよ! 本当にお金、商業主義者に変わった。

サムネイル
(GYAO! トークバラエティ「ぶるぺん」出演 永野)


だって、テレビに出るようになったからって、態度を変えてくるやつとかもいるんですよ。自称同級生から事務所に連絡が来たり、成功にあやかろうとして名前も覚えてない昔の知り合いらしき人から連絡が来たりとか。そういうやつにはこっちも態度変えてやりましたよ!! 今更連絡取りたがって、ざまあみやがれって思いました。『馴れ馴れしく近づくんじゃねえ! お前たちがこの20年間一体何をしてくれたんだ』って思って......。普通の芸人さんは売れたら恐縮するじゃないですか。でも僕の場合は売れてから以前より嫌なやつになりました。だけどそんなの関係ないですよね、金があれば(笑)」

「僕はもう商業主義者です!!」そういって小憎い顔で笑う永野。彼の人気の秘密は、ちょっと過激な発言の危うさにあるのかもしれない!?

(取材・文/おきざきみあ@HEW
(写真:トレンドニュース)

◆永野(ながの)
1974年9月2日生まれ。宮崎県出身。2015年から「捧(ささ)げる歌」などのネタでじわじわと人気が広がる。昨年12月に放送された「とんねるずのみなさんのおかげでした」では、税込み62万円のラッセンの絵を購入した。『永野』オリジナルDVDは発売日未定なものの予約受付中。座右の銘は放送作家・高田文夫氏からもらった「人生頼りがち」。

トレンドニュース「視線の先」 ~築く・創る・輝く~
エンタメ業界を担う人が見ている「視線の先」には何が映るのか。
作品には、関わる人の想いや意志が必ず存在する。表舞台を飾る「演者・アーティスト」、裏を支える「クリエイター、製作者」、これから輝く「未来のエンタメ人」。それぞれの立場にスポットをあてたコーナー<視線の先>を展開。インタビューを通してエンタメ表現者たちの作品に対する想いや自身の生き方、業界を見据えた考えを読者にお届けします。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
>> 永野が出演する、GYAO配信番組「ぶるぺん」

2015年ブレイク芸人が新ネタ披露! ぶるぺん(00:01:07)>>


カルト芸人がブレイクで貯金が100倍に ぶるぺん(00:03:25)>>


大金をつかむ手相「億万長者ライン」とは ぶるぺん(00:02:24)>>


その他の出演番組>>

・カルト芸人がブレイクして後輩に変化が
・若手芸人が石橋貴明の誕生会に参加した結果
・ブレイク芸人・永野は一発屋で終わるのか?
・ブレイク芸人・永野がキャラチェンジ宣言

Facebookコメント
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。
PR

最新記事

rss

もっと見る

本文はここまでです このページの先頭へ